天龍寺の見どころ解説-修学旅行・観光の簡単まとめ

天龍寺庭園・天龍寺見どころ

天龍寺の見どころ解説

天龍寺の見どころを簡単にまとめてポイント解説します。見どころには夢窓疎石が作庭した最大のハイライトである美しい曹源池庭園(特別名勝・史跡)や法堂と雲龍図(八方睨みの龍)・大方丈と小方丈などがあります。なお天龍寺の見どころ解説では修学旅行・観光を満喫できるように文化財(国宝・重要文化財・名勝・史跡)を中心に解説しています。(個別解説下記参照)

天龍寺歴史(起源・・・)

【庭園の徹底解説-天龍寺】★修学旅行・観光

天龍寺で絶対に見逃せない、必ず見るべき存在が曹源池庭園です。曹源池庭園は「都林泉名勝図会(みやこりんせんめいしょうずえ)」に紹介されている古くからの観光名所で、世界遺産・天龍寺の最大のハイライト・目玉です。曹源池庭園には梅・カエデなどが分布し、四季折々に美しい光景を眺められます。紅葉シーズンは特に美しく、言葉を失うような圧巻の絶景が見られます。曹源池庭園はインスタ映えします。

  • 概要・・・庭園(特別名勝・史跡)には前庭・曹源池庭園(そうげんちていえん)があります。前庭は勅使門(ちょくしもん)から法堂(はっとう)に至る境内の中央にあり、放生池(ほうじょうち)を中心とした庭園です。曹源池庭園は大方丈に面した曹源池(心字池(しんじいけ))を中心とした池泉回遊式庭園です。また曹源池庭園は大堰川(おおいがわ・桂川)の向こうに位置する標高約381.5メートルの嵐山(あらしやま)、西側に位置する亀山(かめやま)・愛宕山(あたごやま)を借景にした借景式庭園でもあります。
  • 曹源池庭園・・・曹源池庭園は面積約1,200坪(約4,000平方メートル)で、中央に登龍門(とうりゅうもん)の故事になぞらた龍門の滝(りゅうもんのたき)に見立てた2枚の巨岩があり、鯉魚石(りぎょせき)が通常の滝の下ではなく、横に置かれています。また釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)・普賢菩薩(ふげんぼさつ)・文殊菩薩(もんじゅぼさつ)から構成された三尊石(さんぞんせき)・坐禅石(ざぜんいし)・石橋・鶴島・亀島などもあります。なお曹源池庭園には蝋梅(ろうばい)・梅・シャクナゲ(石楠花)・カエデなども分布しています。
  • 歴史・・・曹源池庭園は天龍寺開山である夢窓国師・夢窓疎石が最晩年に作庭したと言われています。夢窓疎石は作庭を修行だった考えていたそうです。なお曹源池庭園は第60代・醍醐天皇の皇子・前中書王兼明親王の山荘にあった池泉を改修したとも言われています。
  • 由来・・・曹源池庭園の名称は夢窓国師・夢窓疎石が池の泥をあげた際、池の中から「曹源一滴(そうげんのいってき)」と刻まれた石碑が現れたとこに由来しています。「曹源一滴水」は正しい源から流れ出る真実の禅を意味しています。
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【法堂・雲龍図の徹底解説-天龍寺】★修学旅行・観光

天龍寺で見逃せない、見るべき存在が法堂です。法堂には直径約9メートルの二重円内に雲龍図「八方睨みの龍」が描かれている天龍寺のハイライトです。法堂では雲龍図の大きさに圧倒されます。チャンスがあれば、鑑賞しましょう。

  • 概要・・・法堂は須弥壇(しゅみだん)に本尊・釈迦三尊(しゃかさんぞん)像、後の壇に光厳上皇(北朝初代・光厳天皇(こうごんてんのう))の位牌(いはい)、天龍寺開山である夢窓疎石像や天龍寺開基である足利尊氏像を安置しています。法堂には天井に日本画家・加山又造(かやままたぞう)が描いた雲龍図(うんりゅうず)「八方睨みの龍(はっぽうにらみのりゅう)」があります。ちなみに法堂にはかつて日本画家・鈴木松年(すずきしょうねん)が描いた雲龍図がありました。
  • 歴史・・・法堂は江戸時代後期に雲居庵禅堂(うんごあんぜんどう・選佛場(せんぶつじょう))として建立され、明治時代に雲居庵禅堂を移して再建されました。雲居庵ではかつて開山・夢窓疎石が退隠していました。ちなみに法堂は1864年(元治元年)に禁門の変(きんもんのへん・蛤御門の変(はまぐりごもんのへん))で焼失しました。
  • 様式・・・法堂は屋根が寄棟造(よせむねづくり)の桟瓦葺(さんがわらぶき)です。
  • 雲龍図・・・雲龍図は1997年(平成9年)に法堂移築100年・夢窓国師650年遠諱記念事業として、日本画家・加山又造が描きました。雲龍図は縦約10.6メートル・横約12.6メートルの天井に厚さ約3センチのヒノキ(桧)板159枚を張って漆(うるし)を塗り、その上に更に白土を塗り、直径約9メートルの二重円内に「八方睨みの龍(はっぽうにらみのりゅう)」が描かれています。
  • 豆知識・・・一般的に雲龍図には雨を呼ぶ水神の龍が仏法の教えを雨のように降らす意味があると言われています。また水神の龍が寺院を火から守る意味も込められています。

