平野神社見どころの簡単まとめ-本殿(重文)・桜ライトアップ

平野神社見どころ

平野神社見どころの簡単まとめ

平野神社見どころを簡単にまとめてポイント解説します。見どころには一間社春日造の4殿からなる最大のハイライトである貴重な本殿(重文)・倒壊した拝殿・南門・中門・美しい桜・桜ライトアップ・桜花祭などがあります。なお平野神社では文化財(国宝・重要文化財・名勝・史跡)を中心に解説しています。(個別解説下記参照)

【本殿(重要文化財)・今木神】★修学旅行・観光

本殿は絶対見る価値がある最大のハイライトです。本殿は独特の平野造(比翼春日造)で建立され、建築様式が魅力です。訪れた際には最初に参拝しましょう。

  • 見どころポイント:本殿は第1殿に主祭神・今木神(いまきのかみ)、第2殿に久度神(くどのかみ)、第3殿に古開神(ふるあきのかみ)、第4殿に比売神(ひめのかみ)を祀っています。
  • 歴史ポイント:本殿は西洞院時慶(にしのとういんときよし)が再建しました。第1殿・第2殿は1626年(寛永3年)、第3殿・第4殿は1632年(寛永9年)に再建されました。
  • 様式ポイント:本殿は平野造(ひらのづくり)とも言われています。本殿は一間社(いっけんしゃ)春日造(かすがづくり)で、屋根が檜皮葺(ひわだぶき)の4殿から構成され、第1殿と第2殿、第3殿と第4殿が空殿で連結する独特の比翼春日造(ひよくかすがづくり)です。
スポンサーリンク(Sponsor Link)

【倒壊した拝殿(京都府指定有形文化財)】

  • 見どころポイント:拝殿は2018年(平成30年)に台風21号によって倒壊しました。拝殿には寛文年間(1661年~1673年)に公卿・平松時量が寄進した「三十六歌仙絵」がありました。書は関白・近衛基煕が書き、画は絵師・海北友雪が描きました。
  • 歴史ポイント:拝殿は1650年(慶安3年)に後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の中宮・東福門院(とうふくもんいん・徳川和子(とくがわまさこ))が寄進しました。
  • 様式ポイント:拝殿は釘(くぎ)を使用しない接木の工法から「接木の拝殿」と言われていました。拝殿は檜皮葺でした。

【南門(京都府指定有形文化財)】★修学旅行・観光

南門は見逃せない存在です。南門は御所の旧門を賜ったという由緒があり、歴史が魅力です。

  • 見どころポイント:南門はかつて現在の大鳥居が建立されている場所に建立されていたが、1943年(昭和18年)に現在の場所に移されました。
  • 歴史ポイント:南門は1651年(慶安4年)に御所の旧門を賜って建立されたと言われています。
  • 様式ポイント:南門は薬医門(やくいもん)です。南門は屋根が切妻造(きりづまづくり)の桟瓦葺(さんがわらぶき)です。

【中門(京都府指定有形文化財)】

  • 見どころポイント:中門は本殿と摂社・縣神社(あがたじんじゃ)に共有されています。中門は左右に回廊があります。
  • 歴史ポイント:中門は1653年(承応2年)頃に建立されたと言われています。
  • 様式ポイント:中門は屋根が唐破風造(からはふづくり)の檜皮葺です。

【摂社・縣神社(京都府指定有形文化財)】

  • 見どころポイント:摂社・縣神社は本殿の南側にあります。縣神社は天穂日命(あめのほひのみこと)を祀っています。
  • 歴史ポイント:縣神社は棟札(ぬなふだ)から1631年(寛永8年)に建立されたと言われています。
  • 様式ポイント:縣神社は一間社春日造で、屋根が檜皮葺です。

【桜・ライトアップ】★修学旅行・観光

桜は本殿に次いで、見る価値があるハイライトです。桜は多品種が植えられ、長い期間楽しむことができます。ライトアップでは幻想的・神秘的な情景を見ることができます。

  • 見どころポイント:平野神社は平安時代後期から桜の名所です。平野神社には魁・桃桜・染井吉野・紅しだれ・平野妹背・虎の尾・寝覚・一葉・旭日・胡蝶・衣笠・大内山・白雲・御車返・大島・芝山・白妙・麒麟・楊貴妃・嵐山・普賢象・おけさ・瓢箪・松月・手毬・撫子・有明・御衣黄・突羽根など約50種・約400本が植えられています。桜は例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。
  • 平野神社桜見ごろ

  • 歴史ポイント:桜苑の桜は985年(寛和元年)に第65代・花山天皇(かざんてんのう)が手植えしたことが起源と言われています。
  • ライトアップ:平野神社では例年桜の見ごろにライトアップを行っています。ライトアップでは趣のあるぼんぼりや灯篭(とうろう)などの明かりで桜苑や境内がライトアップされます。なお平野神社は江戸時代に趣のあるぼんぼりの灯りが人々を惹きつけ、「平野の夜桜」と言われました。

平野神社桜ライトアップ

【桜花祭・時代行列】★修学旅行・観光

  • 見どころポイント:桜花祭(おうかさい)は例年4月10日に行われています。桜花祭では神幸祭(しんこうさい)で鳳輦(ほうれん)・天平の織り姫・鎧騎馬武者(よろいきばむしゃ)などの時代行列が巡行します。
  • 歴史ポイント:桜花祭は985年(寛和元年)4月10日に第65代・花山天皇が行幸した際、皇胤繁栄(こういんはんえい)を祈願した平野臨時祭(勅祭)に由来しています。

平野神社桜花祭

【御鎮座記念祭奉灯祭(例年9月14日)】

  • 見どころポイント:御鎮座記念祭奉灯祭(ごちんざきねんさい・ほうとうさい)は例年9月14日に行われています。奉灯祭では火打石(ひうちいし)を使って火を切り出します。切り出された火は本殿前に灯されるロウソクの火元になります。
  • 歴史ポイント:御鎮座記念祭奉灯祭は794年(延暦13年)に平野神社が奈良・平城京から京都・平安京に遷されたことを記念する祭礼です。

平野神社御鎮座記念祭奉灯祭

【平野神社見どころの簡単まとめ 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・平野神社(見どころ・アクセス・・・)ホームページ

関連記事

京都観光おすすめ

  1. 錦市場(Nishiki Market)
  2. 竹林の道(Bamboo Forest Path)
  3. 嵐山
ページ上部へ戻る