祇園祭宵山(前祭)2024/7/14~16(屋台露店・歩行者天国)

祇園祭宵山(Former Festival Yoiyama)

祇園祭宵山(前祭)・場所・屋台露店・歩行者天国

祇園祭宵山(前祭)(日程時間・・・)を紹介しています。宵山(前祭)は7月14日~16日です。15日・16日には屋台露店が立ち並び、夕方から歩行者天国になります。(要確認)宵山の場所は山鉾が立ち並ぶ山鉾町です。宵山では夕方から23基の山鉾に駒形提灯が灯され、祇園囃子が奏でられ、人出が多くなって大変混雑します。(詳細下記参照)

★祇園祭最新情報。

【祇園祭宵山(前祭)2024 日程時間(要確認)】

祇園祭宵山(前祭)2024は2024年(令和6年)7月14日(日曜日)~16日(火曜日)です。ちなみに宵山は時間に関係なく昼前頃から混雑するが、駒形提灯が灯されて祇園囃子が奏でられる夕方以降は大変混雑します。なお宵山(後祭)2024は7月21日(日曜日)~23日(火曜日)です。
●祇園祭の主要行事の日程を確認できます。(下記リンク参照)
祇園祭2024日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)

【祇園祭宵山(前祭)場所 アクセス・マップ】

場所・・・京都府京都市中京区
最寄り駅・バス停・・・四条駅・烏丸御池駅

アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは地下鉄烏丸線
祇園祭山鉾マップ(前祭)by グーグルマップ

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【祇園祭宵山(前祭) 簡単概要】

祇園祭宵山(前祭)には7月17日の神幸祭(しんこうさい・神輿渡御)の前に行う小祭という意味があります。宵山(前祭)はいつかと言うと7月14日~16日です。14日が宵々々山、15日が宵々山、16日が宵山とも言われています。祇園祭では宵山に人気があり、曜日や天候にもよるが、山鉾巡行よりも人出が多くなって混雑することがあります。特に屋台露店が立ち並び、夕方から歩行者天国になる7月15日・16日は人出が多くなり、大変混雑することがあります。なお宵山(前祭)の場所は山鉾が立ち並ぶ山鉾町です。四条通の内、東側の東洞院通(ひがしのとういんどおり)から西側の油小路通(あぶらこうじどおり)一帯(南北)です。
●山鉾・・・★長刀鉾・★函谷鉾・★鶏鉾・★菊水鉾・★月鉾・★放下鉾・保昌山・孟宗山・占出山・山伏山・霰天神山・郭巨山・伯牙山・芦刈山・油天神山・木賊山・太子山・白楽天山・蟷螂山・岩戸山・★綾傘鉾・★四条傘鉾・★船鉾(★は祇園囃子)

  • 夕方から23基の山鉾に駒形提灯(こまがたちょうちん)が灯され、囃子方がいる長刀鉾・函谷鉾・鶏鉾・菊水鉾・月鉾・放下鉾・岩戸山・綾傘鉾・四条傘鉾・船鉾で祇園囃子が奏でられます。綾傘鉾・四条傘鉾では棒振り踊りも披露されます。奏でられる時間や間隔は山鉾町で異なります。ちなみに宵山最終日の7月16日には囃子方がいる山鉾では祇園囃子を奉納し、晴天を祈願する日和神楽(ひよりかぐら)も行われます。
  • 浴衣姿の子供たちがわらべ歌(童歌)を唄いながら厄除けちまき(粽)などを販売し、祇園囃子だけでなく、わらべ歌も楽しむことができます。厄除けちまきなどを購入すると山鉾に搭乗・見学できる場合もあります。ただ長刀鉾・放下鉾は女人禁制です。(要確認)
  • 山鉾・山鉾町を巡って、御朱印(スタンプ)を集めたり、会所飾りを眺めたりすることができます。山鉾・山鉾町を巡る際には周辺の町屋で屏風祭り(びょうぶまつり)を楽しむことができるかもしれません。
  • 屋台露店(夜店)は宵山3日間の内、7月15日・16日に立ち並びます。屋台露店の場所はいずれも南北に走る烏丸通(三条通~蛸薬師通周辺)・室町通(山伏山~白楽天山周辺)・新町通(放下鉾~岩戸山周辺)などの通りです。
  • 歩行者天国(交通規制)は宵山3日間の内、7月15日・16日に行われます。歩行者天国の時間は一部の通りを除き、18:00~23:00です。歩行者天国の場所は四条通(東大路通~堀川通)・烏丸通(御池通~高辻通)・室町通(三条通~高辻通)・新町通(蛸薬師通~高辻通)などの通りです。四条通の内、四条烏丸から四条室町は満員電車並みに込む場合があります。