【方丈の徹底解説-天龍寺】★修学旅行・観光

天龍寺で見逃せない、見るべき存在が方丈です。方丈は前に曹源池庭園が作庭されている天龍寺のハイライトです。曹源池庭園だけに目を奪われず、襖絵なども鑑賞しましょう。

  • 概要・・・方丈は大方丈と小方丈(書院)に分かれ、大方丈西側(裏側)が曹源池庭園に面しています。大方丈は中央の48畳敷きの室中に本尊・釈迦如来(しゃかにょらい)坐像(重要文化財)を安置しています。大方丈には第8代管長・関牧翁(せきぼくおう)老師の扁額(へんがく)「方丈」が掛けられています。また日本画家・物外道人(もつがいどうじん)が描いた雲龍の襖絵(ふすまえ)も飾られています。小方丈は法要や来客の接待などに使われています。
  • 歴史・・・大方丈は1899年(明治32年)に再建され、小方丈は1924年(大正13年)に再建されました。
  • 様式・・・大方丈は屋根が入母屋造(いりもやづくり)の桟瓦葺です。大方丈は正面・奥行が正面約30メートル・奥行き約20メートルです。正面と背面に幅広い広縁(ひろえん)が巡らせたれ、その外に落縁(おちえん)も巡らせたれています。大方丈は山内で最大の建物です。
  • 仏像・・・本尊・釈迦如来坐像は平安時代後期に造仏され、山内で最古の仏像です。8度の火災から焼失を免れました。釈迦如来坐像は像高約88.5センチで、かつて漆箔(うるしはく)でした。

【庫裏(台所・寺務所)の簡単解説-天龍寺】

  • 概要・・・庫裏(くり)は台所と寺務所の機能を持つ建物で、方丈・客殿と棟続きになっています。庫裏は伽藍を守る護法神・韋駄天(いだてん)像が安置されています。また玄関に住職・平田精耕(ひらたせいこう)が描いた達磨(だるま)図の大衝立(ついたて)が置かれています。なお達磨(菩提達磨(ぼだいだるま))はインド人仏教僧で、臨済宗(りんざいしゅう)など中国禅宗の開祖とされています。
  • 歴史・・・庫裏は1899年(明治32年)に建立されました。
  • 様式・・・庫裏は屋根が切妻造(きりづまづくり)です。庫裏には屋根に煙出し櫓(ろう)があり、白壁を縦横に区切り、曲線の梁(はり)が用いられています。

【後醍醐天皇を祀る多宝殿の簡単解説-天龍寺】

  • 概要・・・多宝殿は前方の階段付き向拝(こうはい)を持つ拝堂(はいどう)と後方の祠堂(しどう)を相の間で繋いだ建物です。多宝殿は祠堂に南朝初代で、第96代・後醍醐天皇の木像を安置しています。また両側に歴代天皇の尊牌も祀られています。なお多宝殿周辺に紅白の枝垂梅や枝垂桜が植えられ、春に美しい彩りを添えます。
  • 歴史・・・多宝殿は1934年(昭和9年)に第7代管長・関精拙(せきせいせつ)老師が再建しました。
  • 様式・・・多宝殿は鎌倉時代頃の様式で、屋根が入母屋造の檜皮葺(ひわだぶき)です。多宝殿は南朝(吉野行宮(よしののあんぐう))にあった紫宸殿(ししんでん)を模したとも言われています。
  • 豆知識・・・多宝殿ではかつて亀山上皇(第90代・亀山天皇)の離宮が営まれ、第96代・後醍醐天皇の学問所だった場所と言われています。

