銀閣寺見どころ-修学旅行・観光の簡単解説

銀閣寺見どころ

銀閣寺見どころ簡単解説

銀閣寺見どころポイントを簡単にまとめて解説しています。銀閣寺で見るべき銀閣(国宝)や庭園(特別名勝・特別史跡)などを解説しています。銀閣寺のハイライトである銀閣は2007年(平成19年)の科学的調査により、一度も銀箔が張られていなかったことが判明しています。(銀閣寺簡単解説下記参照)

【銀閣寺のチェックポイント】
銀閣寺のチェックポイントは銀閣寺の前身である東山山荘・東山殿を造営した室町幕府8代将軍・足利義政と応仁の乱です。東山殿は義政の弟・義尋が門跡を務めていた浄土寺が建立されていた場所で、応仁の乱で焼失しました。義政の時代には守護大名の家督争いや守護大名の対立が頻発し、徳政一揆や飢餓も頻発したが、義政は酒宴などの遊興に浸ります。その後義政とその正室・日野富子との間に男子が生まれていなかったことから弟・義尋(足利義視)を還俗させ、次期将軍になることが決定しました。その後日野富子が義政の嗣子(実子)・義尚を生み、義政の後継者争いなども要因になって応仁の乱が勃発して浄土寺が焼失し、その浄土寺跡に東山殿が造営されました。義政は応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))の最中に政争から逃避して度々大飲を繰り返し、1473年(文明5年)に西軍・山名宗全と東軍・細川勝元が相次いで亡くなると将軍職を嗣子・義尚に譲り、応仁の乱後の1482年(文明14年)から東山山荘・東山殿を造営し、1485年(文明17年)に出家しました。義政は風雅な生活に入って東山殿と称され、東山殿などを中心に絵画(水墨画)・茶の湯(お茶)・連歌・猿楽(能)・いけ花(華道)・聞香(香道)・庭園造りなどの東山文化が開花しました。なお足利義政は東山殿を苔寺(こけでら・西芳寺(さいほうじ))を手本に造営し、銀閣(観音殿)を祖父で、室町幕府3代将軍・足利義満が造営した金閣寺の金閣に倣った建て、東求堂を自身の持仏堂として建てました。

【銀閣寺 歴史・簡単概要】
東山(とうざん)・銀閣寺(ぎんかくじ)とは正式名称を東山慈照寺(じしょうじ)と言います。銀閣寺は平安時代中期に智証大師(ちしょうだいし)・円珍(えんちん)が創建し、寛仁年間(1017年~1020年)に天台座主第25世・明求(みょうぐ)が堂宇を再建したが、室町時代中期の応仁の乱(おうにんのらん)の兵火で焼失した浄土寺(じょうどじ)があった場所です。銀閣寺は1473年(文明5年)に室町幕府8代将軍・足利義政(あしかがよしまさ)は長子・義尚(よしひさ)に将軍職を譲り、浄土寺跡に東山山荘・東山殿(ひがしやまどの)の造営を始めたのが起源です。東山殿の名称は第103代・後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)から賜りました。その後1490年(延徳2年)に義政が亡くなり、遺命によって東山殿が臨済宗(りんざいしゅう)相国寺(しょうこくじ)派の禅寺・慈照院に改められました。慈照院の寺号は義政の法号(ほうごう)・慈照院殿喜山道慶(じしょういんきざんどうけい)に由来しています。
足利義政は1465年(寛正6年)に銀閣寺の前身・東山山荘を南禅寺(なんぜんじ)の塔頭(たっちゅう)・恵雲院に造営することを決めたが、応仁の乱によって場所を変更し、現在の場所に造営しました。恵雲院は戦国時代(室町時代後期)に廃絶したが、恵雲院は京都市左京区南禅寺北ノ坊町周辺に建立されていました。
銀閣寺銀閣寺歴史(起源・・・)

