祇園祭とムクゲ(祇園守(ぎおんまもり))

祇園祭とムクゲ(祇園守(ぎおんまもり))

祇園祭では祭花としてヒオウギ(檜扇)が知られているが、八坂神社では献花でムクゲを飾る習わしがあり、祇園祭期間中には神前にムクゲを御饌花として供えまていす。ムクゲ(槿)は八坂神社の本殿(国宝)裏に植えられています。

【祇園祭 日程】
祇園祭は7月1日の吉符入(きっぷいり) から7月31日の疫神社(えきじんじゃ)の夏越祭(なごしさい)までの7月1ヶ月に渡って行われます。
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【祇園祭 歴史・簡単概要】
祇園祭(ぎおんまつり)は平安時代前期の869年(貞観11年)に全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が神泉苑(しんせんえん)に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来(やくしにょらい)の化身とされる牛頭天王を祀り、更に牛頭天王を主祭神とする八坂神社から3基の神輿を送り、病魔退散(びょうまたいさん)を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。970年(天禄元年)から毎年に行われるようになりました。
祇園祭歴史年表・由来(869年~)

【祇園祭とムクゲ(祇園守(ぎおんまもり))】
祇園祭では祭花(まつりばな)としてヒオウギ(檜扇)が屋敷の床の間や玄関などに活けられたり、家の軒先などに飾られたりします。八坂神社ではムクゲ(槿・木槿)を献花として飾る習わしがあり、祇園祭期間中にはムクゲを神前に御饌花として供えまていす。また八坂神社では祇園祭期間中に半八重咲きの可憐な白い花を咲かせるムクゲを「祇園守」と称して授与しています。ムクゲ(祇園守)の初穂料は2023年(令和5年)が1,500円になるそうです。(要確認)「祇園守」の名称はムクゲの五弁の花が八坂神社の神紋である「左三つ巴(ひだりみつどもえ)」・「五瓜に唐花(ごかにからはな)」の内、五瓜に唐花に似ているから名付けられたとも言われています。またムクゲは中心部の蕊(しべ)が十文字で、鈴つきの護符「祇園守」に似ているところから名付けられたとも言われています。八坂神社では本殿(国宝)裏にムクゲ(祇園守)が植えられ、7月の祇園祭が始まる頃から咲き始め、一日花が次々と入れ替わるように咲き、祇園祭が終わった8月も楽しむことができます。なおムクゲ(祇園守)は花が半八重咲きで、外弁と内弁の大きさの比率が100分の40以下、内弁の数が10以上・30個以下のものと定義されています。
本殿は江戸時代前期の1654年(承応3年)に江戸幕府4代将軍・徳川家綱が再建しました。本殿は御所の紫宸殿を模し、本殿と拝殿がひとつになった独特の様式で、祇園造・八坂造と言われています。本殿は高さ約15メートルで、桁行七間・梁間六間です。本殿は中御座に素戔嗚尊、東御座に櫛稲田姫命、西御座に素戔嗚尊の8人の子供・八柱御子神を祀っています。

【ムクゲ(槿・木槿) 祇園祭】
ムクゲ(槿・木槿)はアオイ科フヨウ属の大型の落葉広葉樹です。ムクゲは中国・インド原産で、平安時代初期には既に日本に伝わって植えられていたとも言われています。ムクゲは一字で「槿」と記されるが、中国語の「木槿(ムーチン)」から「木槿」とも記されます。「類聚名義抄」には「木波知須(きはちす)」とも記されています。ムクゲは観賞用の庭木や生垣、そして街路樹などとして広く植えられています。またムクゲは古くから茶花としても用いられました。桃山時代から江戸時代前期に茶人・千利休(せんのりきゅう)の孫で、茶人・千宗旦(せんのそうたん)が白の一重花に中心が赤い底紅種のムクゲを好み、宗丹木槿(そうたんむくげ)とも言われました。ムクゲは樹高が3~4メートルの低木で、浅く三裂し、葉縁に粗い鋸歯がある卵形の葉が互生しています。ムクゲは枝先の葉の付け根に径5~10センチの白色・淡紅色・淡紫色色などの美しい花を咲かせます。花は普通一重咲きで、五花弁が少し重なって並び、雌しべの花柱が長く突き出しています。ムクゲの花期は7月から10月です。花は一日花で、朝に開花して夕方に萎み、次々と花が入れ替わるように咲きます。白楽天は一日花を「槿花(きんか)一日自為栄」と歌い、松尾芭蕉は「野ざらし紀行」の中で「道のべの木槿は馬にくはれけり」と詠みました。ムクゲは果実が卵円形で、熟すと五裂に裂けます。ムクゲには日の丸・白一重・大徳寺一重・大徳寺花笠・赤花笠・白花笠・角倉花笠・光花笠・きじばと・赤祇園守・白祇園守・紫盃・大紫盃・夏空などの園芸種があります。なおムクゲは乾燥した樹皮が木槿皮(もくきんぴ)、乾燥した蕾が木槿花(もくきんか)として生薬に使われています。

【祇園祭とムクゲ(祇園守(ぎおんまもり)) 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
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