百萬遍知恩寺の見どころ解説-修学旅行・観光の簡単まとめ

百萬遍知恩寺

百萬遍知恩寺の国宝・重要文化財などの見どころ解説

百萬遍知恩寺の見どころを簡単にまとめて解説します。見どころには百萬遍知恩寺の本堂である釈迦堂(重要文化財)、法然上人を祀る御影堂(重要文化財)、阿弥陀如来を祀る阿弥陀堂(重要文化財)などがあります。また勢至堂(重要文化財)、鎮守堂(重要文化財)なども見逃せません。

【百萬遍知恩寺の本堂である釈迦堂(重要文化財)の見どころ解説】

★釈迦堂は修学旅行・観光で絶対に見る価値があります。釈迦堂は百萬遍知恩寺の本堂で、平安時代から賀茂の釈迦堂として知られています。釈迦堂は本尊である一丈六尺(丈六)の釈迦如来(しゃかにょらい)坐像を安置しています。
★釈迦堂は1664年(寛文4年)に再建されました。
★釈迦堂の建築様式は屋根が入母屋造(いりもやづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。中世に浄土宗の寺院が禅宗の建築様式の影響を受け、釈迦堂もその影響を踏襲しています。
★釈迦如来坐像は寺伝によると第3代天台座主である慈覚大師(じかくだいし)・円仁(えんにん)作と言われていたが、胎内の書付によると1664年(寛文4年)に第39世・光譽萬霊上人が再造したと言われています。ただ一部は平安時代(794年~1185年)に造仏されたものと見られるそうです。

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【法然上人を祀る御影堂(重要文化財)の見どころ解説】

★御影堂は1523年(大永3年)に造立された法然上人(ふねんしょうにん)坐像を安置しています。法然上人坐像は寄木造で、内部に第2世・勢観房源智(せいかんぼうげんち)が「法然上人御骨」と書いた包紙に包まれた法然上人の遺骨と遺髪が納められています。
★御影堂は1662年(寛文2年)に第39世・光譽萬霊上人が建立したが、1756年(宝暦6年)に第48世・震譽知巖上人が一回り大きくして再建しました。中心に宮殿(くうでん)を置く須弥壇(しゅみだん)は1662年(寛文2年)に建立された御影堂のものが転用されていると言われています。
★御影堂は総欅造で、東西約29メートル・南北約25メートルです。御影堂の建築様式は屋根が入母屋造の本瓦葺です。正面・背面に向拝(こうはい)三間があります。内陣と外陣の間に蔀戸(しとみど)が付いていたが、現在は取り外されています。
★知恩院の御影堂は百萬遍知恩寺の御影堂の設計図を拡大して再建されたと言われ、非常に酷似しています。
★法然上人坐像は法然上人が43歳の時に自作したと伝えられています。

【阿弥陀如来を祀る阿弥陀堂(重要文化財)の見どころ解説】

★阿弥陀堂(念仏堂)は阿弥陀如来(あみだにょらい)が住むという西方浄土がある西を背にして建立され、仏師・快慶(かいけい)作と言われる本尊・阿弥陀如来立像を安置しています。来迎壁(らいごうかべ)裏に宮中御用絵師・土佐光孚(とさみつざね)が描いた騎獅(きし)の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)があります。
★阿弥陀堂は1832年(天保3年)に再建されました。
★阿弥陀堂の建築様式は屋根が入母屋造の本瓦葺です。阿弥陀堂は釈迦堂と同じ禅宗様(ぜんしゅうよう)を基本とし、江戸時代末期の流行も取り入られています。
★阿弥陀堂が百萬遍知恩寺に初めて創建されたのは1811年(文化8年)で、浄土宗の寺院では遅いと言われています。

【勢至菩薩を祀る勢至堂(重要文化財)の見どころ解説】

★勢至堂は勢至菩薩(せいしぼさつ)像を安置しています。法然上人は生前に「知恵第一の法然房」と言われたことから勢至菩薩の化身として信仰され、勢至菩薩を本地仏として祀っています。
★勢至堂は1731年(寛文14年)に再建されました。
★勢至堂の建築様式は屋根が宝形造(ほうぎょうづくり)の本瓦葺です。

