東寺瓢箪池・東寺見どころ

東寺瓢箪池

●東寺瓢箪池は境内の南東で、五重塔(国宝)の北側、金堂(国宝)・講堂(重要文化財)の西側にあります。瓢箪池は瓢箪池を中心に池泉回遊式庭園を形成しています。瓢箪池には蓮が植えられ、池泉回遊式庭園には梅・桜・藤・百日紅(さるすべり)・モミジなどが植えられています。
池泉回遊式庭園は大きな池を中心に築山や池の中に小島・橋・名石などを配し、池の周囲に設けられた園路を回遊して鑑賞します。池泉回遊式庭園では休憩所・展望所・茶亭・東屋なども設けられます。なお回遊式庭園は室町時代に禅宗寺院、江戸時代に大名によって多く作庭され、日本庭園の集大成とも位置付けられています。
蓮はインド原産のハス科の多年性水生植物です。蓮は根茎に節が多く、秋に肥厚し、蓮根として食用にされます。蓮の花は睡蓮(すいれん)とともに蓮華(れんげ)と言われ、その名称は仏教とともに中国から伝来したとも言われています。蓮は日本最古の和歌集・万葉集にも記されています。なお蓮は夏に泥水の中から清浄な美しい花を咲かせることから仏の知恵や慈悲の象徴とされています。また蓮は泥より出でて、泥に染まらずと称され、清らかさや聖性の象徴ともされています。ちなみに極楽浄土の池には青・黄・赤・白の車輪のような大きな蓮の花が咲いていると言われているそうです。
●東寺瓢箪池は江戸時代後期の安政年間(1855年~1860年)の大地震により、五重塔が傾いた際には掘って五重塔を安定させたも言われ、東寺七不思議に数えられています。
五重塔は平安時代前期の826年(天長3年)から建立が始まり、元慶年間(877年~885年)に完成しました。その後平安時代前期の886年(仁和2年)・平安時代後期の1055年(天喜3年)・鎌倉時代の1270年(文永7年)・戦国時代(室町時代後期)の1563年(永禄6年)に落雷・不審火によって4度焼失し、1644年(寛永21年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)の寄進によって再建されました。五重塔は三間五重塔婆です。東寺五重塔は高さ約54.8メートルで、国内で最も高い木造塔(建築物)です。
安政年間には1854年(安政元年)の伊賀上野地震(いがうえのじしん)・1854年(安政元年)の安政東海地震(あんせいとうかいじしん)・1854年(安政元年)の安政南海地震(あんせいなんかいじしん)・1855年(安政2年)の安政江戸地震(あんせいえどじしん)・1856年(安政3年)の安政八戸沖地震(あんせいはちのへおきじしん)・1858年(安政5年)が起こりました。安政南海地震はマグニチュード8.4ともされる南海トラフ巨大地震の一つで、約32時間前に発生した安政東海地震とともに甚大な被害を与えたととも言われています。安政南海地震では中部から九州に被害を与えました。
東寺見どころ

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