岩船寺石室・岩船寺見どころ(修学旅行・観光)

岩船寺石室

●岩船寺石室は1952年(昭和27年)11月22日に国の重要文化財に指定されました。
●岩船寺石室は鎌倉時代後期の1312年(応長2年)に建立されました。石室は奥壁に不動明王(ふどうみょうおう)立像が薄肉彫り(うすにくぼり)されています。
不動明王は密教(みっきょう)の根本尊(こんぽんそん)・大日如来(だいにちにょらい)の化身(けしん)とされています。また不動明王は降三世明王(ごうざんぜみょうおう)・軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)・大威徳明王(だいいとくみょうおう)・金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)とともに五大明王(ごだいみょうおう)ともされ、その中心となる明王です。不動明王は大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)・不動尊(ふどうそん)・不動金剛明王(ふどうこんごうみょうおう)・無動明王(むどうみょうおう)・無動尊(むどうそん)などとも言われています。大日如来が衆生を教化する際、通常の姿では教化できないので、忿怒相(ふんぬそう)をもって現れたとされています。不動明王は顔が1個・腕が2本の一面二臂(いちめんにっぴ)で、背に火炎を背負い、右手に悪を断ち切る剣(三鈷剣(さんこけん))、左手に救済の索(羂索(けんさく))を持ち、全ての悪と煩悩を抑え、全ての生あるものを救うと言われています。不動明王はヒンドゥー教の最高神・シヴァ神が起源とされています。日本には平安時代初期の804年(延暦23年)に遣唐使(けんとうし)として唐(中国)に渡った真言宗(しんごんしゅう)の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)が806年(大同元年)に密教とともに唐(中国)から不動明王の図像を持ち帰ったと言われています。なお不動明王は毎月28日が縁日とされています。
●岩船寺石室は花崗岩(かこうがん)製の石造仏龕(ぶつがん)です。石室は手前左右に2本の角柱を立て、屋根を支える寄棟造(よせむねづくり)です。
花崗岩は二酸化ケイ素が結晶してできた石英とアルカリ金属やアルカリ土類金属などのアルミノケイ酸塩を主成分とする長石を主成分とする粗粒な火成岩の一種です。花崗岩は黒雲母など有色鉱物が1割ほど含まれているが、全体的に白っぽく見えます。花崗岩は磨き上げると光沢が出て美しいくなり、御影石として石材に使われています。御影石は神戸市の御影が産地として有名であったことに由来しています。
一般的に仏龕は仏像・経文・位牌などを安置する小室のことです。仏龕は前面が開放されていたり、開放することができたりします。仏龕は建物の内壁や外壁・天然の岩壁・石窟の内壁など様々な場所に設けられています。なお建物内に仏像を安置する厨子(ずし)は仏龕が発展したものと言われています。
寄棟造は四方向に傾斜する屋根面を持つ屋根の形式です。寄棟造は大棟(おおむね)の両端から四方に隅棟(すみむね)が降り、2つの台形と2つの二等辺三角形で構成されます。いずれも奈良県の東大寺の大仏殿や正倉院(しょうそういん)・唐招提寺(とうしょうだいじ)の金堂が代表例です。
岩船寺

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