仁和寺五重塔・仁和寺見どころ

仁和寺五重塔

●仁和寺五重塔は1900年(明治33年)4月7日に国の重要文化財に指定されました。
●仁和寺五重塔は江戸時代前期の1644年(寛永21年)に建立されました。仁和寺五重塔は日本一高い東寺(とうじ・教王護国寺(きょうおうごこくじ))五重塔とともに寛永年間(1624年~1645年)を代表する塔と言われています。仁和寺五重塔は高さ約36.18メートルで、塔身(とうしん)が約32.7メートルになります。
一般的に五重塔は仏教の祖・お釈迦さまの遺骨(仏舎利(ぶしゃり))を納める仏塔です。仏塔は紀元前3世紀頃から造られるようになったお釈迦さまの遺骨(仏舎利)を祀る饅頭形(半球形)のストゥーパが起源とも言われています。ストゥーパはインド(天竺(てんじく))から中国に伝えられると高層の楼閣建築形式になり、朝鮮半島から日本に伝わったと言われています。現在、7世紀後半の飛鳥時代に建立された法隆寺(ほうりゅうじ)の五重塔が日本最古の五重塔です。なお五重塔は外観が基壇・塔身・相輪(そうりん)からなり、五重の屋根が下から地(基礎)・水(塔身)・火(笠)・風(請花(うけばな))・空(宝珠(ほうじゅ))を表し、それぞれが5つの世界(五大思想)を示し、仏教的な宇宙観を表しています。
一般的に日本の仏塔の形式は三重塔・五重塔です。ただ七重塔・九重塔・十三重塔などもあり、層の数はほぼ奇数に限定されています。
●仁和寺五重塔には初層に大日如来(だいにちにょらい)、その周りに四方仏(北方の天鼓雷音如来(てんくらいおんにょらい)・東方の宝幢如来(ほうとうにょらい)・西方の無量寿如来(むりょうじゅにょらい・阿弥陀如来(あみだにょらい))・南方の開敷華王如来(かいふけおうにょらい))を安置しています。また中央の心柱を囲むように四本の天柱もあり、その柱や壁面には真言八祖(しんごんはっそ)や仏、そして菊花文様などが描かれています。
大日如来は真言密教(しんごんみっきょう)の教主で、宇宙の実相を仏格化した根本仏とされています。大日如来は太陽神が起源とされ、宇宙の根元で、諸仏・諸菩薩の本地とされています。なお大日如来は平安時代前期に真言宗の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)が密教とともに中国・唐から日本に伝えました。大日如来は日本の密教において最高仏として位置付けられ、大日信仰が成立しました。
真言八祖は真言宗で崇拝される八人の祖師で、付法(ふほう)の八祖・伝持(でんじ)の八祖があります。
付法の八祖は大日如来(だいにちにょらい)・金剛薩た(こんごうさった)・龍猛菩薩(りゅうみょうぼさつ)・龍智菩薩(りゅうちぼさつ)・金剛智三蔵(こんごうちさんぞう)・不空三蔵(ふくうさんぞう)・恵果阿闍梨(けいかあじゃり)・弘法大師(こうぼうだいし)です。付法の八祖は教主・大日如来の説法を金剛薩たが聞いて教法が起こり、真言宗の教えが伝わった系譜です。
伝持の八祖は龍猛菩薩(りゅうみょうぼさつ)・龍智菩薩(りゅうちぼさつ)・金剛智三蔵(こんごうちさんぞう)・不空三蔵(ふくうさんぞう)・善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう )・一行禅師(いちぎょうぜんじ)・恵果阿闍梨(えかあじゃり)・弘法大師(こうぼうだいし)です。伝持の八祖は付法の八祖から実在しない人物である大日如来・金剛薩たを除き、2人の祖師を加えたもので、八祖大師(はっそだいし)とも言われています。
仁和寺見どころ

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