浄瑠璃寺の見どころ解説-修学旅行・観光の簡単まとめ

浄瑠璃寺

浄瑠璃寺の国宝・重要文化財などの見どころ解説

浄瑠璃寺の見どころを簡単にまとめて解説します。見どころには浄瑠璃寺のシンボルである高さ約16メートルの三重塔(国宝)、9体の阿弥陀如来を安置する本堂(国宝)、浄土式の庭園(史跡・特別名勝)などがあります。また灌頂堂(府暫定登録有形文化財)、石灯籠(重要文化財)なども見逃せません。

【浄瑠璃寺のシンボルである三重塔(国宝)の見どころ解説】

★三重塔は修学旅行・観光で絶対に見る価値があります。三重塔は高さ約16メートルで、浄瑠璃寺のシンボルです。写真映えして人気もあります。三重塔は初層内陣に本尊(秘仏)・薬師如来(やくしにょらい)坐像(重要文化財)を安置しています。壁面に十六羅漢(じゅうろくらかん)・真言八祖(しんごんはっそ)、柱に八方天などが描かれています。天井や柱に極彩色が施されていました。三重塔は正月三が日・毎月8日・彼岸中日のみに開扉されます。
★三重塔は「浄瑠璃寺流記事(重要文化財)」によると1178年(治承2年)に京都・一条大宮から浄瑠璃寺に移築されたと言われています。三重塔はいつ・どこの寺院に建立されていたかは明確ではありません。三重塔は浄瑠璃寺移築後に初層内陣に仏壇が設けられました。
★三重塔の建築様式は三間三重塔婆(さんげんさんじゅうとうば)で、屋根が檜皮葺(ひわだぶき)です。三重塔は初層内部に柱がなく、初層の天井から心柱(しんばしら)が立てられています。
★薬師如来坐像は像高約85.7センチで、一木割矧ぎ造です。薬師如来坐像は平安時代(794年~1185年)に造仏されました。薬師如来は東方浄瑠璃世界に住み、現世の苦しみを除く仏で、浄瑠璃寺の寺号は東方浄瑠璃浄土の教主である薬師瑠璃光如来(薬師如来)に由来しています。

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【9体の阿弥陀如来を安置する本堂(国宝)の見どころ解説】

★本堂は横長で、9体の阿弥陀如来(あみだにょらい)坐像(国宝)を横一列に安置しています。中央に中尊、その両脇に4体の阿弥陀如来が配置されています。また四天王(してんのう)立像(国宝)・厨子入吉祥天(きっしょうてん)立像(重要文化財)も安置されています。(四天王は広目天が東京国立博物館、多聞天が京都国立博物館に寄託されています。)本堂は9体の阿弥陀如来坐像を安置することから九体寺(くたいじ)とも言われています。
★本堂は1157年(保元2年)頃に再建されました。平安時代末期に極楽浄土を夢見る浄土信仰が高まって建立されました。その後1207年(承元元年)・1328年(嘉暦3年)に檜皮葺(ひわだぶき)が葺き替えられ、1666年(寛文6年)に本瓦葺(ほんがわらぶき)に葺き替えられました。1967年(昭和42年)に修理が行われました。本堂は1047年(永承2年)に義明上人が建立し、1107年(嘉承2年)に旧本堂を取り壊して新本堂が建立されたと言われています。
★本堂の建築様式は屋根が寄棟造(よせむねづくり)の本瓦葺です。中央に向拝(こうはい)一間です。本堂は天井板を張らず、垂木(たるき)などの構造材が見える化粧屋根裏になっています。本堂は桁行11間・梁間4間で、9体の阿弥陀如来に対応するように扉が配置されています。
★阿弥陀如来坐像は中尊が像高約224.0センチ、脇仏8体が像高約139.0センチから145.0センチです。
★平安時代に京都を中心に9体の阿弥陀如来を安置する九体阿弥陀堂が30か所ほど建立されたが、現存しているのは浄瑠璃寺だけです。本堂は九体阿弥陀堂の唯一の遺構です。

【浄土式の庭園(史跡・特別名勝)の見どころ解説】

★庭園は極楽浄土(ごくらくじょうど)を表現しています。庭園は梵字「阿」をかたどった宝池(阿字池)を中心に配し、西側に本堂(九体阿弥陀仏)、東側に三重塔(薬師如来)が建立された浄土式庭園です。本堂が建立されている西側は彼岸(ひがん・来世)、三重塔が建立されている東側は此岸(しがん・現世)を表しているとも言われています。
★庭園は「浄瑠璃寺流記事」によると1150年(久安6年)に池の掘削や石を立てたのが起源と言われています。摂政・藤原忠通の子で、興福寺一乗院の僧・恵心(覚継)が浄瑠璃寺を整備した際に池を築造したと言われています。その後1205年(元久2年)・1410年(応永17年)などに池の補修や浚渫が行われたと言われています。1975年(昭和50年)・2010年(平成22年)に発掘調査などが行われました。1975年(昭和50年)からの発掘調査により、丸石を敷き詰めた州浜が見つかりました。
★宝池(阿字池)の中島に弁天社が祀られています。弁天社は奈良吉野・天河大弁財天社から勧請したと言われています。

【灌頂堂(府暫定登録有形文化財)の見どころ解説】

★潅頂堂(かんじょうどう)は通常非公開です。潅頂堂は大日如来(やくしにょらい)像・役行者(えんのぎょうじゃ)三尊像を安置しています。潅頂堂はかつて書院として使われていました。
★潅頂堂は1652年(慶安5年)に再建されました。その後1854年(嘉永7年)に改修されました。

【六角型(般若寺型)の石灯籠(重要文化財)の見どころ解説】

★石灯籠2基は宝池(阿字池)を挟んで本堂前と三重塔前に建立され、対峙しています。石灯籠2基は六角型(般若寺型)で、基壇・中台・火袋・笠も六角形です。
★本堂前の石灯籠は高さ約248.5センチです。本堂前の石灯籠は1366年(正平21年・貞治5年)に建立されました。
★三重塔前の石灯籠は高さ約215.0センチです。三重塔前の石灯籠は1366年(正平21年・貞治5年)に建立されました。石灯籠には「為法界衆生、貞治五年十一月造立之者也、願主阿闍梨祐実」の銘が刻まれています。

【桜・紅葉など樹木の見どころ解説】

★浄瑠璃寺には桜・紅葉などが分布し、関西花の寺二十五カ所の第16番札所になっています。
★敬翁桜・染井吉野などの桜が植えられ、例年3月下旬頃から4月上旬頃に見ごろを迎えます。
★カエデ・モミジなどが分布し、例年11月中旬頃から11月下旬頃に見ごろを迎えます。

【奥之院の見どころ解説】

★奥之院は山門から徒歩で15分ほど山道を下った谷合にあります。奥之院はかつて行場だったと言われています。奥之院では斜面上方で、滝になっている岩面に瑠璃不動磨崖仏(ふどうまがいぶつ)が刻まれています。瑠璃不動磨崖仏は上半身が剥落しています。
★瑠璃不動磨崖仏は1296年(永仁4年)に刻まれました。銘文「永仁四年丙申二月四日願主僧裕乗」が残されています。

【浄瑠璃寺の見どころ 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・浄瑠璃寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ

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