東寺大師堂(御影堂)・東寺見どころ

●東寺大師堂(御影堂)は1898年(明治31年)12月28日に国の重要文化財、1958年(昭和27年)2月8日に国宝に指定されました。
●東寺大師堂(御影堂)は真言宗(しんごんしゅう)の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)の住房(じゅうぼう)が起源です。弘法大師・空海は講堂の立体曼荼羅を構想し、造営工事の指揮を執りました。大師堂は後堂(うしろどう)・前堂(まえどう)・中門(ちゅうもん)から構成され、南北朝時代の1379年(康暦元年)の火災によって後堂が焼失し、1380年(天授6年・康暦2年)に後堂が再建され、1390年(元中7年)に前堂・中門が増築されました。
弘法大師・空海は奈良時代の774年(宝亀5年)に讃岐国多度郡屏風浦(香川県善通寺市)で父・佐伯直田公(さえきのあたいたぎみ)と母・阿刀大足(あとのおおたり)の妹の間に生まれました。ただ正確な誕生日は明確ではありません。真言宗では空海が唐の高僧で、三蔵法師(さんぞうほうし)の一人である不空三蔵(不空金剛・ふくうこんごう)の生まれ変わりと考えられていることから誕生日は不空三蔵の入滅の日である6月15日とされています。空海は讃岐から15歳で京都に上京し、804年(延暦23年)に遣唐使として唐に渡り、真言密教を日本に伝えて真言宗の開祖になったり、日本最初の私立学校・綜芸種智院を創立したりしました。その後空海は835年(承和2年)3月21日に高野山で亡くなりました。
一般的に住房は僧侶が普段日常生活している部屋です。
一般的に御影堂は寺院の開基(かいき)・開山(かいさん)や宗祖の像を安置した堂塔です。御影堂は奈良時代頃から開山の没後に敬慕の心を込めて建立されるようになりました。御影堂は祖師堂(そしどう)・開山堂などとも言われています。
●東寺大師堂(御影堂)は後堂に弘法大師・空海の念持仏(ねんじぶつ)とされる不動明王坐像(国宝)、前堂に弘法大師坐像(国宝)を安置しています。
不動明王は真言密教の教主・大日如来(だいにちにょらい)の化身とも言われています。大日如来が衆生を教化する際、通常の姿では教化できないので、忿怒相(ふんぬそう)をもって現れたとされています。不動明王は背に火炎を背負い、右手に悪を断ち切る剣、左手に救済の索を持ち、全ての悪と煩悩を抑え、全ての生あるものを救うと言われています。不動明王は五大明王(降三世明王・軍荼利明王・大威徳明王・金剛夜叉明王)のひとつです。なお不動明王はサンスクリット語のアカラ(阿遮羅) を漢訳したものです。なお大日如来は平安時代前期に弘法大師・空海が密教とともに唐から日本に伝えました。
一般的に念持仏は個人が日常身に付けたり、身辺に置いたりして拝む仏像です。念持仏は小型の場合が多く、単に持仏とも、内仏(うちぼとけ)とも言われています。なお法隆寺(ほうりゅうじ)の橘夫人(第45代天皇・聖武天皇の光明皇后の母)念持仏が日本最古と言われています。
東寺見どころ

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