北野天満宮(見どころ・アクセス・歴史概要・・・)梅名所
北野天満宮
北野天満宮(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。北野天満宮の祭神・菅原道真が生まれた誕生日(845年(承和12年)6月25日)と亡くなった命日(903年(延喜3年)2月25日)から毎月25日(ご縁日)に北野天満宮では天神市(天神・天神さん)が早朝から16:00頃まで行われています。
【北野天満宮 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市上京区御前通今出川上る馬喰町
【北野天満宮 アクセス(市バス)】
最寄りバス停・・・北野天満宮前(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から北野天満宮は50系統(B2乗り場)、101系統(B2乗り場)
*四条河原町からは51系統
*四条烏丸からは55系統、101系統、203系統
*河原町丸太町からは10系統
路線・時刻表・運賃チェック
【北野天満宮 アクセス(電車)】
*嵐電(京福電鉄)北野線の場合、最寄り駅は北野白梅町駅(徒歩約7分)
【北野天満宮 拝観時間・時間(要確認)】
5:00~18:00(4/1~9/30)
5:30~17:30(10/1~3/31)
【北野天満宮 拝観料金・料金(要確認)】
無料
【北野天満宮 歴史・簡単概要】
北野天満宮(きたのてんまんぐう)は平安時代中期の947年(天暦元年)に西ノ京に住んでいた多治比文子(たじひのあやこ)・近江(滋賀)比良宮(ひらのみや)の神主である神良種(みわのよしたね)・北野朝日寺(東向観音寺(ひがしむかいかんのんじ))の僧である最珍(さいちん・最鎮)らが神殿を造営し、祭神・菅原道真(すがわらのみちざね)を祀ったのが起源です。903年(延喜3年)に菅原道真が左遷された大宰府で没し、942年(天慶5年)に多治比文子に宣託があり、947年(天暦元年)には神良種の子・太郎丸に再び託宣があったとも言われています。その後菅原道真の左遷の原因になった左大臣・藤原時平(ふじわらのときひら)の甥・藤原師輔(ふじわらのもろすけ)が私邸を寄贈し、大規模な社殿が造営されました。987年(永延元年)に第66代・一条天皇が勅使を派遣して国家の平安を祈願する勅祭が行われ、神号「北野天満宮天神」を賜り、1004年(寛弘元年)には一条天皇が行幸し、その後皇室に崇敬されました。しかし1444年(文安元年)の文安の麹騒動(ぶんあんのこうじそうどう)で室町幕府の攻撃によって焼失して一時衰退しました。1587年(天正15年)に関白・豊臣秀吉が境内で北野大茶会(きたのだいさのえ)を行い、1607年(慶長12年)には秀吉の子・豊臣秀頼が本殿などを造営しました。なお北野天満宮は「文道の大祖・風月の本主」と言われる菅原道真を祀っていることもあり、学問の神として多くの信仰を集めています。
北野天満宮は菅原道真を祀った神社の総本社です。
北野天満宮歴史年表
*参考・・・京都・北野天満宮(拝観料・アクセス・歴史概要・見どころ・・・)ホームページ
【北野天満宮 見どころ・文化財(非公開の場合あり)】
北野天満宮の見どころは国宝である本殿です。なお北野天満宮は梅・紅葉の名所の為、春や秋に訪れてもいいかもしれません。
北野天満宮見どころ(本殿・三光門など)
国宝・・・本殿、紙本著色北野天神縁起
重要文化財・・・中門(三光門)、廻廊、後門、透塀、東門、紙本著色北野天神縁起 弘安本、紙本著色北野天神縁起 土佐光信筆、絹本著色舞楽図、紙本墨画雲龍図など
●七不思議には影向松・筋違いの本殿・星欠けの三光門・大黒天の燈篭・立ち牛・裏の社・天狗山などがあります。
北野天満宮七不思議(見どころ)
【北野天満宮 行事・イベント(要確認)】
●筆始祭・天満書は例年1月2日から4日に行われています。筆始祭では祭神・菅原道真遺愛の松風の硯・角盥(つのだらい)・水差しなどの書道具を神前に供え、その神徳を偲ぶとともに書に親しむ人の技芸の向上を祈願します。天満書は神前で書き初めを行い、書道の上達を祈願します。
