平安神宮見所ランキング|神苑など人気スポット解説

平安神宮見どころ

平安神宮見所ランキング|神苑・大極殿・応天門と大鳥居などの解説

平安神宮は時代祭で知られ、京都を代表する人気の観光名所です。このページでは観光や修学旅行で平安神宮を訪れた際に絶対に見るべき神苑・大極殿・応天門と大鳥居などの魅力・歴史・構造・由来などを丁寧にまとめて解説します。見所ランキングは1位が神苑(名勝)、2位が大極殿(重要文化財)、3位が応天門(重要文化財)と大鳥居(登録有形文化財)、番外が蒼龍楼と白虎楼です。(詳細下記参照)

平安神宮一覧

【神苑(名勝)の見所紹介|7代目・小川治兵衛作庭】

神苑は明治時代から作庭され、100年ほどの歴史があり、名勝に指定されて歴史的価値があります。平安神宮の象徴である神苑は社殿を取り囲むように南神苑・西神苑・中神苑・東神苑が作庭されている総面積約1万坪の池泉回遊式の名園で、人気の観光スポットです。神苑は趣が異なる4つの庭を散策しながら眺めるのがおすすめ。神苑では四季折々に美しい光景が見られ、写真映えします。特に南神苑の八重紅枝垂桜(やえべにしだれざくら)が見ごろを迎える例年4月上旬頃や西神苑の花菖蒲(はなしょうぶ)が見ごろを迎える例年6月頃は絶景。桜シーズンには昼間に観桜茶会(かんおうちゃかい)、夜間に紅しだれコンサートが行われています。紅しだれコンサートでは奏でられる音楽とともに幻想的なライトアップを楽しめます。なお神苑では花菖蒲が見ごろを迎える6月上旬と南神苑の平安の苑が作庭された9月19日に無料で公開されています。(要確認)無料公開も見逃さないようにしましょう。
●神苑は造園家である7代目・小川治兵衛(おがわじへえ)が1895年(明治28年)から20年以上掛けて作庭しました。1895年(明治28年)に行われた内国勧業博覧会(ないこくかんぎょうはくらんかい)の東方美術館跡に作庭されています。なお神苑は1975年(昭和50年)に国の名勝に指定されました。
●南神苑には平安の苑があります。南神苑には宮城県・仙台市長から寄贈された八重紅枝垂桜が植えられています。紅枝垂桜は作家・谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)が小説「細雪(ささめゆき)」の中で、「紅の雲のよう」と讃えています。また「竹取物語」・「伊勢物語」・「古今和歌集」・「枕草子」・「源氏物語」などに登場する草木も植えられています。
●西神苑には茶室・澄心亭(ちょうしんてい)があります。西神苑では白虎池(びゃっこいけ)畔に約200種・約2,000株の花菖蒲が植えられています。
●中神苑では蒼龍池(そうりゅういけ)に臥龍橋(がりゅうきょう)が架けらています。臥龍橋は天正年間(1573年~1593年)に関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)が架けた三条大橋・五条大橋の石材が石柱に使われています。
●東神苑には尚美館(貴賓館)があります。東神苑では栖鳳池(せいほういけ)に泰平閣(たいへいかく・橋殿)が架けられています。尚美館(貴賓館)・泰平閣(橋殿)は京都御所から移されました。

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【大極殿(重要文化財)の見所紹介|伊東忠太ら設計】

大極殿は明治時代に建立され、100年以上の歴史があり、重要文化財に指定されて歴史的価値があります。大極殿は平安京の大内裏(だいだいり)の正庁である朝堂院(ちょうどういん・八省院)の正殿である大極殿を模した人気の観光スポットです。大極殿には前庭に紫宸殿(ししんでん)と同じように左近の桜(さこんのさくら)、右近の橘(うこんのたちばな)が植えられ、内拝殿を通して本殿を参拝することができます。大極殿は近付いて眺めるのがおすすめ。近付くと大きさ・存在感を感じます。大極殿では春に美しい桜に彩られます。
●大極殿は1895年(明治28年)に建立されました。東京帝国大学名誉教授・伊東忠太(いとうちゅうた)、宮内省技師・木子清敬(きこきよよし)、佐々木岩次郎(ささきいわじろう)が設計しました。なお大極殿は2010年(平成22年)12月24日に国の重要文化財に指定されました。
●大極殿は平安京の大極殿を約8分の5の規模で模し、建築面積約403.96平方メートル・正面約30メートルです。大極殿は入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。碧瓦(へきがわら・緑釉瓦(りょくゆうがわら))で葺かれ、棟の両端に金色の鴟尾(しび)が置かれています。
●平安京の大極殿では796年(延暦15年)に桓武天皇(かんむてんのう)がはじめて百官の拝賀を受けました。なお紫宸殿では平安時代中期以降に大極殿に代わり、天皇の即位・元服・立太子・節会などの公的な最重要儀式が行われていました。

