東福寺臥雲橋・東福寺見どころ

東福寺臥雲橋

●東福寺臥雲橋は1993年(平成5年)4月9日に京都府指定文化財に指定されました。
●東福寺臥雲橋は棟札に「造弘化四年丁未念四月己巳」と記され、江戸時代後期の1847年(弘化4年)に洗玉澗(せんぎょくかん)に架けられたと言われています。「臥雲」には雲の中に横たわるということから隠居するという意味があるそうです。また隠居して仙人になる仙道(せんどう)に志すという意味があるそうです。臥雲橋は通天橋(つうてんきょう)・偃月橋(えんげつきょう)とともに東福寺三名橋と言われています。東福寺臥雲橋からは紅葉の洗玉澗越しに通天橋を眺めることができます。
通天橋は1959年(昭和34年)の台風で崩壊し、1961年(昭和36年)に再建されました。通天橋はかつて南北朝時代の1380年(康暦2年・天授6年)に相国寺第2世・春屋妙葩(しゅんおくみょうは)が洗玉澗を渡る労苦から僧侶を救う為、南宋(中国)径山(きんざん)の橋を模して架けたと言われています。春屋妙葩は橋を「通天橋」と名付け、入口には春屋妙葩筆の「通天橋」が掲げられていたそうです。かつての通天橋は鶯張り(うぐいすばり)だったとも言われています。
偃月橋は国の重要文化財です。偃月橋は江戸時代初期の1603年(慶長8年)に再建されました。偃月橋は東福寺から塔頭・龍吟庵(りょうぎんあん)と即宗院(そくしゅういん)に通じる洗玉澗に架けられています。ちなみに「偃月」は半月よりやや細い月(弓張り月)のことを言います。なお偃月橋は日本百名橋にも数えられています。
●東福寺臥雲橋は桁行十間・梁行一間の木造廊橋で、切妻造(きりづまづくり)の桟瓦葺(さんがわらぶき)です。
切妻造は屋根の最頂部の棟(むね)から両側に葺き下ろし、その両端を棟と直角に切った屋根の形式です。切妻造は本を開いて伏せたような形で、平行な面を平(ひら)、棟と直角な面を妻(つま)と言います。切妻造は古くは真屋(まや)とも言われ、伊勢神宮(いせじんぐう)・出雲大社(いづもたいしゃ)などの社殿に採用されています。ちなみに四方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟造(よせむねづくり)よりも格式が上とも言われています。なお切妻造は世界各地で見られる屋根の形式です。
桟瓦葺は平瓦と丸瓦を一体化させた波型の桟瓦を使用して屋根を葺く方法です。ちなみに本瓦葺は平瓦と丸瓦を交互に組み合わせて屋根を葺く方法です。瓦葺は飛鳥時代に中国・朝鮮半島から寺院建築の技術とともに伝来しました。瓦葺は檜皮葺(ひわだぶき)・茅葺(かやぶき)・板葺(いたぶき)などに比べ耐水性・耐火性に優れ、台風の多い日本に適していました。
東福寺見どころ

ページ上部へ戻る