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【銀閣・解説 銀閣寺見どころ】★★★修学旅行・観光必見
最大のハイライトである銀閣(観音殿)は国宝です。銀閣は木造2階建ての楼閣建築です。2階は当初外面・内面も黒漆塗(くろうるしぬり)だったと言われています。足利義政が1階を心空殿(しんくうでん)、2階を潮音閣(ちょうおんかく)と命名しました。銀閣は室町時代中期の1489年(長享3年)に建立され、江戸時代に数度改修されました。月見の為に月の出の方角を計算して建てられたとも、金閣の2階・3階や苔寺(こけでら・西芳寺(さいほうじ))の舎利殿(しゃりでん・瑠璃殿(るりでん))を参考にして建てられたとも言われています。1階は住宅風様式、2階は禅宗様式(唐様(からよう))で、こけら葺(こけらぶき)の宝形造(ほうぎょうづくり)です。銀閣は銀閣寺の最大のハイライトです。
銀閣詳細
(銀閣・キーポイント)
●2007年(平成19年)に奈良文化財研究所の科学的調査により、一度も銀箔(ぎんぱく)が張られていなかったことが判明しました。ただ上層の内外壁に黒漆、軒まわりの部材に色鮮やかな彩色文様があったことが分かりました。なお2007年(平成19年)11月から2010年(平成22年)12月に薄い椹(さわら)の板(こけら板)を使ったこけら葺の葺き替え工事などが行われました。銀閣は外壁に注目です。
●銀閣と言われるようになったのは江戸時代以降です。理由は当初銀箔を貼る予定だったが、財政難や足利義政の死によってできなかったとも、外壁の黒漆が日光によって銀色に輝いて見えたからとも言われています。なお「洛陽名所集(らくようめいしょしゅう)・1658年(万治元年)」には銀箔で彩られた銀閣があることが記され、一方で「山州名跡志(さんしゅうめいせきし)・1711年(正徳元年)」には銀箔がなく、趣から銀閣という旨が記されています。
●1階は東西約8.2メートル・北約7.0メートル・南約5.9メートルです。南が北よりも短くなっています。
●1階は地蔵菩薩(じぞうぼさつ)坐像・千体地蔵菩薩(せんたいじぞうぼさつ)立像、2階は観音菩薩(かんのんぼさつ)坐像(洞中観音(どうちゅうかんのん))を安置しています。
●金閣寺の金閣・西本願寺の飛雲閣(ひうんかく)とともに京の三閣と言われています。
●屋根には18世紀後半頃まで鳳凰(ほうおう)ではなく、宝珠(ほうじゅ)が置かれていたそうです。現在の鳳凰は銅製です。銀閣は屋根にも注目です。

【東求堂・解説 銀閣寺見どころ】★★★修学旅行・観光必見
ハイライトである東求堂(とうぐどう)は国宝です。東求堂は4室に分かれ、書斎・同仁斎(どうじんさい)や仏間などがあります。同仁斎には机である付書院(つけしょいん)と物を収納する違棚(ちがいだな)があります。同仁斎は元来4畳半の茶室だが、足利義政は書斎として使いました。東求堂は室町時代中期の1486年(文明18年)に義政の持仏堂(阿弥陀如来(あみだにょらい)を祀る阿弥陀堂)として建立されました。東求堂は檜皮葺(ひわだぶき)の入母屋造(いりもやづくり)です。同仁斎は日本最古の書院造(しょいんづくり)で、四畳半茶室の起源と言われています。東求堂はその歴史に注目です。
(東求堂・キーポイント)
●東求堂は東西南北6.9メートルの正方形です。
●東求堂は西方極楽浄土(さいほうごくらくじょうど)の教主・阿弥陀如来立像や銀閣寺開基・足利義政像を安置しています。
●東求堂・同仁斎の名称は相国寺79世・横川景三(おうせんけいさん)が撰し、足利義政が選んだ「東方の人、念仏して西方に生ずるを求む」・「聖人は一視して同仁」に由来しています。なお横川景三は1489年(長享3年)に足利義政の嗣子で、室町幕府9代将軍・足利義尚が近江の合戦中に24歳で亡くなり、新盆を迎えた際、東求堂から山面を望み、大文字の字形を定めてたとも言われ、京都五山送り火の大文字の起源の一説になっています。
●東求堂はかつて銀閣の東隣、向月台がある場所にあったとも言われています。江戸時代前期の寛永年間(1624年~1644年)に方丈(本堂)などが建立され、現在の場所に曳(ひき)家されたと言われています。
●東求堂は江戸時代から数度修理され、改変が行われたが、1963年(昭和38年)~1965年(昭和40年)の解体修理によって創建時の姿に戻されました。復元された姿にも注目です。