北野天満宮筆始祭・天満書
●天神市は毎月25日に行われています。天神市では骨董品・古道具・食べ物など約1,000店が出店されます。1月25日の天神市は「初天神」、12月25日の天神市は「終い天神」と言われています。
北野天満宮天神市
●節分祭追儺式は例年節分に行われています。節分祭追儺式では向う一年の災厄を祓い、病いを除く祈願します。なお節分祭では茂山千五郎社中による北野追儺狂言や花街・上七軒の舞妓・芸妓による日本舞踊が奉納されます。豆まきも行われます。
北野天満宮節分祭追儺式
●梅花祭・梅花祭野点大茶湯は例年2月25日に行われています。梅花祭では特別な神饌が神前に供えられ、祭神・菅原道真の遺徳を偲びます。梅花祭野点大茶湯は1587年(天正15年)に豊臣秀吉が行った北野大茶湯に因み、花街・上七軒の舞妓・芸妓などの奉仕によって行われています。
北野天満宮梅花祭野点大茶湯
●御手洗川足つけ燈明神事は例年8月に行われています。陰陽五行の願いに準えたご利益が異なる五色の御手洗ろうそくを選んで受け取り、御手洗川に入って清らかな水で邪気を祓って心身を清め、ろうそくに火を灯して献灯します。
北野天満宮御手洗川足つけ燈明神事
●ずいき祭は例年10月1日から10月5日まで行われます。10月1日に北野天満宮から西ノ京の御旅所、10月4日に御旅所から北野天満宮まで鳳輦などが巡行します。ずいき御輿は10月1日から4日午前中まで御旅所に奉安・駐輦(ちゅうれん)されます。
北野天満宮ずいき祭
●火之御子社鑽火祭は例年12月31日に行われています。鑽火祭では古式に則って火打石を使い、新しい火・浄火(斎火)をきり出します。夜間、きり出した浄火を本殿前で篝火にします。参拝者は大晦日の深夜から元日の早朝まで篝火から浄火を火縄に移し、火縄を回しながら自宅に持ち帰ります。
北野天満宮火之御子社鑽火祭
【北野天満宮 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】
●梅見ごろは例年2月中旬頃から3月中旬頃です。梅苑や本殿前などに紅和魂梅・寒紅梅・雲龍梅・思いのまま・月の桂・黒梅など50種・約1,500本の梅の木が植えられ、梅苑でかがり火が焚かれ、梅の木の根元に置かれた照明でライトアップされます。
北野天満宮梅苑ライトアップ
●紅葉見ごろは例年11月中旬頃から11月下旬頃です。もみじ苑に約300本のもみじが植えられ、紅葉ライトアップが行われています。樹齢400年以上とも言われる三叉の紅葉もあります。
北野天満宮紅葉ライトアップ
*京都には多くの紅葉名所があり、その紅葉見ごろを下記リンクから確認できます。
京都紅葉見ごろ2024(清水寺・東福寺・永観堂・・・)
【北野天満宮 連絡先(現在確認中)】*電話は控えて下さい。迷惑になります。
電話番号・・・+81-75-461-0005
【北野天満宮 備考(アクセス・御朱印・駐車場・・・)】
京都初詣ランキング2025
●授与所は三光門から本殿に向かう参道の東側(右手)、東廻廊にあります。授与所ではお守り(学業上達・受験合格・勧学・交通安全・技芸上達・病気平癒・厄除・縁結・安産・延命長寿・足腰・干支)・お札(学業・勧学)・学業鉛筆などを授与しています。12月13日からは元旦の朝に祝膳の初茶に飲むと邪気を祓い、一年間健康な日々を過ごすことができる大福梅も授与されます。(要確認)
京都節分祭・豆まき
【北野天満宮 おすすめ散策ルート】
北野天満宮からのおすすめ散策ルートは平野神社を経由し、金閣寺に向かうルートです。北野天満宮から金閣寺に向かうルートには平野神社以外の観光スポットがない為、天満宮の西側の花街である上七軒や西陣を散策し、京都観光・旅行を楽しんでから向かってもいいかもしれません。なお上七軒は北野天満宮を再建した際、残った資材を使って、茶店が建てられたことが起源です。