【応天門(重要文化財)と大鳥居(登録有形文化財)の見所紹介|出入口】

応天門は明治時代に建立され、100年以上の歴史があり、重要文化財に指定されて歴史的価値があります。大鳥居は昭和に建立され、100年近い歴史があります。大鳥居は京都屈指の巨大な鳥居で、人気の観光スポットです。大鳥居は平安神宮のシンボル・ランドメーク、応天門は平安神宮の表玄関(出入口)で、参拝者を向かい入れます。応天門・大鳥居は写真映えし、写真撮影したり、近付いて眺めたりするのがおすすめ。大鳥居は近付くとその高さ・大きさ・存在感が実感できます。なお応天門と大鳥居に挟まれた神宮道は京都さくらよさこい・京都岡崎レッドカーペット・京都マラソンなどのイベントに使われています。
●応天門は1895年(明治28年)に建立されました。伊東忠太、木子清敬、佐々木岩次郎が設計しました。大鳥居は1928年(昭和3年)の昭和天皇御大礼(ごたいれい)の記念事業として建立されました。なお応天門は2010年(平成22年)12月24日に国の重要文化財に指定されました。
●応天門は平安京の朝堂院の応天門を約8分の5の規模で模し、建築面積約132.20平方メートル・正面約18.0メートル・高さ約19.3メートルです。応天門は二階二重門(にかいにじゅうもん)の楼門で、入母屋造の本瓦葺です。碧瓦が葺かれ、緑青の連子窓(れんじまど)があります。大鳥居は高さ約24.4メートル・幅約18メートルです。柱の内部に階梯(かいてい)があり、笠木(かさぎ)まで登ることができるそうです。

【蒼龍楼(重要文化財)と白虎楼(重要文化財)の見所紹介|伊東忠太ら設計】

蒼龍楼(そうりゅうろう)・白虎楼(びゃっころう)は明治時代に建立され、100年以上の歴史があり、重要文化財に指定されて歴史的価値があります。蒼龍楼・白虎楼は平安京の朝堂院の四楼(棲鳳楼・翔鸞楼)の内、蒼龍楼・白虎楼を再現した人気の観光スポットです。蒼龍楼・白虎楼は大極殿前に建立され、大極殿に向かって右側(東側)に蒼龍楼、左側(西側)に白虎楼が建立されています。蒼龍楼・白虎楼は少し距離があるが、見比べながら眺めるのがおすすめ。なお蒼龍(青龍)・白虎は朱雀(すざく)・玄武(げんぶ)とともに天の四方を司る霊獣(四神・四獣)とされ、蒼龍は東、白虎は西を司っています。
●蒼龍楼・白虎楼は1895年(明治28年)に建立されました。蒼龍楼・白虎楼は公家・有職故実家である裏松家5代当主・裏松固禅(うらまつこぜん)著の「大内裏図考証・1797年(寛政9年)完成」などを参考に伊東忠太、木子清敬、佐々木岩次郎が設計しました。なお蒼龍楼・白虎楼は2010年(平成22年)12月24日に国の重要文化財に指定されました。
●蒼龍楼・白虎楼は平安京の朝堂院の様式を模し、建築面積約96.98平方メートル・高さ約10メートルです。蒼龍楼・白虎楼は二層(二階建て)の楼閣(ろうかく)で、切妻造(きりづまづくり)の本瓦葺です。2層目の中央と四隅に2階建ての楼閣が5つあります。

【平安神宮見所ランキング完全ガイド 備考】
*参考・・・平安神宮(見所・アクセス・・・)ホームページ

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