祇園祭2024日程(ちまき販売・宵山屋台・山鉾巡行・・・)

祇園祭2024日程
祇園祭2024日程ではちまき販売・宵山・山鉾巡行など主要行事を日程順に紹介しています。ちまき販売は前祭が7月13日~16日、後祭が7月20日~23日です。宵山は前祭が7月14日~16日、後祭が7月21日~23日です。山鉾巡行は前祭が7月17日、後祭が7月24日です。(日程下記参照)
★祇園祭2024最新情報
【祇園祭2024日程(要確認)】
祇園祭2024日程は2024年(令和6年)7月1日(月曜日)~31日(水曜日)に行われます。
- ちまき販売(前祭)・・・7月13日(土曜日)~16日(火曜日)
- 宵山(前祭)・・・7月14日(日曜日)~16日(火曜日)
- 山鉾巡行(前祭)・・・7月17日(水曜日)
- ちまき販売(後祭)・・・7月20日(土曜日)~23日(火曜日)
- 宵山(後祭)・・・7月21日(日曜日)~23日(火曜日)
- 山鉾巡行(後祭)・・・7月24日(水曜日)
【7月1日~ 吉符入-祇園祭】
吉符入は最初の行事で、神事始めの意味があり、宮本組・山鉾町などで打合せが行われます。山鉾町では山鉾の御神体を祀り、八坂神社の神職からお祓いを受け、神事(祇園祭)の無事を祈願します。(通常非公開・日程時間は山鉾町で異なります。)
【7月1日10:00~ 長刀鉾町お千度-祇園祭】
長刀鉾稚児1人・禿2人・役員などが八坂神社を訪れ、稚児・禿に選ばれたことを報告し、神事(祇園祭)の無事を祈願します。本殿を時計回りに3周し、正面と裏正面で祈願します。長刀鉾稚児は唯一の生稚児で、神の使いとされ、役員は稚児・禿と素手で手をつなぐことは許されず、白い布越しに手をつなぎます。お千度はかつては300人以上で3周し、延べ1千周回ったことにしていたそうです。
長刀鉾町お千度
【7月2日10:00~ くじ取り式-祇園祭】
京都市役所の市会議場で山鉾巡行(前祭・後祭)の順番を決めます。長刀鉾・橋弁慶山などのくじ取らずの10基(前祭5基・後祭5基)の山鉾を除く、24基(前祭18基・後祭6基)の山鉾の巡行順を決めます。往復はがきによる申込・抽選で見学できます。(要確認)なおくじ取り式後(11:30頃)に山鉾連合会社参が行われます。
くじ取り式
【7月5日15:30頃~ 長刀鉾稚児舞披露-祇園祭】
長刀鉾稚児が町会所の二階で太平の舞(稚児舞)を披露します。白塗りにクジャクの羽を飾った蝶とんぼの冠を被り、青海波に鶴模様の藤紫色の振り袖と薄緑紗の肩衣袴を着用した長刀鉾稚児が両手に握ったバチを交差させ、体を大きく、優雅に旋回させて胸に抱いた鼓を叩きます。太平の舞は山鉾巡行コースを清め祓い、疫病の退散を祈願します。
長刀鉾稚児舞披露
【7月7日14:30~ 綾傘鉾稚児社参-祇園祭】
綾傘鉾稚児6人・役員などが八坂神社を訪れ、選ばれたことを報告し、神事(祇園祭)の無事を祈願します。本殿を時計回りに3周し、正面と裏正面で祈願します。八坂神社からは宣杖の儀により、稚児と認める宣状が授けられます。
綾傘鉾稚児社参
【7月10日~14日 山鉾建て(前祭)-祇園祭】
長刀鉾など山鉾23基を組み立てます。釘を1本も使わず、荒縄などによる縄絡みと言われる伝統技法で組み立てます。縄絡みはその形態から雄蝶結び・雌蝶結び・海老結び・鶴結び・亀結び・八幡巻などと言われます。大型の鉾は横倒しにされ、その後ウィンチなどを使って引き起こされます。(日程時間は山鉾町で異なります。)
山鉾建て(前祭)
【7月10日16:30~ お迎え提灯-祇園祭】
