祇園祭と室町幕府4代将軍・足利義持

祇園祭と室町幕府4代将軍・足利義持(あしかがよしもち)

祇園祭は平安時代前期に創始されて1,100年以上の歴史があり、その歴史の中で著名人などが見物した記録が残されています。室町幕府4代将軍・足利義持は1419年(応永26年)6月14日と1425年(応永32年)6月14日に桟敷で祇園祭を見物しています。

【祇園祭 日程】
祇園祭は7月1日の吉符入(きっぷいり) から7月31日の疫神社(えきじんじゃ)の夏越祭(なごしさい)までの7月1ヶ月に渡って行われます。
祇園祭2024日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)

【祇園祭 歴史・簡単概要】
祇園祭(ぎおんまつり)は平安時代前期の869年(貞観11年)に全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が神泉苑(しんせんえん)に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来(やくしにょらい)の化身とされる牛頭天王を祀り、更に牛頭天王を主祭神とする八坂神社から3基の神輿を送り、病魔退散(びょうまたいさん)を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。970年(天禄元年)から毎年に行われるようになりました。
祇園祭歴史年表・由来(869年~)

【祇園祭と室町幕府4代将軍・足利義持(あしかがよしもち)】
祇園祭は平安時代前期に創始されて1,100年以上の歴史があり、その歴史の中で天皇(上皇・法皇)・貴族・将軍・武将などが見物した記録が残されています。室町幕府4代将軍・足利義持(あしかがよしもち)は室町時代中期に権大外記(ごんのだいげき)・中原康富(なかはらのやすとみ)が記した「康富記(やすとみき)」によると1419年(応永26年)6月14日に管領亭の桟敷、「花営三代記」によると1425年(応永32年)6月14日に細川右京大夫入道亭の桟敷(三条富小路)で祇園祭を見物しています。1419年(応永26年)6月14日には山・鉾が巡行した記録が残されています。
足利義持は伏見宮貞成親王(ふしみのみやさだふさしんのう)が記した「看聞日記(かんもんにっき)」1423年(応永30年)6月7日条に「祇園会(祇園祭)、高麗人々被見云々、去月自高麗進物数万貫・一切経等渡之、使節於宝幢寺室町殿(足利義持)有正看云々、」、頭書に「後聞、唐人(高麗人)不見物云々、」と記され、回礼使・朴煕中ら高麗人に祇園祭を見物させようとしたが、実際には見物しませんでした。足利義持は見物を許可したが、撤回したとも言われています。(諸説あり)ちなみに朴煕中は宝幢寺(ほうどうじ)を訪れて足利義持に謁見し、銭数万貫・仏典の「一切経(いっさいきょう)」などの進物を献じました。足利義持は朴煕中らの帰国に合わせ、圭籌知客・梵齢蔵主を派遣して「大般若経(だいはんにゃきょう)」の版木を求めました。ちなみに足利義持は父で、室町幕府3代将軍・足利義満(あしかがよしみつ)と不仲で、1419年(応永26年)に父が進めた日明貿易の相手国である明(中国)との国交を断絶していました。
宝幢寺は1380年(天授6年・康暦2年)に室町幕府3代将軍・足利義満が普明国師・春屋妙葩を開山として創建し、興聖寺と号していました。宝幢寺は禅寺十刹の第5位に列せられる大寺だったが、応仁の乱で廃絶し、残った宝幢寺の塔頭・鹿王院が寺籍を引き継ぎました。その後寛文年間(1661年~1673年)に酒井忠知が再興しました。

【足利義持 祇園祭】
足利義持は1386年3月12日(元中3年・至徳3年2月12日)に室町幕府3代将軍・足利義満と側室・藤原慶子の子として生まれました。異母兄に尊満と早世した宝幢若公がいたが、嫡男として扱われました。1394年(応永元年)に父から将軍職を譲られ、9歳で将軍に就任し、また同日に元服して正五位下・左近衛中将に叙任されました。ただ幼年の為に父が政務を執りました。1395年(応永2年)に従四位になり、その後急速に昇叙し、1402年(応永9年)に従一位になり、1406年(応永13年)に右大将を兼務しました。父と不仲で、父が異母弟・足利義嗣を偏愛し、一時地位が危ぶまれました。1408年(応永15年)に父が亡くなり、1418年(応永25年)に上杉禅秀の乱に加担した足利義嗣を殺害しました。また1419年(応永26年)に父が進めた日明貿易の相手国である明(中国)との国交を断絶しました。足利義持は父に太上法皇の称号を贈ろうとする朝議を辞しました。1423年(応永30年)に嫡子・足利義量に将軍職を譲て足利氏の菩提寺・等持院で出家しました。ただ1425年(応永32年)に足利義量が急死すると再び政務を執りました。なお足利義持は1428年(応永35年)2月3日に亡くなりました。足利義持には嫡男がなく、後継者を指名しなかったことから次期将軍は前代未聞のくじ(神判)で決定されました。

【祇園祭と室町幕府4代将軍・足利義持(あしかがよしもち) 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
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