【龍門亭(精進料理)の簡単解説-天龍寺】

  • 概要・・・龍門亭(りゅうもんてい)は南北朝時代の1346年(興国7年・貞和2年)に天龍寺開山である夢窓国師・夢窓疎石が選んだ「十境」に数えられた龍門亭を再現したものです。龍門亭では篩月(しげつ)謹製の精進(しょうじん)料理を食べることができます。(要確認)精進料理は平安時代・鎌倉時代に禅宗の僧が中国から修得し、日本に伝えたとも言われています。
  • 歴史・・・龍門亭は2000年(平成12年)に夢窓国師650年遠諱記念事業として建てられました。
  • 豆知識・・・「十境」は普明閣(ふみょうかく)・絶唱谿(ぜっしょうけい)・霊庇廟(れいひびょう)・曹源池・拈華嶺(ねんげれい)・渡月橋(とげつきょう)・三級巖(さんきゅうがん)・万松洞(ばんしょうどう)・龍門亭・亀頂塔(きちょうとう)です。

【勅使門の簡単解説-天龍寺】

  • 概要・・・勅使門(京都府指定文化財)は山内東端に建立されています。勅使門は天龍寺山内最古の建物です。勅使門は1815年(文化12年)・1864年(元治元年)の火災で焼失を免れました。
  • 歴史・・・勅使門は元々伏見城(ふしみじょう)の門として建てられ、その後御所に移されたと言われています。慶長年間(1596年~1615年)に御所の明照院の禁門(きんもん)になり、1641年(寛永18年)に天龍寺に移された言われています。
  • 様式・・・勅使門は四脚門(しきゃくもん)です。勅使門は屋根が切妻造の銅板葺(どうはんぶき)です。

【禅宗様の中門の簡単解説-天龍寺】

  • 概要・・・中門(京都府指定文化財)は大方丈の東側に建立されています。中門は親柱が棟木(むなぎ)を受ける禅宗様(ぜんしゅうよう)の門です。中門は山内では古い建物です。
  • 歴史・・・中門は慶長年間(1596年~1615年)に建立されたと言われています。
  • 様式・・・中門は四脚門です。中門は屋根が切妻造の本瓦葺です。

【茶室・祥雲閣の簡単解説-天龍寺】

  • 概要・・・茶室・祥雲閣(しょううんかく)は多宝殿に向かう廊下の右側にあります。祥雲閣は表千家(おもてせんけ)の書院形式の茶室・残月亭(ざんげつてい)を写した茶室です。
  • 歴史・・・祥雲閣は1934年(昭和9年)に多宝殿を建立した際の記念事業として建てられました。

【茶室・甘雨亭の簡単解説-天龍寺】

  • 概要・・・茶室・甘雨亭(かんうてい)は多宝殿に向かう廊下の右側にあります。甘雨亭は4畳半台目の茶室です。甘雨亭の名称は裏千家14代・淡々斎(たんたんさい)が命名しました。
  • 歴史・・・甘雨亭は祥雲閣と同じく、1934年(昭和9年)に多宝殿を建立した際の記念事業として建てられました。

【八幡社(鎮守社)の簡単解説-天龍寺】

  • 概要・・・八幡社は天龍寺の鎮守社です。八幡社は八万大菩薩(はちまんだいぼさつ・八幡神)を祀っています。なお八幡社は「十境」に数えられた霊庇廟です。
  • 歴史・・・八幡社は南北朝時代の1344年(興国5年・康永3年)に夢窓国師・夢窓疎石の霊夢によって建立されたと言われています。八幡社はかつて亀山山頂に祀られていたが、1875年(明治8年)に現在の場所に移されました。1937年(昭和12年)に増改築されました。

【百花苑の簡単解説-天龍寺】

  • 概要・・・百花苑(ひゃっかえん)は多宝殿から北門に向かう途中にあります。百花苑にはロウバイ(蝋梅)・梅・桜・アジサイ(紫陽花)・アセビ(馬酔木)・ハギ(萩)などの植物が植えられています。
  • 歴史・・・百花苑は1983年(昭和58年)に北門を建立した際に整備されました。

【眺望が美しい望京の丘の簡単解説-天龍寺】★修学旅行・観光

天龍寺で見逃せないのが望京の丘です。望京の丘はあまり知られていない存在だが、天龍寺山内だけでなく、京都市内も見ることができます。望京の丘はインスタ映えします。

  • 概要・・・望京の丘(ぼうきょうのおか)は境内裏にある小高い丘です。望京の丘は曹源池庭園から登ることができ、伽藍などを見ることができます。

●上記以外の見どころは下記リンクから確認することができます。
天龍寺見どころ(平和観音・愛の泉など)

【天龍寺見どころ 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・天龍寺(見どころ・アクセス・・・)ホームページ

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