提灯・山鉾町の囃子方・児武者・小町踊・鷺踊・赤熊・祇園踊・馬長稚児などの行列が八坂神社から市役所まで巡行し、小町踊・鷺踊・祇園踊などの芸能を市役所で奉納します。その後八坂神社に戻って、石段下で神輿洗後の神輿を迎え、八坂神社でも芸能を奉納します。
お迎え提灯
【7月10日18:00~ 神輿洗-祇園祭】
中御座神輿・東御座神輿・西御座神輿の内、中御座神輿を八坂神社から四条大橋まで担ぎ、神用水で祓い清めます。榊によって振り掛けられた神用水を浴びると厄除けのご利益があるとも言われています。神輿洗後に中御座神輿は飾られ、東御座神輿・西御座神輿とともに舞殿に神幸祭まで泰安されます。
神輿洗(7月10日)
【7月12日14:00~ 山鉾曳き初め-祇園祭】
山鉾を山鉾巡行さながらに動かします。一般人でも曳くことができます。函谷鉾(四条通)は14:00、鶏鉾(室町通)は14:30、月鉾(四条通)は15:00、菊水鉾(室町通)は15:00、長刀鉾(四条通)は15:30から行われます。長刀鉾では長刀鉾稚児による太平の舞も山鉾巡行さながらに行われます。
山鉾曳き初め(7月12日)
【7月13日11:00~ 長刀鉾稚児社参-祇園祭】
長刀鉾稚児が八坂神社を訪れ、正五位少将・十万石大名の位を授かります。長刀鉾稚児は社参後から神のお使いとされ、公の場では地上を一歩も歩かず、男性強力の肩に担がれて移動します。社参終了後に長刀鉾稚児は八坂神社の境内にある二軒茶屋・中村楼に立ち寄り、稚児餅を献上されます。
長刀鉾稚児社参
【7月13日14:00~ 久世駒形稚児社参-祇園祭】
久世駒形稚児2人が八坂神社を訪れ、稚児の証しである杉守りを受け取り、神事(祇園祭)の無事を祈願します。久世駒形稚児は八坂神社の主祭神・素戔嗚尊の荒御魂の鎮まる馬の頭を象った御神体・駒形を胸に掛け、神の化身とされ、馬に乗ったまま本殿に乗り付けることができます。
久世駒形稚児社参
【7月13日12:00~ 山鉾曳き初め・舁き初め-祇園祭】
山鉾を山鉾巡行さながらに動かします。一般人でも曳くことができます。蟷螂山(西洞院通)は12:00、放下鉾(新町通)は15:00、船鉾(新町通)は15:00、岩戸山(新町通)は15:00から行われます。放下鉾・船鉾・岩戸山は一斉に曳かれます。
山鉾曳き初め・舁き初め(7月13日)
【7月13日~16日 ちまき販売(前祭)-祇園祭】
山鉾町で厄除けちまきなどを購入することができます。日程は山鉾町で異なり、宵山の前日である13日にオープンする山鉾町もあります。(売り切れ注意)ちまきなどを購入すると山鉾に搭乗できる場合があります。ただ長刀鉾・放下鉾は女人禁制です。(一部の山鉾ではネット販売も行っています。)
ちまき販売(前祭)
【7月14日~16日 宵山(前祭)-祇園祭】
夕方から山鉾23基の駒形提灯が灯され、いずれも囃子方がいる長刀鉾・函谷鉾・月鉾・船鉾・鶏鉾・放下鉾・菊水鉾・岩戸山・四条傘鉾・綾傘鉾で祇園囃子が奏でられます。綾傘鉾・四条傘鉾では棒振り踊りも行われます。(時間は山鉾町で異なります。)
宵山(前祭)
★15日・16日には烏丸通・室町通・新町通などに屋台露店が立ち並び、夕方から烏丸通・四条通などが歩行者天国になります。(要確認)
屋台露店
【7月14日~16日 屏風祭(前祭)-祇園祭】
山鉾町周辺の町屋などで家宝の屏風などが披露されます。(有料の場合あり)旧家・老舗などが屏風・書画・調度品・美術工芸品など秘蔵の家宝を虫干しを兼ねて飾ります。ただ近年は以前と比べると少なくなっているそうです。
屏風祭(前祭)
