祇園祭山鉾解体2025年7月17日~・24日~(日程時間・・・)
祇園祭山鉾解体
祇園祭山鉾解体(日程・時間・・・)を紹介しています。祇園祭山鉾解体は7月17日の山鉾巡行(前祭)、7月24日の山鉾巡行(後祭)の終了後に行われています。山鉾巡行が終了し、山鉾が組み立てられた場所に戻ると賑やかな山鉾巡行の余韻もそこそこに解体が素早く始まります。山鉾巡行の翌日中にはほぼ全て解体されます。(詳細下記参照)
★祇園祭最新情報。
【祇園祭山鉾解体2025 日程時間(要確認)】
祇園祭山鉾解体は2025年(令和7年)7月17日(木曜日)の山鉾巡行(前祭)、7月24日(木曜日)の山鉾巡行(後祭)終了直後に始まります。
祇園祭2025日程一覧(宵山屋台・山鉾巡行・・・)
【祇園祭山鉾解体 簡単概要】
祇園祭では7月17日に山鉾巡行(前祭)・7月24日に山鉾巡行(後祭)が行われます。前祭と後祭では巡行ルートは逆になるが、山鉾が四条通(しじょうどおり)・河原町通(かわらまちどおり)・御池通(おいけどおり)を巡行します。山鉾巡行が終了し、山鉾が組み立てられた場所(山鉾町)に戻ると賑やかな山鉾巡行の余韻もそこそこに解体(ばらし)が素早く始まります。大型の山鉾でも山鉾巡行の翌日中にはほぼ全て解体され、その後部材・懸装品(けそうひん)などは蔵などに収納されます。山鉾は町や通りから疫病の神である疫神(えきじん・疫病神)を集める依り代(よりしろ)と考えられ、神座に封じ込められた疫神が町や通りに戻らないように素早く解体され、蔵などに収納されるのです。神座は古来すぐに他の場所に捨てたり、焼き捨てたりしていたそうです。祇園祭の前身である御霊会(ごりょうえ)が疫神や死者の怨霊(祟り)を鎮める為に始まったことに由来しています。ちなみに祇園祭・山鉾巡行で祇園囃子を奏でたり、鉾の鉾頭や山の松・杉が尖っているのは神様が賑やかなものや尖ったもの、そして輝くものなどを好むからと言われていることに由来しているそうです。なお祇園祭の最後の神事である疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)が行われる疫神社は八坂神社の摂社で、祭神・蘇民将来(そみんしょうらい)を祀り、疫病除けのご利益があると言われています。祇園祭の起源となった平安時代前期の869年(貞観11年)の疫病流行は牛頭天王(ごずてんのう)の祟りとされ、蘇民将来は貧しかったが、牛頭天王を粟の粥で快くもてなしたされています。
祇園祭期間中に山鉾町などで販売されている厄除けちまき(粽)には疫病神(疫神)が家の中に進入するのを防ぐ働きがあるとされ、家の入口である玄関の軒下などに吊るされています。
【前祭山鉾 マップ・地図】
【祇園祭山鉾解体(前祭) 簡単概要】
祇園祭・前祭の山鉾は長刀鉾(なぎなたほこ)・函谷鉾(かんこほこ)・鶏鉾(にわとりほこ)・菊水鉾(きくすいほこ)・月鉾(つきほこ)・放下鉾(ほうかほこ)・保昌山(ほうしょうやま)・孟宗山(もうそうやま)・占出山(うらでやま)・山伏山(やまぶしやま)・霰天神山(あられてんじんやま)・郭巨山(かっきょやま)・伯牙山(はくがやま)・芦刈山(あしかりやま)・油天神山(あぶらてんじんやま)・木賊山(とくさやま)・太子山(たいしやま)・白楽天山(はくらくてんやま)・蟷螂山(とうろうやま)・岩戸山(いわとやま)・綾傘鉾(あやがさほこ)・四条傘鉾(しじょうかさほこ)・船鉾(ふねほこ)の23基です。23基の内、長刀鉾・函谷鉾・鶏鉾・菊水鉾・月鉾・放下鉾・岩戸山・船鉾が大型の山鉾になります。長刀鉾などは山鉾巡行(前祭)の翌日(18日)中に解体されます。
【後祭山鉾 マップ・地図】
【祇園祭山鉾解体(後祭) 簡単概要】
祇園祭・後祭の山鉾は橋弁慶山(はしべんけいやま)・鯉山(こいやま)・浄妙山(じょうみょうやま)・黒主山(くろぬしやま)・役行者山(えんのぎょうじゃやま)・鈴鹿山(すずかやま)・八幡山(はちまんやま)・北観音山(きたかんのんやま)・南観音山(みなみかんのんやま)・大船鉾(おおふねほこ)・鷹山(たかやま)です。11基の内、北観音山・南観音山・大船鉾・鷹山が大型の山鉾になります。北観音山などは山鉾巡行(後祭)の翌日(25日)中に解体されます。
【祇園祭 歴史・簡単概要】
祇園祭山鉾巡行は平安時代の999年(長保元年)に雑芸者・無骨(むこつ)が天皇の即位の礼の直後に行う新嘗祭・大嘗祭(だいじょうさい)の標山(しめやま)に似た作山を造り、祇園祭に参加したのが起源とも言われています。標山は神を祀る為の山型の造形物で、縁起のよい祥瑞(しようずい)を表す意匠が施されました。その後鎌倉時代に鉾・長刀などで装飾したものが加わり、室町時代には町ごとに趣向を凝らした山鉾が造られたと言われています。ちなみに山鉾巡行の山鉾は粟田神社(あわたじんじゃ)の剣鉾が原型とも言われています。室町時代の応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))後、町衆主体の山鉾巡行を中心とした祭りになったと言われています。なお山鉾巡行などの山鉾行事はユネスコの無形文化遺産に登録されています。
祇園祭歴史年表・由来(869年~)
【祇園祭山鉾解体 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
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