東福寺の見どころ解説-修学旅行・観光の簡単まとめ

京都紅葉見ごろ・東福寺

東福寺の国宝・重要文化財などの見どころ解説

東福寺の見どころを簡単にまとめて解説します。見どころには京都一の紅葉が眺められる通天橋と通天モミジ、足利義持が再建した三門(国宝)、京の五閣に数えられる伝衣閣がある常楽庵(重要文化財)などがあります。
また本坊庭園・禅堂・東司なども見逃せません。

【足利義持が再建した三門(国宝)の見どころ解説】

★三門は通天橋に次ぎ、修学旅行・観光で見る価値があります。三門は二階に釈迦如来(しゃかにょらい)像・十六羅漢(じゅうろくらかん)像などを安置しています。また二階に臨済宗(りんざいしゅう)の画僧・吉山明兆(きつさんみんちょう・兆殿司(ちょうでんす)が極彩色で描いた半人半鳥の迦陵頻伽(かりょうびんが)などの壁画もあります。三門には室町幕府4代将軍・足利義持(あしかがよしもち)が書いた扁額(へんがく)「妙雲閣(みょううんかく)」が掛けられています。
★三門の歴史は1405年(応永12年)に足利義持が再建しました。禅寺の三門として国内最古と言われています。その後1596年(慶長元年)に慶長伏見地震(けいちょうふしみじしん)で損傷し、関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)が四隅に柱を取り付け、柱は太閤柱(たいこうばしら)と言われています。
★三門は禅宗様(ぜんしゅうよう・唐様(からよう))で、柱・梁(はり)・屋根などに大仏様(だいぶつよう・天竺様(てんじゅくよう))、上層屋根の垂木(たるき)の配置に和様(わよう)の様式が見られます。三門の建築様式は高さ約22メートルの五間三戸二階二重門(ごけんさんこにかいにじゅうもん)で、屋根が入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。中央の三間が通路になっています。両脇の山廊(さんろう)は屋根が切妻造(きりづまづくり)の本瓦葺です。
★三門(妙雲閣)は選仏場(禅堂)・潮音堂(法堂)・栴檀林(せんだんりん)・思遠池(しおんち)・成就宮(五社明神社)・通天橋・千松林・甘露井(かんろい)・洗玉澗(せんぎょくかん)とともに東福寺十境に数えられました。
★例年3月に涅槃会(ねはんえ)が行われ、特別公開されます。(要確認)

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【国内最大の禅堂と言われる禅堂(重要文化財)の見どころ解説】

★禅堂は見逃せません。禅堂は鏡天井で、花頭窓(かとうまど)・格子窓(こうしまど)などがあります。かつて聖一国師(しょういちこくし)・円爾(えんに)の師である南宋(中国)の禅僧・無準師範(ぶじゅんしばん)の扁額「選仏場」が掛けられ、選仏堂(せんぶつじょう)と言われています。なお禅堂ではかつて400人以上の僧侶が修業し、僧堂(そうどう)と言われました。
★禅堂の歴史は1347年(正平2年・貞和3年)に再建されました。国内最古の禅堂と言われています。
★禅堂の建築様式は屋根が切妻造の本瓦葺で、二階建てに見える一重もこし(裳階)付です。禅堂は南北約42メートル・東西約22メートルで、国内最大の禅堂と言われています。

【伝衣閣がある常楽庵(重要文化財)の見どころ解説】

★常楽庵は見逃せません。常楽庵には開山堂・昭堂・客殿(普門院(ふもんいん))・塔司寮(たっすりょう・書院)・庫裏(くり)・楼門(ろうもん)・鐘楼(しょうろう)・裏門や池泉鑑賞式庭園・枯山水(かれさんすい)庭園があります。開山堂昭堂の二階は伝衣閣(でんねかく)と言われ、金閣・銀閣・西本願寺の飛雲閣(ひうんかく)・大徳寺の塔頭(たちゅう)である芳春院(ほうしゅんいん)の呑湖閣(どんこかく)とともに京の五閣と言われています。なお客殿はかつて聖一国師・円爾が住したと言われています。
★常楽庵の歴史は1819年(文政2年)に焼失し、1823年(文政6年)に公卿・一条忠良(いちじょうただよ)が再建しました。
★開山堂は聖一国師・円爾像を安置しています。開山堂は屋根が宝形造(ほうぎょうづくり)の桟瓦葺(さんがわらぶき)です。
★昭堂は一部二階建てで、二階は伝衣閣と言われています。屋根が切妻造です。
★客殿は普門院とも言われ、かつて京都十刹(じっさつ)に数えられた普門寺(ふもんじ)の名残を残していると言われています。客殿は桁行約20メートル・梁間約17.4メートルで、屋根が入母屋造の桟瓦葺です。
★塔司寮は桁行約16メートル・梁間約12メートルで、屋根が入母屋造の桟瓦葺です。
★庫裏は桁行約11.9メートル・梁間約13.7メートルで、屋根が切妻造の桟瓦葺です。
★楼門の建築様式は三間一戸の楼門で、屋根が入母屋造の桟瓦葺です。
★鐘楼は切妻造の桟瓦葺です。鐘楼の鐘は毎夜11:45頃から18回撞かれ、深夜の送り鐘と言われています。送り鐘は750年も続いているそうです。