【7月15日15:00~ 伝統芸能奉納-祇園祭】
八坂神社で日本舞踊・今様歌舞楽・一絃琴・琵琶・狂言・地唄舞・箏曲・尺八・詩吟などの伝統芸能が能舞台で奉納されます。奉納される伝統芸能や演目は変更になっている場合があります。
伝統芸能奉納
【7月15日20:00~ 宵宮祭-祇園祭】
八坂神社の境内の灯りを消し、本殿に祀られている素戔嗚尊・櫛稲田姫命・八柱御子神の神霊を本殿から中御座神輿(素戔嗚尊)・東御座神輿(櫛稲田姫命)・西御座神輿(八柱御子神)に遷します。宵宮祭は撮影禁止です。
宵宮祭
【7月16日夕方~ 宵宮神賑奉納行事-祇園祭】
八坂神社石段下の特設ステージで祇園甲部(花街)の舞妓による京舞などの各種芸能が奉納されます。かつて京舞・鷺舞・舞楽・京太鼓・祇園祭音頭踊・大石太鼓・獅子舞・祇園太鼓などが奉納されました。
宵宮神賑奉納行事
【7月16日18:30~ 石見神楽-祇園祭】
八坂神社で石見神楽が奉納されます。八坂神社の主祭神・素戔嗚尊が8つの頭と8本の尾を持つ八岐大蛇を退治し、天叢雲剣を得る大蛇などが奉納されます。天叢雲剣は草薙剣とも言われ、三種の神器に数えられています。演目が変更になることがあります。
石見神楽
【7月16日21:00頃~ 日和神楽(前祭)-祇園祭】
長刀鉾・函谷鉾・月鉾・船鉾・鶏鉾・放下鉾・菊水鉾・岩戸山・四条傘鉾・綾傘鉾が祇園囃子を奏でながら四条御旅所(Otabi Kyoto)に行き、祇園囃子を奉納して晴天を祈願します。(時間・ルートは山鉾町で異なります。)
日和神楽(前祭)
【7月17日9:00~ 山鉾巡行(前祭)-祇園祭】
長刀鉾など山鉾23基が四条烏丸から四条通・河原町通・御池通の順に巡行します。神輿渡御・神幸祭(おいで)に先立って行い、山鉾巡行で祓い清めます。巡行中に祇園囃子が奏でられ、太平の舞・注連縄切り・くじ改め・辻回しが行われます。
山鉾巡行(前祭)
【7月17日16:00~ 神幸祭-祇園祭】
中御座神輿・東御座神輿・西御座神輿が八坂神社から氏子町を回って、四条御旅所(Otabi Kyoto)に向かいます。3基の神輿は別々のルートを回り、四条御旅所に向かいます。3基の神輿の到着時間も一定ではありません。
神幸祭(おいで)
【7月18日~21日 山鉾建て(後祭)-祇園祭】
橋弁慶山など山鉾11基を組み立てます。釘を1本も使わず、荒縄などによる縄絡みと言われる伝統技法で組み立てます。縄絡みはその形態から雄蝶結び・雌蝶結び・海老結び・鶴結び・亀結び・八幡巻などと言われます。大型の鉾は横倒しにされ、その後ウィンチなどを使って引き起こされます。(日程時間は山鉾町で異なります。)
山鉾建て(後祭)
【7月20日15:00~ 山鉾曳き初め-祇園祭】
山鉾を山鉾巡行さながらに動かします。一般人でも曳くことができます。北観音山(新町通)は15:00、南観音山(新町通)は15:00、大船鉾(新町通)は15:00、鷹山(三条通)は15:00から行われます。北観音山・南観音山・大船鉾・鷹山は一斉に曳かれます。
山鉾曳き初め舁き初め(7月20日)
【7月20日~23日 ちまき販売(後祭)-祇園祭】
山鉾町で厄除けちまきなどを購入することができます。日程は山鉾町で異なり、宵山の前日である20日にオープンする山鉾町もあります。(売り切れ注意)ちまきなどを購入すると山鉾に搭乗できる場合があります。(一部の山鉾ではネット販売も行っています。)
ちまき販売(後祭)
【7月21日11:00~ 橋弁慶山舁き初め-祇園祭】
