東寺講堂・東寺見どころ

東寺講堂

●東寺講堂は1940年(明治15年)10月14日に国の重要文化財に指定されました。
●東寺講堂は平安時代前期の823年(弘仁14年)から建立が始まり、839年(承和6年)に完成しました。しかし室町時代後期の1486年(文明18年)の土一揆によって金堂・南大門などとともに焼失し、1491年(延徳3年)に最優先で再建されました。なお東寺は境内が南北約515メートル・東西約255メートルの長方形で、東西南北約255メートルのほぼ正方形の中に大伽藍が建立され、講堂はその中心に位置しています。
一般的に講堂は僧侶が経典の講義や説教などをする堂塔です。講堂は通常、中国・唐時代の伽藍配置に倣って、金堂(本堂)の背後に建立されています。ちなみに講堂は禅宗寺院では法堂(はっとう)とも言われています。講堂は奈良時代に建立が始まり、鎌倉時代以後にはほとんど建立されなくなったが、禅宗寺院で仏殿の背後に法堂として建立されました。講堂は奈良時代に建立された唐招提寺(とうしょうだいじ)の講堂や平安時代に再建された法隆寺(ほうりゅうじ)の大講堂がよく知られています。講堂で講義する際には本尊を安置し、講師が本尊に向かい、礼盤(らいばん)に座って講義を行いました。なお講堂は多くの僧侶が参集することから金堂よりも大きく建立されるが、装飾性は少い堂塔です。
●東寺講堂には一般的に立体曼荼羅(まんだら)とも言われる羯磨曼荼羅(かつままんだら)が大日如来(だいにちにょらい)を中心とした二十一尊で表現されています。須弥壇中央に真言密教の教主・大日如来を中心とする5体の五智如来像(阿しゅく如来(あしゅくにょらい)・宝生如来(ほうしょうにょらい)・不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)・阿弥陀如来(あみだにょらい))、向かって右側(東方)に金剛波羅密多菩薩(こんごうはらみたぼさつ)を中心とする5体の五大菩薩(金剛薩た菩薩(こんごうさったぼさつ)・金剛宝菩薩(こんごうほうぼさつ)・金剛業菩薩(こんごうごうぼさつ)・金剛法菩薩(こんごうほう))、向かって左側(西方)には不動明王(ふどうみょうおう)を中心とした5体の五大明王像(金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)・降三世明王(ごうざんぜみょうおう)・大威徳明王(だいいとくみょうおう)・軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)が安置されています。また須弥壇の四方には警護するように多聞天(たもんてん)・梵天(ぼんてん)・持国天(じこくてん)・広目天(こうもくてん)・帝釈天(たいしゃくてん)・増長天(ぞうちょうてん)も安置されています。
曼荼羅は仏・菩薩(ぼさつ)などを体系的に配列して図示し、仏の悟りの境地である宇宙の真理を表したものです。曼荼羅には胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)・金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら・大悲胎蔵曼荼羅)・両界曼荼羅(りょうかいまんだら)などがあります。
東寺見どころ

ページ上部へ戻る