【賀茂社ゆかりの鎮守堂(重要文化財)の見どころ解説】

★鎮守堂(加茂明神鎮守堂)は百萬遍知恩寺が賀茂社(上賀茂神社・下鴨神社)の神宮寺であったことから本地仏(ほんじぶつ)である虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)・如意輪観音(にょいりんかんのん)・荼枳尼天(だきにてん)を祀っています。
★鎮守堂は1662年(寛文2年)に再建されました。
★鎮守堂の建築様式は一間社(いっけんしゃ)流造(ながれづくり)で、屋根が本瓦葺(ほんがわらぶき)です。
★百萬遍知恩寺は賀茂社との関わりが深く、賀茂の河原屋(かものかわらや)・賀茂の禅坊(かものぜんぼう)・賀茂の釈迦堂(かものしゃかどう)と言われ、法然上人は賀茂社の神職から招かれ、賀茂の河原屋に一時住しました。

【朝鮮様式の梵鐘を釣る鐘楼堂(重要文化財)の見どころ解説】

★鐘楼堂は珍しい朝鮮様式の梵鐘を釣っています。梵鐘は釣られる竜頭(りゅうず)横に音が抜ける為の筒状の旗指(はたさし)があり、模様も瑞雲(ずいうん)や仏が描かれ、日本の和鐘と異なった趣になっています。
★鐘楼堂は1703年(元禄16年)に再建されたと言われています。
★鐘楼堂の建築様式は屋根が切妻造(きりづまづくり)の本瓦葺です。
★例年12月31日に除夜法要が行われ、除夜の鐘が撞かれています。除夜法要では1080課の大念珠を使用して数珠繰り(じゅずぐり)が行われます。

【総門(重要文化財)・西門(重要文化財)の見どころ解説】

★総門は今出川通(いまでがわどおり)に面して建立され、阿弥陀堂・釈迦堂の脇を通り、御影堂に参道が続いています。西門は東大路通(ひがしおおじどおり)に面して建立され、阿弥陀堂・鐘楼堂の脇を通り、釈迦堂に参道が続いています。西門はかつて百万遍知恩寺の正門で、元々南向きに建立されていました。
★総門は1662年(寛文2年)に百萬遍知恩寺が広小路に移転した際に再建され、その後焼失を免れたことから現在の場所に移されました。西門は1711年(正徳元年)に再建されました。
★総門の建築様式は四脚門(よつあしもん)で、屋根が切妻造の本瓦葺です。東方に潜戸(くぐりど)が付いています。西門の建築様式は一間(いっけん)高麗門(こうらいもん)で、屋根が切妻造の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。

【御廟(重要文化財)の見どころ解説】

★御廟は法然上人と第2世・勢観房源智の墓石を覆う形の廟堂として建立されています。御廟両側に歴代住職の墓が並んでいます。御廟を中心とした歴代墓地の入口には念仏・五念門などに通じる「念」の字を模った珍しい念字門があり、鳥居のような結界の意味があると言われています。
★御廟は1731年(享保16年)に建立されました。
★御廟の建築様式は屋根が宝形造(ほうぎょうづくり)の本瓦葺です。御廟は内部の床が磚敷き(せんじき)で、天井は格式の高い格天井(ごうてんじょう)です。

【阿弥陀経石・猫間塚の見どころ解説】

★阿弥陀経石は御影堂の南に建立されています。阿弥陀経石は1714年(正徳4年)に建立されました。阿弥陀経石には福岡・宗像神社(むなかたじんじゃ)にあった原碑(重要文化財)が写されています。原碑は平安時代(794年~1185年)から鎌倉時代(1185年~1333年)に宋(中国)から贈られました。
★猫間塚は釈迦堂に前に築かれています。猫間塚は猫間中納言とも言われた平安時代後期から鎌倉時代前期の公卿・藤原清隆の墓と言われています。百萬遍知恩寺が建立されている場所は藤原清隆の菩提寺だった浄蓮寺が建立されていた場所です。

【百萬遍知恩寺の見どころ 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・百萬遍知恩寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ

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