祇園祭ちまき(販売日・飾り方・処分・ご利益)

祇園祭ちまき(粽)

祇園祭ちまき(粽)

祇園祭ちまき(販売日・飾り方・処分・ご利益)情報を紹介しています。ちまきの意味は厄除けのご利益で、厄除けちまきと言われています。山鉾町のちまき販売日は原則祇園祭の宵山期間です。ちまきの飾り方は疫病神が進入してくる玄関の軒下などに吊るし、ちまきの処分・返納は山鉾町や八坂神社に返納します。(2021年は一部の山鉾町でちまきのネット通販が行われました。)

【祇園祭ちまき 販売日・時間(要確認)】
祇園祭ちまき販売日は原則宵山期間(3日間)です。ただ販売日の日程は山鉾町によって異なり、宵山の前日から販売されることもあります。
●祇園祭ちまき販売(前祭)・・・例年7月13日~16日
祇園祭ちまき販売(前祭)
●祇園祭ちまき販売(後祭)・・・例年7月20日~23日
祇園祭ちまき販売(後祭)

★祇園祭日程は下記リンクから確認できます。
祇園祭2023日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)

【ちまき(粽)の由来 祇園祭】
ちまき(粽)は祇園祭を行う八坂神社(やさかじんじゃ)の祭神・牛頭天王(ごずてんのう・素戔嗚尊(すさのおのみこと))と牛頭天王を快くもてなした蘇民将来(そみんしょうらい)に由来しています。牛頭天王は体が人だが、頭には牛のような角が生えていたことから后になる者はいませんでした。しかし鳥のお告げから后を求めて旅に出た際、富豪の巨端将来(こたんしょうらい)は宿を断り、兄で、貧しい蘇民将来は粟の粥(あわのかゆ)で快くもてなしました。その後牛頭天王は竜女(りゅうにょ)と結ばれ、弟・巨端将来には罰を与えて一族を滅ぼし、蘇民将来は牛頭天王の教えに従って、茅の輪(ちのわ)を腰に付けたところ疫病を逃れることができ、子々孫々まで繁栄したと言われ、ちまきの護符「蘇民将来之子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)」やご利益の由来・意味になっています。ちまきは茅巻(ちまき)が転じたものと言われています。ちなみに牛頭天王は神仏習合(しんぶつしゅうごう)の神で、仏教の開祖・お釈迦さま(おしゃかさま)が説法を行った祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の守護神とされていました。また牛頭天王は東方浄瑠璃世界(とうほうじょうるりせかい)の教主・薬師如来(やくしにょらい)の垂迹(すいじゃく)で、素戔嗚尊の本地(ほんじ)とされました。祇園祭を行う八坂神社は明治維新後の神仏分離令(しんぶつぶんりれい)の前に牛頭天王、その後は素戔嗚尊を主祭神として祀っています。なお八坂神社では護符「蘇民将来之子孫也」を身に着けて祇園祭の神事に奉仕しています。
祇園祭歴史年表・由来(869年~)

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【ちまき(粽)の意味・特徴 祇園祭】
ちまき(粽)は多くが厄除けのもので、食べるものではありません。その為厄除けちまきとも言われています。ちまきは4、5の稲藁(いなわら)を軸にして熊笹(くまざさ)の葉で包み、イグサ(藺草)で巻き上げて作られます。熊笹には熊笹の一種である粽笹(チマキザサ)が使用されます。粽笹は葉の裏に毛がなく、スベスベシしています。粽笹は京都市北部の花脊(はなせ)地区のものなどが使われ、花脊地区のものは香りがよいのが特徴になっています。笹の葉には邪悪なものを祓う力があると言われています。なお京都の和菓子屋さんでは祇園祭に因んだ食べられるちまき(粽)を販売している所もあります。2006年(平成18年)に黒主山が食べられるちまきを販売しました。

【ちまき(粽)の販売日・販売場所 祇園祭】
ちまき(粽)の販売日は原則祇園祭の宵山(3日間)期間中で、販売場所は山鉾町の会所や山鉾付近です。販売日が宵山の前日に早められることもあります。ただ宵山期間中でも売り切れれば、販売終了になります。長刀鉾など人気がある山鉾町のちまきはできるだけ早く購入するのがおすすめです。ちなみに八坂神社でも祇園祭期間中にちまきを販売しています。ちまきなどを購入すると山鉾に搭乗できる場合があります。ただ長刀鉾・放下鉾は女人禁制で、女性は搭乗することはできません。なお新型コロナが流行した2021年(令和3年)には祇園祭の宵山期間前から長刀鉾などで一部の山鉾町でちまきのネット通販(オンライン販売)が行われました。
ちまきの販売価格は山鉾町によって異なり、500円~1,000円ぐらいで販売されています。(要確認)ちなみにちまき以外にも手拭などのグッズを販売する山鉾もあります。

【ちまき(粽)の飾り方 祇園祭】
ちまき(粽)の飾り方はご利益があるように疫病神(やくびょうがみ)が進入してくる家の入口である玄関の軒下などに吊るし、疫病神の進入を防ぎます。ちまきの飾り方では疫病神がすぐに目に入る場所がよいと言われています。ちまき本体と袴(巻紙)が別々になっている場合、自分で巻いてから吊るします。なおちまきは1年間飾り、1年後に返納します。

