京都三大祭(葵祭・祇園祭・時代祭)
京都三大祭
京都三大祭(京都三大祭り)は5月の葵祭(賀茂祭)・7月の祇園祭・10月の時代祭のことです。なお葵祭は石清水八幡宮の石清水祭・奈良春日大社の春日祭とともに日本三大勅祭に数えられ、祇園祭は大阪の天神祭、東京の神田祭・山王祭とともに日本三大祭に数えられています。
【葵祭 京都三大祭】
葵祭(あおいまつり)は上賀茂神社(かみがもじんじゃ)と下鴨神社(しもがもじんじゃ)の祭礼で、例年5月15日に行われます。(関連行事は例年5月1日から20日まで行われます。)葵祭は正式には賀茂祭(かもまつり)と言うが、祭儀に関わる全ての人などが二葉葵を桂の小枝に挿し飾ることから葵祭と言われるようになりました。なお葵祭は古墳時代後期の欽明天皇の時代(539年~571年)に京都をはじめ全国が風水害に見舞われて飢餓・疫病が流行し、賀茂大神(上賀茂神社・下鴨神社)の崇敬者・卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)に占わせられたところ賀茂大神の祟りであると奏した為、4月吉日を選んで、馬に鈴を懸け、人は猪頭(いのがしら)を被り、駆競(くち・かけくらべ)して盛大に祭りを行ったことが起源です。
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【祇園祭 京都三大祭】
祇園祭(ぎおんまつり)は八坂神社(やさかじんじゃ)の祭礼で、山鉾巡行(前祭)・神幸祭が例年7月17日、山鉾巡行(後祭)・還幸祭が例年7月24日に行われます。(関連行事は例年7月1日から31日まで行われます。)なお祇園祭は平安時代前期の869年(貞観11年)に京都をはじめ全国に疫病が流行し、牛頭天王(ごずてんのう)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の祟りであるとし、卜部日良麿(うらべのひらまろ)が神泉苑に国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを祓い、薬師如来の化身とされる牛頭天王を祀り、更に牛頭天王を主祭神とする八坂神社から3基の神輿を送り、病魔退散を祈願した祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)が起源と言われています。
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【時代祭 京都三大祭】
時代祭(じだいまつり)は平安神宮(へいあんじんぐう)の祭礼で、時代行列が例年10月22日に行われます。(関連行事は例年10月15日から23日まで行われます。)なお時代祭は1895年(明治28年)平安神宮の創建と平安京遷都1,100年祭を盛大に奉祝する行事が起源です。時代祭は1,000年以上の歴史を持つ葵祭・祇園祭に比べると比較的歴史が浅い。ただ時代行列の衣裳・調度・祭具は時代考証の上、古都京都が1,000年の歴史で培ってきた伝統工芸技術の粋を集めて復元されています。
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【京都三大祭 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。