【庭園・解説 銀閣寺見どころ】★★★修学旅行・観光必見
ハイライトである庭園は特別名勝・特別史跡です。庭園は足利義政が女人禁制(にょにんきんせい)の苔寺(西芳寺)の庭園を母・日野重子(ひのしげこ)に見せる為に模して自ら作庭したとも言われています。庭園は錦鏡池(きんきょうち)を中心とする池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園です。錦鏡池には石橋が架かり、白鶴島(はっかくとう)や大内石などがあります。江戸時代に改修され、当初の面影は失われたとも言われています。庭園は錦鏡池に注目です。
(庭園・キーポイント)
●庭園は足利義政の浄土信仰・蓬莱神仙(ほうらいしんせん)思想が表現されているとも言われています。庭園は銀閣(観音殿)・東求堂周辺に絶景が広がっています。
●庭園はかつて漱蘚亭跡(そうせんていあと)にあった庭園(枯山水式(かれさんすいしき)庭園)と上下二段の庭園だったと言われています。

【名石石橋・解説 銀閣寺見どころ】★修学旅行・観光必見
名石は錦鏡池(庭園)にあります。名石は諸大名が献上した諸候(しょこう)石などです。名石には大内石・北斗石・浮石・坐禅石(夢窓疎石坐禅石)があります。また錦鏡池には7つの石橋(濯錦橋(たっきんきょう)・分界橋(ぶんかいきょう)・迎仙橋(げいせんきょう)・龍背橋(りゅうはいきょう)・臥雲橋(がうんきょう)・仙桂橋(せんけいきょう)・仙袖橋(せんしゅうきょう))もあります。創建当初の様子を残すと言われる仙桂橋・仙袖橋に注目です。
(名石石橋・キーポイント)
●大内石は守護大名・大内政弘(おおうちまさひろ)が足利義政に献上したと言われています。
●錦鏡池にはかつて細川石・畠山石・山名石などもあったことが江戸時代後期の地誌「都名所図会(みやこめいしょずえ)」に記されているそうです。名石は古くから有名だったようです。

【漱蘚亭跡・解説 銀閣寺見どころ】
漱蘚亭跡(そうせんていあと)には庭園の崩れかかった石組・泉・水流の跡が残されています。漱蘚亭跡は足利義政が絵師・相阿弥(そうあみ)に苔寺(西芳寺)の庭園(竜淵水(りゅうえんすい)の石組)を模して作庭させたとも言われています。漱蘚亭跡は枯山水式(かれさんすいしき)庭園で、錦鏡池(きんきょうち)を中心とする池泉回遊式庭園と上下二段の庭園だったと言われています。漱蘚亭跡は珍しい石組みに注目です。
(漱蘚亭跡・キーポイント)
●漱蘚亭跡は1931年(昭和6年)に発掘されました。

【方丈・解説 銀閣寺見どころ】
方丈(本堂)は東求堂と廊下で繋がり、その間に市松模様(いちまつもよう)が彫られた手水鉢(ちょうずばち・袈裟(けさ)型手水鉢))が置かれています。方丈前には銀沙灘(ぎんしゃだん)も広がっています。方丈には「東山水上行(とうざんすいじょうこう」と書かれた額が掛けられています。方丈には西の間・室中の間・東の間・上官の間があります。方丈は江戸時代前期の寛永年間(1624年~1644年)に再建されたと言われています。
(方丈・キーポイント)
●方丈は本尊・釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)像や銀閣寺開基・足利義政と妻・日野富子(ひのとみこ)の位牌を安置しています。
●方丈には俳人・画家である与謝蕪村(よさぶそん)、文人画家・書家である池大雅(いけのたいが)が描いた襖絵(ふすまえ)があります。方丈は襖絵に注目です。
●方丈からは東山三十六峰の第10峰にあたる標高約194メートルの月待山(つきまちやま)の絶景が眺められ、足利義政は「わが庵は 月待山の麓にて 傾むく空の 影をしぞ思う」と詠っています。