山鉾を山鉾巡行さながらに動かします。橋弁慶山(蛸薬師通)が舁かれます。ただ舁くことはできず、見るだけです。電線を持ち上げる珍しい光景を見ることができます。
舁山舁き初め
【7月21日~23日 宵山(後祭)-祇園祭】
夕方から山鉾11基の駒形提灯が灯され、いずれも囃子方がいる北観音山・南観音山・大船鉾・鷹山で祇園囃子が奏でられます。(時間は山鉾町によって異なります。)後祭では前祭と異なり、屋台露店・歩行者天国なし。
宵山(後祭)
【7月21日~23日 屏風祭(後祭)-祇園祭】
山鉾町周辺の町屋などで家宝の屏風などが披露されます。(有料の場合あり)旧家・老舗などが屏風・書画・調度品・美術工芸品など秘蔵の家宝を虫干しを兼ねて飾ります。ただ近年は以前と比べると少なくなっているそうです。
屏風祭(後祭)
【7月23日20:00頃~ 日和神楽(後祭)-祇園祭】
北観音山・南観音山・大船鉾・鷹山が祇園囃子を奏でながら四条御旅所(Otabi Kyoto)に行き、祇園囃子を奉納して晴天を祈願します。(時間・ルートは山鉾町で異なります。)
日和神楽(後祭)
【7月23日23:00頃~ 南観音山あばれ観音-祇園祭】
南観音山の本尊・楊柳観音像を蓮台にぐるぐる巻にして、山鉾町内を回ります。日和神楽が終わった直後に行われ、町内を3周走り回ります。あばれ観音は南観音山だけで行われています。
南観音山あばれ観音
【7月24日9:30~ 山鉾巡行(後祭)-祇園祭】
橋弁慶山など山鉾11基が烏丸御池から御池通・河原町通・四条通の順に巡行します。神輿渡御・還幸祭(おかえり)に先立って行い、山鉾巡行で祓い清めます。巡行中にくじ改め・辻回しが行われます。
山鉾巡行(後祭)
【7月24日9:30~ 花傘巡行-祇園祭】
花街の屋台・花傘・子供御輿・祇園田楽などの行列が下京中学校成徳学舎から高辻通・烏丸通・四条通を巡行して八坂神社に向かい、八坂神社で舞踊などを奉納します。花街は隔年で二花街が参加し、歌舞伎踊り(先斗町)・小町踊り(祇園東)・雀踊り(祇園甲部)・コンチキ音頭(宮川町)を奉納します。
花傘巡行
【7月24日17:00~ 還幸祭-祇園祭】
中御座神輿・東御座神輿・西御座神輿が四条御旅所(Otabi Kyoto)から氏子町・又旅社(御供社)を回って、八坂神社に戻ります。3基の神輿は別々のルートを回り、八坂神社に戻ります。3基の神輿の到着時間も一定ではありません。還幸祭中に神泉苑拝礼(中御座神輿)・大政所御旅所拝礼・又旅社奉饌祭も行われます。
還幸祭(おかえり)
【7月28日18:00~ 神輿洗-祇園祭】
7月10日の神輿洗と同様に行われます。中御座神輿が四条大橋まで担がれ、神用水で祓い清めます。榊によって振り掛けられた神用水を浴びると厄除けのご利益があるとも言われています。その後神輿は神輿倉に収納されます。
神輿洗(7月28日)
【7月31日10:00~ 疫神社夏越祭-祇園祭】
八坂神社の境内摂社・疫神社の鳥居に茅の輪が取り付けられ、護符が授与されます。茅の輪くぐりができます。7月1ヶ月に渡って行われる最後の行事です。長刀鉾稚児1人・禿2人も参加します。
疫神社夏越祭
【7月上旬10:00~ みやび会お千度-祇園祭】
京舞井上流家元や祇園甲部の舞妓・芸妓などが八坂神社を訪れ、技芸の上達や神事(祇園祭)の無事を祈願します。お千度終了後に本殿でお祓いを受け、楼門前で記念撮影が行われます。なお食事会も行われます。
みやび会お千度
【祇園祭2024日程 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
*参考・・・八坂神社祇園祭行事予定