曼殊院小書院・曼殊院見どころ(修学旅行・観光)

曼殊院小書院

●曼殊院小書院は1937年(昭和12年)7月29日に国の重要文化財に指定されました。
●曼殊院小書院は江戸時代前期の1656年(明暦2年)に建立されました。小書院は大書院とともに瀟洒(しょうしゃ)で、軽快な書院で、桂離宮(かつらりきゅう)の新御殿や西本願寺(にしほんがんじ)の黒書院とともに数奇屋風書院の代表的な建物とされています。小書院には主要室である黄昏(たそがれ)の間・八畳の富士の間があり、境の欄間に透かし彫りや富士山を象った七宝製の釘隠しがあります。黄昏の間は七畳に台目畳二畳の上段を備え、床(とこ)・棚(たな)・付書院があり、床脇の棚は多種の木材を組み合わせ、曼殊院棚と知られています。小書院西側は二畳の茶立所・無窓の席などいくつかの小部屋に分かれ、茶室として使用できるようになっています。ちなみに小書院北側には茶室・八窓軒が付属しています。「八窓」はお釈迦様の生涯における八つの主要な出来事のことである八相成道(はっそうじょうどう)に因んでいます。
曼殊院棚は5枚の棚と2つの袋戸棚(ふくろとだな)を組み合わた書棚の造り付けです。曼殊院棚には柿(かき)・桑(くわ)・欅(けやき)・栃(とち)・楓(かえで)など約10種の樹木を用いて精妙に作られています。ちなみに天下の三棚は修学院離宮の霞棚・桂離宮新御殿の桂棚・醍醐寺三宝院の醍醐棚です。
●曼殊院小書院は桁行約10.0メートル・梁間約8.9メートルで、北面切妻造(きりづまづくり)・南面寄棟造(よせむねづくり)のこけら葺(こけらぶき)です。
切妻造は屋根の最頂部の棟(むね)から両側に葺き下ろし、その両端を棟と直角に切った屋根の形式です。切妻造は本を開いて伏せたような形で、平行な面を平(ひら)、棟と直角な面を妻(つま)と言います。切妻造は古くは真屋(まや)とも言われ、伊勢神宮(いせじんぐう)・出雲大社(いづもたいしゃ)などの社殿に採用されています。ちなみに四方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟造(よせむねづくり)よりも格式が上とも言われています。なお切妻造は世界各地で見られる屋根の形式です。
寄棟造は四方向に傾斜する屋根面を持つ屋根の形式です。寄棟造は大棟(おおむね)の両端から四方に隅棟(すみむね)が降り、2つの台形と2つの二等辺三角形で構成されます。いずれも奈良県の東大寺の大仏殿や正倉院(しょうそういん)・唐招提寺(とうしょうだいじ)の金堂が代表例です。
こけら葺は木材の薄板を使って屋根を葺く方法です。こけら葺は板葺(いたぶき)の一種です。板葺では板厚が2~3ミリの場合にこけら葺、板厚が4~7ミリの場合に木賊葺(とくさぶき)、板厚が1~3センチの場合に栩葺(とちぶき)と言われています。板葺にはヒノキ・サワラ・スギ・エノキ・トクサ・クヌギなどが用いられます。板葺は古墳時代から屋根に用いられるようになったとも言われ、茅葺(かやぶき)に次いで古いとも言われています。
曼殊院

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