【弄清亭・解説 銀閣寺見どころ】
弄清亭(ろうせいてい)は東求堂の北にあります。弄清亭には御香座敷(おこうざしき・香座敷の本歌(ほんか))があります。弄清亭は1996年(平成8年)に再建されました。かつての弄清亭は最古の香室でした。
(弄清亭・キーポイント)
●弄清亭には日本画家・奥田元宋(おくだげんそう)が描いた襖絵があります。弄清亭は襖絵に注目です。

【銀沙灘・解説 銀閣寺見どころ】★★修学旅行・観光必見
銀沙灘(ぎんしゃだん)は砂を波形に盛り上げたものです。銀沙灘は高さ約35~40センチで、月の光を反射させる為に造られたとも言われています。銀沙灘は安土桃山時代以前から造られ、江戸時代の修復の際に拡大したとも言われています。銀沙灘は中国・杭州(こうしゅう)の世界遺産・西湖(せいこ)をモデルにしているとも言われています。銀沙灘は美しい波形に注目です。
(銀沙灘・キーポイント)
●銀沙灘は向月台とともに原則1ヶ月に1度庭師が整形しています。荒天などの場合には臨時に整形されています。庭師の仕事にも注目です。

【向月台・解説 銀閣寺見どころ】★★修学旅行・観光必見
向月台(こうげつだい)は砂を富士山型(円錐(えんすい)型)に積み上げたものです。向月台は高さ約1.8メートル・底部約3メートル・頂部約1.2メートルで、月の光を反射して銀閣を照らすとも言われています。向月台は安土桃山時代以前から造られ、江戸時代の修復の際に拡大したとも言われています。向月台は美しい富士山型に注目です。

【相君泉・解説 銀閣寺見どころ】★修学旅行・観光必見
相君泉(そうくんせん)は足利義政が茶の湯に使用したと言われています。相君泉は現在も茶会で使用されています。ちなみに相君泉はお茶の井とも言われています。茶道の祖・村田珠光(むらたじゅこう)は義政に仕えたとも言われています。相君泉はその歴史に注目です。

【洗月泉・解説 銀閣寺見どころ】★修学旅行・観光必見
洗月泉(せんげつせん)は錦鏡池の南東にあり、湧き水が山から湧き出しています。洗月泉は泉に月が映った時に泉のさざ波が月を洗っているように見えることから名付けられました。湧き水は天候などにもよるが、三筋流れていると言われています。洗月泉は滝のように流れ落ちる湧き水に注目です。

【銀閣寺垣・解説 銀閣寺見どころ】
銀閣寺垣(ぎんかくじがき)は総門から中門に続く参道の両脇にある竹垣です。竹垣は長さ約50メートルあります。竹垣は椿(つばき)が開花する例年3月中旬頃から4月上旬頃が見ごろです。春は椿に注目です。

【展望所・解説 銀閣寺見どころ】
展望所(展望台)は銀閣寺山内全体を見渡すことができる境内の高台にあります。展望所にはかつて超然亭(ちょうねんてい)があったと言われています。展望所からは山内だけでなく、京都市街も見られます。展望所からは眼下に広がる銀閣寺の絶景を眺めることができます。銀閣寺は紅葉の名所とされ、紅葉シーズンは特に美しい光景が広がります。展望所はインスタ映えスポットです。

●上記以外の銀閣寺見どころ(八幡社・手水鉢・紅葉・・・)は下記リンクから確認することができます。
銀閣寺見どころ(八幡社・手水鉢・紅葉・・・)

【銀閣寺見どころ解説以外の情報】
銀閣寺基本情報

【銀閣寺見どころ 備考(参考リンク)】
*参考・・・銀閣寺(アクセス・見どころ・・・)ホームページ

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