きつね(狛狐・お使い・子狐丸・・・)伏見稲荷大社見どころ

きつね

きつね(狐)・伏見稲荷大社見どころ

きつね(狐)を解説します。きつねは稲荷大神のお使いとされ、狛狐が狛犬の代わりに境内にたくさん置かれています。その狛狐は稲穂・巻物・玉・鍵を咥えています。稲穂は稲荷大神が農業の神であることに由来すると言われています。

伏見稲荷大社見どころ(本殿・千本鳥居など)

【伏見稲荷大社 基礎知識】

伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は社伝によると奈良時代初期の711年(和銅4年)に伊侶巨秦公(いろこのはたのきみ)が勅命を受け、伊奈利山(稲荷山)の三つの峯の平らな場所に稲荷大神(宇迦之御魂大神・大宮能売大神・佐田彦大神・田中大神・四大神)を祀ったことが起源と言われています。その後平安時代前期の827年(天長4年)に真言宗の宗祖である弘法大師・空海が第52代・嵯峨天皇から東寺(教王護国寺)を賜った際に東寺の鎮守社になりました。平安時代後期の1072年(延久4年)に第71代・後三条天皇が初めて行幸し、鎌倉時代に鎌倉幕府初代将軍・源頼朝が武運を祈念しました。

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【きつね・概要概略の見どころ解説】

●概要概略:きつね(白狐)は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)・佐田彦大神(さだひこのおおかみ)・大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)・田中大神(たなかのおおかみ)・四大神(しのおおかみ)からなる伏見稲荷大社の祭神・稲荷大神のお使い(眷族(けんぞく)・神使(しんし)・祭神の使者)とされています。ただきつねといっても野山に生息するきつねではなく、稲荷大神と同様に目に見えない透明の白狐(びゃっこ)です。伏見稲荷大社の白狐は「びゃっこさん」と言われ、古くから崇められています。なお稲荷大神が降臨したと言われている稲荷山にはかつて野生のきつねが多く生息していたとも言われているそうだ。
●由来:伏見稲荷大社の主祭神・宇迦之御魂大神の別名が御饌津神(みけつのかみ)と言われ、古来「けつ」と言われていたきつね(狐)の文字が当てられ、「三狐神(御狐神)」と表されたこととも言われています。稲荷大神は農業の神とされ、穀物をエサとするネズミを退治するきつねと相性がよかったとも言われています。
●愛染寺:伏見稲荷大社は東寺(とうじ)の鎮守社でした。伏見稲荷大社の神宮寺だった本願別当・愛染寺(あいぜんじ)は東寺の末寺でもあり、きつねをお使いとする茶吉尼天(だきにてん)を祀っていたことがお使いの理由とも言われているそうです。なお愛染寺は明治維新後の神仏分離・廃仏毀釈により、1868年(明治元年)に廃寺になりました。

【きつね・狛狐(こまぎつね)の見どころ解説】

●狛狐:狛狐が狛犬の代わりに伏見稲荷大社にたくさん置かれています。その狛狐は稲穂(いなほ)・巻物(まきもの)・玉(たま・宝珠(ほうじゅ))・鍵(かぎ)を咥えています。稲穂は稲荷大神が農業の神であることに由来すると言われています。巻物は知恵を象徴していると言われています。玉(宝珠)と鍵は玉が稲荷大神の霊徳、鍵がその霊徳を身に付けようとする願望を象徴し、玉鍵信仰に通じるとも言われているそうです。
●玉と鍵:玉と鍵は花火を打ち上げた際、「鍵屋」・「玉屋」という掛け声の由来になっています。「鍵屋」は江戸時代前期の1659年(万治2年)に江戸日本橋横山町に開業した花火屋で、お稲荷さんを信仰していました。「玉屋」は八代目鍵屋の時代に番頭・清七がのれん分けで両国吉川町に開業しました。

【きつね・白狐社(びゃっこしゃ)の見どころ解説】

●白狐社:白狐社は社殿が重要文化財に指定されています。白狐社は命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)を祀っています。白狐社は江戸時代中期の1694年(元禄7年)に建立されました。なお白狐社は一間社(いっけんしゃ)春日造(かすがづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)です。
●伝承:白狐社は三社別殿だった下社の末社・阿古町(あこまち)が起源とされ、伏見稲荷大社内で唯一白狐霊を祀る社殿と言われています。阿古町には次のような伝承が残されています。船岡山にきつねの老夫婦と五匹の子ぎつねが棲んでいました。オスの白狐は尾が金剛杵の五鈷杵(ごこしょ)の形をし、メスのきつねは首が鹿の姿をしていました。きつねの一家は稲荷山に参詣し、お使い(眷属)となることを祈念しました。その願いは叶ってオスの白狐は上社(一ノ峯)に仕え、小薄(をすすき)と称しました。メスの狐は下社(三ノ峯)に仕え、阿古町(あこまち)と称しました。

【きつね・御産婆稲荷社(おさんばいなりしゃ)の見どころ解説】

●御産婆稲荷社:御産婆稲荷社は三ツ辻から下りた稲荷山の麓にあります。御産婆稲荷は燃えさしのロウソクを自宅に持ち帰り、自宅でロウソクに火を灯して燃え尽きる時間が短ければ、お産も短い時間で楽に済むと言われています。御産婆稲荷社近くにはかつてきつねの夫婦が棲んで子育てをしていました。きつねはお産が軽く、安産であることから安産の神として祀られ、御産婆稲荷のロウソクの由来になったと言われています。
●七不思議:御産婆稲荷のロウソクは伏見稲荷大社七不思議のひとつに数えられています。

【きつね・子狐丸(こぎつねまる)の見どころ解説】

●子狐丸:名刀・子狐丸は平安時代初期に鍛冶職人・三条小鍛治宗近(さんじょうこかじむねちか)が稲荷大神のお使いである子ぎつねの力を借り、長者社(ちょうじゃしゃ)・御劔社(みつるぎしゃ)近くの井戸・焼刃の水(やきばのみず)で鍛えられたと言われています。
●御劔社:御劔社は四つ辻と一ノ峰の中間にあり、劔石(つるぎいし)がご神体になっています。劔石は雷神が封じ込められているとも言われ、雷石(かみなりいし)とも言われています。なお劔石も伏見稲荷大社七不思議のひとつに数えられています。

【きつね・名物(食べ物)の見どころ解説】

●名物:いなり寿司やきつねうどんが伏見稲荷大社近くの飲食店の名物になっています。いなり寿司やきつねうどんは狛狐にお供えされた好物の油揚げのお下がり料理として生まれ、名物になったと言われています。
●きつね煎餅:いなり寿司・きつねうどん以外にもきつねの面を象った型でキツネ色に焼いたきつね煎餅(いなり煎餅)などの名物もあります。

【きつね(狐)・伏見稲荷大社の見どころ一覧・解説 備考】
*参考・・・伏見稲荷大社(見どころ・歴史・・・)ホームページ

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