【ちまき(粽)の処分・返納 祇園祭】
ちまき(粽)の処分は祇園祭の宵山期間中などに山鉾町や八坂神社に返納します。返納されたちまきは八坂神社で焚き上げられます。遠方の方はお近くの神社に納められるかを確認し、ちまきを納めます。なお山鉾町で準備するちまきは八坂神社でお祓いを受けます。
京都・八坂神社(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)

【ちまき(粽)のサイズ 祇園祭】
ちまき(粽)は山鉾町によってサイズが異なるが、大体縦が約35センチ、横が約12センチです。2021年(令和3年)には長刀鉾保存会の協力で、通常の約7倍となる縦約2メートル・横約80センチの巨大ちまきがラミネート紙に拡大プリントされ、四条繁栄会商店街に掲げられました。

【ちまき(粽)の人気 祇園祭】
人気があるちまき(粽)はやはり長刀鉾かもしれません。また大型の山鉾や特徴的な山鉾、そして魅力的なご利益がある山鉾は人気があるようです。京都市内を散策していると長刀鉾以外のちまきも多く見掛けます。なおちまきを例年約1万5,000束(個)も準備し、祇園祭の宵山期間中などに販売する山鉾町もあります。なお祇園祭では全山鉾町で、例年15万~20万束(個)のちまきが製造されています。
長刀鉾(概要・ちまき・・・)

【ちまき(粽)のご利益・種類 前祭山鉾】
ちまき(粽)のご利益には厄除けや山鉾の由来のご利益があります。
●長刀鉾・・・厄除け・疾病除け
●函谷鉾・・・厄除け・疾病除け
●鶏鉾・・・厄除け・疾病除け
●月鉾・・・厄除け・疾病除け
●放下鉾・・・厄除け・疾病除け
●菊水鉾・・・不老長寿・商売繁盛
●船鉾・・・安産
●占出山・・・安産
●岩戸山・・・開運
●綾傘鉾・・・縁結び・厄除け
●四条傘鉾・・・招福・厄除け
●保昌山・・・縁結び
●孟宗山・・・親孝行
●山伏山・・・火除け・雷除け
●霰天神山・・・火除け・雷除け
●郭巨山・・・金運・母乳の出を守る
●伯牙山・・・疾病除け・技芸向上
●芦刈山・・・夫婦円満・縁結び
●油天神山・・・学問成就
●木賊山・・・迷子除け・再会
●太子山・・・知恵授与・身代り
●白楽天山・・・学問成就・招福除災
●蟷螂山・・・学問成就・招福除災
祇園祭山鉾マップ(前祭)by グーグルマップ

【ちまき(粽)のご利益・種類 後祭山鉾】
ちまき(粽)のご利益には厄除けや山鉾の由来のご利益があります。
●鯉山・・・立身出世・開運・家内安全
●浄妙山・・・勝ち運
●黒主山・・・盗難除け・疾病除け
●役行者山・・・疾病除け・交通安全・安産
●鈴鹿山・・・雷除け・安産・盗難除け
●八幡山・・・夜泣き封じ・夫婦円満
●大船鉾・・・安産
祇園祭山鉾マップ(後祭)by グーグルマップ

【ちまき(粽)の豆知識 祇園祭】
ちまき(粽)はかつて祇園祭の山鉾巡行の際に山鉾上から祇園囃子(コンチキチン)を奏でる囃子方などが見物客に投げていました。しかし1976年(昭和51年)とその後に見物客がケガを負う事故があり、1983年(昭和58年)からはちまき投げが全面自粛になりました。ちなみに1872年(明治5年)にはちまきを拾おうとした15歳の少年が山鉾に足を轢かれて死亡し、現在も山鉾町関係者が例年7月上旬頃に墓参を行っています。

【茅の輪くぐり 祇園祭】
茅の輪くぐりもちまき(粽)と同様に牛頭天王と蘇民将来に由来しています。京都では6月下旬や12月下旬に大祓(おおはらえ)を行い、過去半年間の罪・穢れを祓い、今後半年間の無病息災を祈願する風習があります。大祓では神社の境内に茅の輪を設置し、茅の輪をくぐります。茅の輪くぐりでは先ず左足から茅の輪をくぐって左に回り、次に右足から茅の輪をくぐり右に回り、最後に左足から茅の輪をくぐり左に抜けます。つまり茅の輪は八の字を描くように合計3回くぐります。ちなみに6月下旬の夏越大祓(なごしのおおはらえ)では「水無月(みなづき)の 夏越の祓へする人は 千歳(ちとせ)の命 延ぶというなり」などと心の中で唱えます。ちなみに「水無月の・・・」には茅の輪をくぐると寿命が1,000年延びるという意味があります。なお茅(ちがや)は持ち帰ると半年間無病息災で過ごせるとも言われています。
祇園祭疫神社夏越祭

【祇園祭ちまき 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
祇園祭2023日程(ちまき販売・宵山屋台・・・)

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