【京都最古の浴室(重要文化財)の見どころ解説】

★浴室は板敷きの上に2つの蒸し風呂が並び、後方に釜(かま)・焚き口(たきぐち)があります。浴室は東司(とうす)・食堂(じきどう)とともに私語を謹む三黙堂(さんもくどう)です。
★浴室の歴史は1459年(長禄3年)に建立されました。浴室は奈良・東大寺(とうだいじ)の湯屋に次いで古く、京都最古の浴室建築と言われています。
★浴室はの建築様式は屋根が正面入母屋造・背面切妻造の本瓦葺です。国内最大と言われ、2つの蒸し風呂が並んでいます。

【国内最大の東司(重要文化財)の見どころ解説】

★東司(トイレ)は多くの修行僧が用を足すことができるように造られています。一度に100人が使うことができ、百雪隠(ひゃくせっちん)・百人便所と言われました。東司は浴室・食堂とともに私語を謹む三黙堂です。★東司の歴史は室町時代前期(1333年~1392年)に建立されました。国内最古の東司と言われています。
★東司の建築様式は禅宗様です。屋根が切妻造の本瓦葺です。国内最大の東司と言われています。中央に通路があり、左右に円筒の壺が埋められています。
★禅宗では用を足すのも行(ぎょう)とされ、手順も事細かく定められていたそうです。東司は七不思議に数えられています。

【三聖寺を前身とする愛染堂(重要文化財)の見どころ解説】

★愛染堂は八角円堂(はっかくえんどう)です。愛染堂は愛染明王(あいぜんみょうおう)を祀っています。
★愛染堂の歴史は室町時代前期(1333年~1392年)に建立されました。愛染堂は廃寺になった東福寺の塔頭(たっちゅう)・三聖寺(さんしょうじ)にあったが、1873年(明治6年)に万寿寺(まんじゅじ)が三聖寺を合寺し、1886年(明治19年)に万寿寺が東福寺の塔頭になり、1937年(昭和12年)に現在の場所に移されました。
★愛染堂の建築様式は屋根が宝形造(ほうぎょうづくり)のこけら葺(こけらぶき)です。

【日本百名橋に選ばれている偃月橋(重要文化財)の見どころ解説】

★偃月橋は塔頭・龍吟庵(りょうぎんあん)と即宗院(そくしゅういん)に通じる渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)に架かる木造橋廊です。偃月橋は日本百名橋に選ばれ、臥雲橋・通天橋とともに東福寺三名橋と言われています。
★偃月橋の歴史は1603年(慶長8年)に再建されました。
★偃月橋の建築様式は屋根が切妻造の桟瓦葺です。

【六波羅探題から移築された六波羅門(重要文化財)の見どころ解説】

★六波羅門は鎌倉幕府執権・北条氏の六波羅探題(ろくはらたんだい)から移築したことから六波羅門と言われています。
★六波羅門の歴史は鎌倉時代前期(1185年~1274年)に建立されました。境内最古の建物のひとつと言われています。
★六波羅門の建築様式は棟門(むねもん)で、屋根が本瓦葺です。
★六波羅門には1333年(元弘3年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏(あしかがたかうじ)が攻撃した跡が遺されているとも言われています。

