建仁寺門・建仁寺見どころ

建仁寺門

●建仁寺門は向唐門・北門・西門が2010年(平成22年)3月23日に京都府指定有形文化財に指定されました。
●建仁寺向唐門は江戸時代前期の寛文年間(1661年~1673年)に建立されました。建仁寺向唐門は一間向唐門(むこうからもん)で、銅板葺です。
一般的に唐門は切妻造(きりづまづくり)・入母屋造(いりもやづくり)の屋根に丸みをつけて造形した唐破風(からはふ)がついた門です。唐門は豪華な彫刻が施されたものは向唐門(むこうからもん)、唐破風が妻にある簡素なものは平唐門 (ひららもん)と言われています。唐門は平安時代後期に見られるようになり、桃山時代が隆盛期と言われています。
銅板葺は銅を薄くした銅板で屋根を葺く方法です。銅板葺は近世に本格的に始まり、神社・霊廟などに多く用いられています。銅板葺は瓦葺に比べると自重が軽くて耐震性があり、檜皮葺・こけら葺に比べると耐久性があるとい言われています。なお765年(天平宝字9年・天平神護元年)に奈良・西大寺(さいだいじ)で銅板葺が用いられたのが最古の記録とも言われています。
●建仁寺北門は江戸時代前期の寛永年間(1624年~1645年)に建立されました。建仁寺北門は高麗門(こうらいもん)で、本瓦葺(ほんがわらぶき)です。
高麗門は2本の鏡柱と内側の2本の控え柱からなる門です。高麗門は2本の鏡柱上に冠木を渡して小さな切妻屋根を架け、鏡柱と控え柱の間にも小さな切妻屋根を2つ架けています。高麗門は関白・豊臣秀吉による文禄・慶長の役(ぶんろく・けいちょうのえき)頃から城門などに使われるようになりました。
本瓦葺は陶器製で、断面が湾曲した矩形の平瓦と断面が半円状の丸瓦とを交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。なお本瓦葺は本葺き(ほんぶき)とも言われています。
●建仁寺西門は江戸時代後期の文化年間(1804年~1818年)に建立されました。建仁寺西門は四脚門(よつあしもん)で、切妻造(きりづまづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。
四脚門は2本の本柱の前後に2本の控柱を建てた合計4本の柱がある門です。四脚門は寺院の正門に用いられることが多い格式の高い門とされています。四脚門は普通切妻造だが、江戸時代以降に入母屋造の四脚門も造られました。
切妻造は屋根の最頂部の棟(むね)から両側に葺き下ろし、その両端を棟と直角に切った屋根の形式です。切妻造は本を開いて伏せたような形で、平行な面を平(ひら)、棟と直角な面を妻(つま)と言います。切妻造は古くは真屋(まや)とも言われ、伊勢神宮(いせじんぐう)・出雲大社(いづもたいしゃ)などの社殿に採用されています。ちなみに四方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟造(よせむねづくり)よりも格式が上とも言われています。なお切妻造は世界各地で見られる屋根の形式です。
建仁寺見どころ

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