八坂神社舞殿・八坂神社見どころ(修学旅行)

八坂神社舞殿

●八坂神社舞殿は幕末(江戸時代後期)の1866年(慶応2年)の火災で焼失し、1874年(明治7年)に土間式で再建され、1902年(明治35年)に現在の床式に改築しされました。2015年(平成27年)に屋根が葺き替えられました。八坂神社舞殿は花街の置屋や料亭などから奉納された提灯(ちょうちん)が吊るされています。
一般的に舞殿は舞楽(ぶがく)を行う舞台である社殿です。舞殿は神楽殿(かぐらでん)・神楽堂(かぐらどう)とも言われています。舞楽は雅楽(ががく)の一種です。舞楽は唐楽(とうがく)・高麗楽(こまがく)を伴奏とする舞踊です。唐楽を伴奏とする舞楽は左舞(さまい)・高麗楽を伴奏とする舞楽は右舞(うまい)と言われます。なお雅楽は日本古来の音楽・舞に中国など大陸から伝わった音楽・舞が融合し、10世紀頃に完成したと言われています。雅楽は神楽(かぐら)・久米舞(くめまい)など日本固有の国風の歌舞(くにぶりのうたまい)・中国系の唐楽・朝鮮系の高麗楽などに分類されます。
●八坂神社舞殿では祇園祭の際に3基の神輿(中御座神輿(なかござみこし)・東御座神輿(ひがしござみこし)・西御座神輿(にしござみこし))が泰安されたり、節分の際に花街(祇園甲部(ぎおんこうぶ)・祇園東(ぎおんひがし)・宮川町(みやがわちょう)・先斗町(ぽんとちょう))の舞妓さんが舞を奉納して豆まきをしたりしています。更に東山花灯路・祇園社観月祭などのイベントも行われます。なお八坂神社舞殿では結婚式が行われることもあるそうです。
●八坂神社舞殿は入母屋造(いりもやづくり)の銅板葺(どうばんぶき)です。八坂神社舞殿は一直線に並ぶ本殿・南楼門と同じ高さで、三位一体(さんみいったい)を表しているとも言われています。
入母屋造は切妻造と寄棟造を組み合わせた屋根の形式です。寄棟造の屋根の上に切妻造の屋根を載せた形で、切妻造の四方に庇(ひさし)がついています。京都御所の紫宸殿(ししんでん)のように切妻と寄棟の角度が一続きでないものは錣屋根(しころやね)とも言われています。日本では古くから切妻造は寄棟造よりも格式が上とも言われ、それらの組み合わせた入母屋造は最も格式が高いとも言われています。入母屋造は法隆寺(ほうりゅうじ)の金堂・唐招提寺(とうしょうだいじ)の講堂に採用されています。
銅板葺は銅を薄くした銅板で屋根を葺く方法です。銅板葺は近世に本格的に始まり、神社・霊廟などに多く用いられています。銅板葺は瓦葺に比べると自重が軽くて耐震性があり、檜皮葺・こけら葺に比べると耐久性があるとい言われています。なお765年(天平宝字9年・天平神護元年)に奈良・西大寺(さいだいじ)で銅板葺が用いられたのが最古の記録とも言われています。
八坂神社見どころ

ページ上部へ戻る