岩船寺春の特別開扉2024/4/1~5/31(日程時間・・・)
岩船寺春の特別開扉
岩船寺春の特別開扉(日程・時間・・・)を紹介しています。春の特別開扉では秘仏である如意輪観音菩薩・弁財天・羅刹天が本堂で特別公開されます。またゴールデンウィークを中心に高さ約18メートルの三重塔(重要文化財)の初層が特別開扉され、色彩鮮やかな内部壁画を拝観することができます。(詳細下記参照)
【岩船寺春の特別開扉2024 日程時間(要確認)】
岩船寺春の特別開扉2024は2024年(令和6年)4月1日(月曜日)~5月31日(金曜日)8:30~17:00に行われます。4月27日(土曜日)~5月6日(月曜日)に三重塔初層の特別開扉が行われます。(現在確認中・要注意)
*参考・・・岩船寺ホームページ
*京都には多くの桜名所があり、その桜見ごろを下記リンクから確認できます。
京都桜見ごろ2025(清水寺・哲学の道・原谷苑・・・)
【岩船寺春の特別開扉 アクセス・マップ】
場所・・・京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
最寄り駅・バス停・・・岩船寺(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*JR加茂駅から岩船寺はコミュニティバス当尾線
路線・時刻表・運賃チェック
【岩船寺春の特別開扉 歴史・簡単概要】
岩船寺春の特別開扉(はるのとくべつかいび)は例年春に行われています。ちなみに岩船寺では例年3月下旬頃から4月上旬頃に桜・ミツバツツジ(三葉躑躅)などが見ごろを迎え、関西花の寺二十五カ所の第15番札所になっています。
春の特別開扉では秘仏である如意輪観音菩薩(にょいりんかんのんぼさつ)・弁財天(べんざいてん)・羅刹天(らさつてん)が本堂で特別公開されます。またゴールデンウィークを中心に高さ約18メートルの三重塔(重要文化財)の初層が特別開扉され、色彩鮮やかな内部壁画を拝観することができます。東の正面には山水や雲、そして羅紗双樹(らさそうじゅ)・滝などの自然景観や動物を背景に僧形坐像の十六羅漢(じゅうろくらかん)図が描かれています。その背面には五大明王(ごだいみょうおう)像が描かれています。不動明王(ふどうみょうおう)を中心として東方に降三世明王(ごうざんぜみょうおう)、南方に軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)、西方に大威徳明王(だいいとくみょうおう)、北面には金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)が描かれ、板戸内面に描かれている八方天(はっぽうてん)とともに不動明王曼荼羅(まんだら)を形成しています。
如意輪観音は観音菩薩の変化身(へんげしん)の一つとされ、六観音に数えられています。如意輪観音の「如意」は如意宝珠(ほうじゅ)、「輪」は法輪の略で、如意宝珠の三昧に住して説法を行い、六道の衆生の苦を抜き、世間・出世間の利益を与えるとされています。如意輪観音像は一般的に坐像または半跏像で、片膝を立てて座る六臂の像が多くなっています。六臂像は6本の手のうちの2本に如意宝珠と法輪を持っています。
弁財天は仏教の守護神である天部の一尊です。弁財天は元々インドのサラスバティー川の河神であったが、その後仏教に取入れられると音楽・財富・知恵・延寿などを司る女神になりました。弁財天は七福神に数えられています。
羅刹天は天部の一尊で、十二天に属する西南の護法善神です。羅刹天は元々インドの鬼神で、仏教に帰依して善神になりました。
三重塔は平安時代前期の承和年間(834~847年)に第54代・仁明天皇が真言宗の開祖である弘法大師・空海の甥で十大弟子に数えられた智泉大徳の遺徳を偲んで建立したが、1221年(承久3年)の承久の乱によって焼失し、室町時代の1442年(嘉吉2年)に再建されたと言われています。1943年(昭和18年)の解体修理の際、丸桁から「嘉吉二年(1442年)五月廿日」の銘文が発見されました。
【岩船寺 歴史・簡単概要】
岩船寺(がんせんじ)・あじさい寺は「岩船寺縁起・1632年(寛永9年)編纂」によると奈良時代の729年(天平元年)に第45代・聖武天皇が夢想により、善根寺(ぜんこんじ)に籠居(ろうきょ)していた僧・行基(ぎょうき・ぎょうぎ)に阿弥陀堂を建立させたのが起源とも言われています。平安時代に真言宗の開祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)とその甥で十大弟子に数えられた智泉大徳(ちせんだいとく)が伝法灌頂(でんぼうかんじょう)を修し、灌頂堂(かんじょうどう)として新たに報恩院(ほうおんいん)を建立しました。その後第52代・嵯峨天皇が智泉大徳に皇子誕生の祈願を勅命し、810年(弘仁元年)に第2皇子(第54代・仁明天皇)が誕生し、813年(弘仁4年)に嵯峨天皇の后・檀林皇后(だんりんこうごう・橘嘉智子(たちばなのかちこ))が本願になって堂塔伽藍が整備され、最盛期に寺塔39坊を誇っていたと言われています。しかし鎌倉時代の1221年(承久3年)の承久の乱(じょうきゅうのらん)によって寺塔の多くを焼失し、1279年(弘安2年)に報恩院を移して本堂にしました。しかし1311年(応長元年)頃の兵火によって失われ、江戸時代前期の寛永年間(1624年~1643年)頃に江戸幕府初代将軍・徳川家康(とくがわいえやす)、第2代将軍・徳川秀忠(とくがわひでただ)らの寄進によって修復されたとも言われています。
岩船寺は真言律宗の寺院です。
*参考・・・岩船寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【岩船寺春の特別開扉 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
岩船寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報