平等院庭園・平等院見どころ(修学旅行)

●平等院庭園は1922年(大正11年)3月8日に国の名勝に指定されました。
●平等院庭園は宇治川(うじがわ)や対岸の山々を借景に極楽浄土の宝池(ほうち)を模した阿字池(あじいけ)の中島に鳳凰堂(国宝)が建立されている浄土式庭園(じょうどしきていえん)です。1990年(平成2年)からの発掘調査により、平安時代の州浜が検出され、当初の姿に戻されました。また鳳凰堂に渡る2つの小橋も当初の形式に戻されました。なお庭園は平安時代の貴族・歌人である橘俊綱(たちばなのとしつな)が「今鏡(いまかがみ)・平安時代末期成立」に当代きってのものと讃えました。なお「阿」は梵語の第一字で、不生不滅を意味し、永遠の象徴としての極楽浄土を示すと言われています。
浄土式庭園(浄土庭園)は浄土思想に基づいて造営された日本庭園の形式です。浄土式庭園は極楽浄土を模して仏堂・仏堂の前面などに造営されました。浄土式庭園はお釈迦様の入滅から2,000年目以降に仏法が廃れるという末法思想(まっぽうしそう)が広がった平安時代後期頃から盛んに造営されるようになりました。浄土式庭園では京都府宇治市の平等院(びょうどういん)の庭園(名勝)・岩手県平泉町の毛越寺(もうつうじ)の庭園(特別名勝)・岩手県平泉町の観自在王院(かんじざいおういん)の庭園(名勝)・奈良県奈良市の円成寺(えんじょうじ)の庭園(名勝)・京都府木津川市の浄瑠璃寺(じょうるりじ)の庭園(特別名勝)が知られています。
極楽浄土は大乗仏教の如来のひとつで、西方極楽浄土の教主・阿弥陀如来(阿弥陀仏)のいる世界です。極楽浄土は西方十万億土の彼方にあり、全く苦しみのない理想郷で、阿弥陀如来が今も法を説いているとされています。阿弥陀如来を信じ、ひたすら念仏を唱えると死後に極楽浄土に迎えられると言われています。極楽浄土には七宝(しっぽう)で飾られた宝池があり、宝池には八功徳水(はっくどくすい)の水が湛えられていると言われています。八功徳水の八徳は「倶舎論(くしゃろん)」によると甘・冷・軟・軽・清浄・不臭・飲時不損喉(おんじふそんこう)・飲已不傷腸(おんいふしょうふく)です。
浄土思想は西方にある阿弥陀如来(阿弥陀仏)の極楽浄土に往生(おうじょう)して成仏(じょうぶつ)することを願う思想です。浄土思想では阿弥陀如の本願に基づき、観仏(かんぶつ)・念仏(ねんぶつ)によって極楽浄土に往生しようと願います。浄土思想の基礎となる浄土教は紀元前後に起こった大乗仏教とともに成立し、紀元100年頃に編纂された「無量寿経(むりょうじゅきょう)」・「阿弥陀経(あみだきょう)」とともにインドに広がり、2世紀後半に中国に伝わり、飛鳥時代(7世紀前半)に日本に伝わり、阿弥陀如来像が盛ん造られるようになりました。
平等院見どころ

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