【御所から移築された月下門(重要文化財)の見どころ解説】

★月下門(月華門)は1268年(文永5年)に一条実経(いちじょうさねつね)が常楽庵を建立した際、第90代・亀山天皇(かめやまてんのう)から御所の月華門を賜って移築したと言われています。
★月下門の歴史は室町時代前期(1333年~1392年)に御所の月華門として造営されたと言われています。
★月下門の建築様式は朱塗り(しゅぬり)の四脚門(しきゃくもん)で、屋根が切妻造の檜皮葺(ひわだぶき)です。板蟇股(かえるまた)などに鎌倉時代(1185年~1333年)の特色が残されています。

【三聖寺を前身とする二王門(重要文化財)の見どころ解説】

★二王門は仁王(におう・金剛力士(こんごうりきし))像を安置していました。
★二王門の歴史は1597年(慶長2年)に建立されました。二王門は廃寺になった東福寺の塔頭・三聖寺にあったが、その後万寿寺に移され、更に東福寺に移されました。
★二王門の建築様式は三間一戸八脚門(さんげんいっこはっきゃくもん)で、屋根が切妻造の本瓦葺です。

【本坊庭園「八相の庭」(名勝)の見どころ解説】

★本坊庭園は見逃せません。本坊庭園は八相成道(はっそうじょうどう・釈迦八相)を表現した枯山水の名園です。本坊庭園は明治時代(1868年~1912年)に再建された方丈の四方にあり、趣の異なる北庭・東庭・西庭・南庭から構成されています。
★本坊庭園の歴史は1939年(昭和14年)に造園家・重森三玲(しげもりみれい)が作庭しました。本坊庭園は2014年(平成26年)に名勝に指定されるまでは「八相の庭」と言われました。
★北庭は石と苔を市松模様(いちまつもよう)に配した庭園です。東庭は北斗七星(ほくとしちせい)をかたどった庭園です。西庭は白砂と刈込の市松模様の庭園です。南庭は四神仙島と五山を表現した庭園です。

【天井画「蒼龍図」がある本堂の見どころ解説】

★本堂(仏殿兼法堂)は本尊・釈迦如来立像と脇侍(わきじ)である阿難(あなん)・迦葉(かしょう)を安置しています。鏡天井(かがみてんじょう)に日本画家・堂本印象(どうもといんしょう)が描いた天井画「蒼龍図」があり、外からも見ることができます。
★本堂の歴史は1881年(明治14年)に焼失し、1934年(昭和9年)に京大名誉教授・天沼俊一(あまぬましゅんいち)の設計によって再建されました。
★本堂の建築様式は屋根が入母屋造の本瓦葺です。本堂は間口約41.4メートル・高さ約25.5メートルです。本堂では南東(巽)の柱が日蓮柱(にちれんばしら)と言われ、本堂前に石碑・日蓮柱之碑が建立されています。日蓮柱は七不思議に数えられています。
★天井画「蒼龍図」は堂本印象が僅か17日間で描いたと言われています。「蒼龍図」は東西約22メートル・南北約11メートルの鏡天井に体長約54メートル・胴回り約6.2メートルの龍を描いたものです。
★例年3月14日から16日に涅槃会(ねはんえ)が行われ、京都三大涅槃図に数えられる縦約12メートル・横約6メートルの涅槃図が掛けられ、お釈迦様が最後に説いた遺教経(ゆいぎょうきょう)などが読経されます。涅槃図は猫入り涅槃図として七不思議に数えられています。

【通天モミジが眺められる通天橋の見どころ解説】

★通天橋は修学旅行・観光で絶対に価値があります。通天橋は渓谷・洗玉澗に架かる長さ約26メートルの木造橋廊です。紅葉シーズンに紅葉(通天モミジ)に彩られた絶景を見られます。なお通天橋は臥雲橋・偃月橋とともに三名橋と言われています。
★通天橋の歴史は1959年(昭和34年)に台風で崩壊し、1961年(昭和36年)に再建されました。なお通天橋は1380年(天授6年)に相国寺2世・春屋妙葩(しゅんおくみょうは)が洗玉澗を渡る労苦から僧侶を救う為に架けたと言われています。
★通天橋の建築様式は本堂から通じる屋根付きの廊下です。通天橋は台風崩壊後に橋脚が鉄筋コンクリート造になりました。
★例年秋に看楓特別公開(かんぷうとくべつこうかい)が行われ、拝観時間が早められることから早朝に紅葉狩りを楽しめます。

●上記以外は下記リンクから確認することができます。
東福寺見ど
ころ(放生池・紅葉(通天モミジ)など)

【東福寺の見どころ 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・東福寺(見ど
ころ・アクセス・・・)ホームページ

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