千手観音・三十三間堂

三十三間堂

千手観音(三十三間堂見どころ)を詳しく紹介します。千手観音には本尊である千手観音坐像(国宝)と1,001体の千手観音立像(重要文化財)があり、千手観音立像は本尊・千手観音坐像の左右にある10段の階段状の仏壇にそれぞれに50体、合計1,000体が安置され、本尊の背後にも1体が安置されています。

【三十三間堂千手観音以外の情報】
三十三間堂基本情報
三十三間堂歴史
三十三間堂見どころ

【三十三間堂千手観音 三十三間堂】
三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)・蓮華王院本堂(れんげおういんほんどう)は平安時代の988年(永延2年)太政大臣・藤原為光(ふじわらのためみつ)が造営した私邸があった場所とも言われています。三十三間堂は1165年(長寛2年)後白河上皇(第77代・後白河天皇)が平清盛(たいらのきよもり)に資材協力を命じ、離宮・法住寺殿の一画に創建したのが起源です。ただ1249年(建長元年)に焼失し、1266年(文永3年)後嵯峨上皇(第88代・後嵯峨天皇)が本堂(三十三間堂)のみを再建しました。

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【三十三間堂千手観音 概要】
千手観音坐像(本尊)は国宝で、三十三間堂(本堂)の中央に安置されています。千手観音立像は重要文化財で、本尊の左右にある10段の階段状の仏壇にそれぞれに50体、合計1,000体が安置され、本尊の背後にも1体が安置されています。つまり千手観音立像は本尊の周りに1,001体が安置されています。(2018年10月中に重要文化財から国宝に指定される予定です。)
(三十三間堂見どころ 概要豆知識)
●本尊の左右に安置されている合計1,000体の千手観音立像は千体仏とも言われています。千体仏は平安時代にはたくさん造仏されたとも言われています。

【三十三間堂千手観音 歴史】
千手観音坐像は1251年(建長3年)から造仏が開始され、1254年(建長6年)大仏師・湛慶(たんけい)が82歳の時に完成しました。1,001体の千手観音立像は平安時代から室町時代に造仏されました。平安時代に造仏された124体の千手観音立像には銘がなく、造仏した仏師は不明です。その後鎌倉時代に16年掛けて造仏された876体の内の約500体には銘があり、湛慶などの慶派・院恵などの院派・隆円などの円派などの仏師が一緒に造仏したことが分かります。なお1体の千手観音立像は室町時代に造仏されました。
(三十三間堂千手観音 歴史豆知識)
●千手観音坐像の台座心棒には湛慶以外にも法眼康円(ほうがんこうえん)・法眼康清(ほうがんこうせい)の名前が墨書で書かれ、湛慶が弟子と一緒に完成させたことが分かります。

【三十三間堂千手観音 千手観音坐像】
本尊・千手観音坐像(国宝)は高さ約3.3メートルで、台座など含めると高さは7メートルを超えます。千手観音坐像はヒノキの寄木造りで、漆箔が施されています。千手観音坐像の手は42手あり、胸前で2手が合掌し、腹前で2手が宝鉢(ほうはつ)を持ち、残りの38手は法輪(ほうりん)・錫杖(しゃくじょう)・水瓶(すいびょう)などを持っています。
(三十三間堂千手観音 千手観音坐像豆知識)
●千手観音の造仏では42手が一般的です。

【三十三間堂千手観音 千手観音立像】
1,001体の千手観音立像(重要文化財)は高さ1.6メートル前後です。(2018年10月中に重要文化財から国宝に指定される予定です。)千手観音立像は寄木造、または割矧ぎ造です。千手観音立像の手は42手あり、胸前で2手が合掌しています。なお本尊の背後の千手観音立像は「行像尊」と言われています。
(三十三間堂千手観音 千手観音立像豆知識)
●1,000体の千手観音立像には必ず会いたい人に似た像があるとも言われています。

【三十三間堂千手観音 千手の手】
千手観音(せんじゅかんのん)は六観音の一つで、千手の手はいかなる衆生をあまねく救済するという慈悲と力の大きさを表していると言われています。
(三十三間堂千手観音 千手の手豆知識)
●千手観音は千手千眼観音(せんじゅせんげんかんのん)とも言われ、千の慈悲の眼と千の慈悲の手を備えています。

【三十三間堂千手観音 本堂】
千手観音坐像・千手観音立像を安置している本堂(三十三間堂)は1249年(建長元年)の火災によって焼失し、1266年(文永3年)に再建されました。
(三十三間堂千手観音 本堂豆知識)
●本堂(三十三間堂)の「三十三」は観音菩薩に縁のある数字で、「法華経」などでは観音菩薩が三十三の姿に変じ、衆生を救うと説かれています。

【三十三間堂千手観音 兵庫朝光寺】
兵庫加東市・朝光寺(ちょうこうじ)の2体の本尊・千手観音菩薩立像の内の1体は三十三間堂の千手観音と同形式で、三十三間堂から移されたも言われています。
(三十三間堂千手観音 兵庫朝光寺豆知識)
●朝光寺は寺伝によると651年(白雉2年)天竺(インド)から紫の雲に乗って日本に飛来したと言われている法道仙人が権現山に開基したのが起源と言われています。その後1413年(応永20年)に本堂が再建され、三十三間堂から移された千手観音菩薩立像が安置されたと言われています。

【三十三間堂千手観音 備考】
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