詩仙堂・曼殊院紅葉散策コース(八大神社・修学院離宮・・・)

詩仙堂

詩仙堂・曼殊院紅葉散策コース

詩仙堂・曼殊院紅葉散策コースは比叡山西側にある紅葉名所を散策するコースです。比叡山西側には石川丈山が造営した詩仙堂や天台五門跡に数えられる曼殊院などがあります。また延暦寺の別院である赤山禅院もあります。詩仙堂・曼殊院は洛北エリア(北部)に位置し、洛北を代表する紅葉スポットになっています。詩仙堂・曼殊院紅葉散策コース周辺には八大神社・鷺森神社・林丘寺・修学院離宮などもあり、チャンスがあれば立ち寄りましょう。修学院離宮は皇室関連施設になっており、参観には事前申込や当日申込が必要になる場合があり、事前にチャックしましょう。曼殊院では紅葉ライトアップを行う場合があります。

【詩仙堂・曼殊院紅葉散策コース】

【紅葉の見頃(例年)】
●2025年9月上旬頃から京都の紅葉見ごろ情報を情報発信します。
詩仙堂・・・11月中旬~11月下旬頃
曼殊院・・・11月中旬~11月下旬頃
鷺森神社・・・11月下旬頃
修学院離宮・・・11月中旬~11月下旬頃
赤山禅院・・・11月中旬~11月下旬頃
京都紅葉見ごろ2025

【詩仙堂(しせんどう) 概要】

詩仙堂ではイロハモミジなどが分布し、紅葉と白砂にサツキの刈り込みがある唐様庭園などが見どころです。詩仙の間から眺める光景は絵画のようと言われているそうです。詩仙堂は1641年(寛永18年)に徳川家の家臣・石川丈山が隠居の為に造営した山荘が起源です。石川丈山は大坂夏の陣で抜駆けをしで浪人になり、妙心寺に隠棲したそうです。詩仙堂の名称は中国の詩家36人の肖像を絵師・狩野探幽が描き、丈山自らが詩を書いた肖像を四方の壁に掲げた「詩仙の間」に由来しています。儒学者・林羅山の意見をもとに選ばれました。丈山没後に一時荒廃したが、1821年(文政4年)の丈山150年御遠忌の際に建物が修復され、庭園が改修されました。
詩仙堂紅葉見ごろ

【曼殊院(まんしゅいん) 概要】

曼殊院ではカエデなどが分布し、紅葉と枯山水庭園・勅使門・築地塀・石垣などが見どころです。紅葉の見ごろにライトアップを行う場合があります。曼殊院は延暦年間に天台宗の宗祖である伝教大師・最澄が比叡山に鎮護国家の道場として創建した坊が起源と言われています。天暦年間に是算国師が比叡山西塔北渓に移し、東尾坊と号しました。その後天仁年間に忠尋大僧正が寺号を曼殊院と改め、北山に別院を創建しました。1656年(明暦2年)に良尚親王が入寺し、現在の場所に移って堂宇を建立しました。曼殊院は青蓮院・三千院・妙法院・毘沙門堂とともに京都天台五門跡に数えられています。
曼殊院紅葉見ごろ曼殊院紅葉ライトアップ

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【八大神社(はちだいじんじゃ) 概要】

八大神社は1294年(永仁2年)に八坂神社に祀られていた素戔嗚尊、素戔嗚尊の妻・櫛稲田姫命、素戔嗚尊の8人の子供・八柱御子神を勧請して創建され、北の祇園とも言われました。その後応仁の乱で焼失し、1596年(慶長元年)に再建され、1926年(大正15年)に現在の社殿が建立されました。江戸時代に宮本武蔵が兵法家・吉岡一門と一乗寺下り松で決闘を行う際、神頼みを思い立ったが、神仏に頼ろうとする自分の弱さに気づき、止めたと言われています。
八大神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

【鷺森神社(さぎのもりじんじゃ) 概要】

鷺森神社では参道などにイロハカエデなどが分布し、参道に現れる紅葉のトンネルなどが見どころです。鷺森神社は貞観年間に延暦寺の別院・赤山禅院付近に創建されたとも言われています。鷺森神社の社名は鎮守の森に神のお使い(神使)とされる鷺が多く生息していたことに由来すると言われています。その後応仁の乱で焼失し、修学院離宮がある場所に移されました。しかし元禄年間に後水尾上皇が修学院離宮の造営を開始し、1689年(元禄2年)に霊元天皇によって現在の場所に移されました。
鷺森神社紅葉見ごろ

【林丘寺(りんきゅうじ) 概要】

林丘寺は通常非公開です。林丘寺は後水尾法皇の第1皇女・梅宮文智女王が開山した円照寺があった場所でした。その後後水尾法皇の第8皇女・朱宮光子内親王が後水尾法皇から別殿・朱宮御所を賜って楽只軒と称しました。1680年(延宝8年)に後水尾法皇が崩御すると朱宮光子内親王は出家して別殿を林丘寺に改めました。江戸時代末期に荒廃するが、1868年(明治元年)に天龍寺の滴水宜牧禅師が復興しました。1884年(明治17年)に寺地の約半分を皇室に返還し、楽只軒・宮殿が修学院離宮の一部になりました。
林丘寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

【修学院離宮(しゅがくいんりきゅう) 概要】

修学院離宮ではカエデなどが分布し、紅葉と巨大な人工池である浴龍池などが見どころです。修学院離宮は後水尾上皇の第1皇女・文智女王が草庵・円照寺を営んでいた場所です。1655年(明暦元年)に後水尾上皇が文智女王を訪ね、隣雲亭からの眺めから修学院離宮の造営を決意したとも言われています。1656年(明暦2年)から江戸幕府が修学院離宮の造営を開始し、1659年(万治2年)に完成したとも言われています。修学院離宮は上御茶屋・中御茶屋・下御茶屋に分かれ、上御茶屋に人工池の浴龍池・隣雲亭、中御茶屋に楽只軒・客殿、下御茶屋に寿月観などがあります。
修学院離宮紅葉見ごろ

【赤山禅院(せきざんぜんいん) 概要】

赤山禅院ではモミジ・カエデなどが分布し、山門から本殿などの社殿に続く参道に紅葉のトンネルが現れます。寛老池では水鏡に紅葉が映し出されます。赤山禅院は888年(仁和4年)に安慧が慈覚大師・円仁の遺命により、陰陽道の祖神・赤山大明神を勧請して創建したのが起源と言われています。慈覚大師・円仁は838年(承和5年)に唐(中国)に渡り、その行程を守護した赤山大明神に感謝し、赤山禅院を創建することを誓った言われています。その後平安京・京都御所の表鬼門に当たることから皇城の表鬼門の鎮守として祀られました。拝殿の屋根には金網の中に邪気を払う力があるとされる鬼門除けの猿が置かれています。
赤山禅院紅葉見ごろ

【詩仙堂・曼殊院紅葉散策コース 備考】
散策コースではグーグルマップを使用して、スポットを紹介しています。
京都紅葉名所

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