祇園祭屋台露店

【駒形提灯「左三つ巴」・「五瓜に唐花」・「御神燈」】

駒形提灯は宵山に山鉾などに灯されます。駒形提灯の名称は縦・横に繋がれた俵型の提灯の全体の形が将棋の駒に似ていることに由来するとも言われています。駒形提灯は山鉾町により、その形・サイズ・色・文様・文字などが異なり、それぞれのオリジナルになっています。ただ祇園祭が八坂神社の祭礼であることから駒形提灯に八坂神社の神紋である「左三つ巴(ひだりみつどもえ)」・「五瓜に唐花(ごかにからはな)」が使われたり、「御神燈」の文字が記されたりしています。長刀鉾の「長」のデザインは町内の古老による口伝によると安土桃山時代に織田信長が長刀鉾町内に何かを寄進した際、自筆で書いた文字を基にしているとも言われています。織田信長は左利きであったとも伝えられています。駒形提灯は江戸時代中期の1730年(享保15年)に創業した髙橋提燈・江戸時代末期に創業した奥川提灯などで製造されています。ちなみに駒形提灯は2008年(平成20年)に電球から電球型蛍光灯に全て変更されたそうです。なお宵山に灯される駒形提灯の数も山鉾町によって異なったりします。

【祇園囃子「コンチキチン」】

宵山(前祭)では親しみを込めて「コンチキチン」とも言われ祇園囃子が奏でられます。祇園囃子は室町時代末期に能楽(能・狂言)をヒントに奏でられるようになり、江戸時代に現在のような様式に整えられたと言われています。祇園囃子には山鉾に共通している部分もあるが、その多くは各山鉾町独自のものだそうです。祇園囃子は独特の音色を響かせ、リズムを刻む鉦(かね・摺り鉦)・旋律(メロディー)を奏でる笛(能菅)・テンポを司って全体を統制する太鼓(締め太鼓)から構成されています。ちなみに祇園囃子には山鉾巡行の際に賑やかお囃子を奏でることにより、疫病の元とされる悪霊を誘い出して引き寄せ、山鉾町に持ち帰って蔵に封じ込める役割があるとも言われています。なお祇園囃子は大きく山鉾巡行(前祭)の際、出発(四条烏丸)から四条河原町(八坂神社最寄り)までの間に奏でられる曲とそれ以外に奏でられる曲に分けられます。前者は荘重で厳粛な曲、後者がテンポが速く軽快で華やかな曲です。前者は地囃子・渡り囃子・渡り、後者は戻り囃子・戻りなどと言われています。

【祇園祭宵山の起源・歴史】

祇園祭宵山では一般に蝋燭(ろうそく)や提灯(ちょうちん)が普及した江戸時代中期頃から屏風祭や会所飾りが行われるようになったとも言われています。江戸時代に蝋燭は高価で、貴重な品物だったそうです。江戸時代中期の1757年(宝暦7年)発刊の「山鉾由来記(やまぼこゆらいき)」に屏風祭が「祭礼の町々、前日より提灯を夥敷(おびただしく)ともし、幕をうち、金銀屏風(きんぎんびょうぶ)、羅紗毛氈(らしゃもうせん)のたぐひ、他にをとらじと粧(よそ)ひかざりて客をまふく」、会所飾りが「山の町にハ申ノ刻より人形宝物をかざり、諸人に拝せしむ。貴賤(きせん)街に群をなせり」と記され、貴人や町人も祇園祭宵山の屏風祭・会所飾りを楽しみました。

【祇園祭宵山(前祭) 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
祇園祭2024日程(ちまき販売・宵山屋台・・・)

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