地蔵院(拝観料・見どころ・アクセス・歴史概要・・・)

地蔵院
地蔵院(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。地蔵院は周囲を竹林に囲まれていることから竹の寺と言われています。京都には椿寺と言われる別の地蔵院もあります。なお地蔵院は大徳寺を復興させた一休さん(一休宗純)が幼少時代に修行をしていたと言われています。
【地蔵院 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市西京区山田北ノ町23
最寄り駅・バス停・・・苔寺・すず虫寺(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは73系統(D1乗り場)
*四条烏丸からは73系統
*四条河原町・三条京阪からは63系統
京都バス・アクセスダイヤ
*阪急電鉄京都線の場合、最寄り駅は桂駅(徒歩約15分)
【地蔵院 拝観時間・時間(要確認)】
9:00~16:30 受付16:15終了
年中無休
【地蔵院 拝観料金・料金(要確認)】
大人・大学生600円、高校生・中学生・小人300円
【地蔵院 歴史・簡単概要】
地蔵院(じぞういん)・竹の寺は鎌倉時代(1185年~1333年)に新三十六歌仙に数えられた衣笠内大臣・藤原家良(ふじわらのいえよし)の山荘があった場所です。地蔵院は南北朝時代(1337年~1392年)の1367年(正平22年・貞治6年)に室町幕府管領・細川頼之(ほそかわよりゆき)が夢窓国師(むそうこくし)・夢窓疎石(むそうそせき)の高弟である宗鏡禅師(すきょうぜんじ)・碧潭周皎(へきたんしゅうこう)を招請し、伽藍を建立したのが起源です。宗鏡禅師・碧潭周皎は師である夢窓国師・夢窓疎石を開山とし、自らは第2世としました。天台宗(てんだいしゅう)の宗祖である伝教大師(でんぎょうだいし)・最澄(さいちょう)作とも言われる延命安産の地蔵菩薩(じぞうぼさつ)像が本尊として祀られました。南北朝時代(1337年~1392年)に北朝第3代・崇光天皇(すこうてんのう)、北朝第4代・後光厳天皇(ごこうごんてんのう)、北朝第5代・後円融天皇(ごえんゆうてんのう)の3代の勅願寺(ちょくがんじ)に準ぜられ、境内約17万平方メートル・末寺26ヵ寺・領地54ヵ所を持つ大禅刹になりました。室町時代(1336年~1573年)中期に一休さんとも言われる一休宗純(いっきゅうそうじゅん)が地蔵院近くで生まれ、6歳で出家するまで母・伊予局とともに地蔵院で過ごしたと伝えられています。1467年(応仁元年)に応仁の乱(おうにんのらん)が起こり、伽藍が悉く灰燼に帰しました。隆盛を誇っていた寺運が衰えました。江戸時代(1603年~1868年)中期の1686年(貞享3年)に現在の方丈が再建されました。明治時代に竜済寺・延慶寺を合寺しました。1968年(昭和43年)に臨済宗(りんざいしゅう)天龍寺派の大本山・天龍寺(てんりゅじ)から独立しました。なお地蔵院は地蔵菩薩を本尊として安置しています。
地蔵院は臨済宗系の単立寺院です。
*参考・・・地蔵院(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【地蔵院 見どころ・文化財(非公開の場合あり)】
地蔵院の見どころは「十六羅漢の庭」と言われる平庭式枯山水庭園です。16個の自然石が16の羅漢に見立てられて置かれています。なお地蔵院は紅葉の名所の為、秋に訪れてもいいかもしれません。
重要文化財・・・銅造千手観音坐像
【地蔵院 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】
●紅葉見ごろは例年11月下旬頃です。竹林などに覆われた約4,000坪の山内にイロハカエデなどが植えられ、紅葉と本堂・方丈に続く参道などの光景が美しいと言われています。方丈前の杉苔の中に十六羅漢に見立てた16個の自然石を配した十六羅漢の庭からの眺望も見どころです。
地蔵院紅葉見ごろ
*京都には多くの紅葉名所があり、その紅葉見ごろを下記リンクから確認できます。
京都紅葉見ごろ2025(清水寺・東福寺・永観堂・・・)
【地蔵院 連絡先(現在確認中)】*電話は控えて下さい。迷惑になります。
電話番号・・・+81-75-781-5464
【地蔵院 備考(アクセス・御朱印・駐車場・・・)】
【地蔵院 おすすめ散策ルート】
地蔵院からのおすすめ散策ルートは苔寺(西芳寺)を経由し、鈴虫寺(華厳寺)に向かうルートです。15分ほど散策すれば、松尾の自然を感じながら世界遺産である苔寺だけでなく、鈴虫寺まで行くことができ、京都観光・旅行を楽しむことができます。ただ苔寺の拝観には事前の申込みが必要です。なお少し離れた場所には月読神社・松尾大社もある為、それらを散策するのもいいかもしれません。