永観堂見どころ-修学旅行・観光の簡単解説

永観堂見どころ

永観堂見どころ簡単解説

永観堂見どころポイントを簡単にまとめて解説しています。永観堂で見るべき紅葉(岩垣もみじ)・阿弥陀堂(本堂)・庭園などを解説しています。永観堂のハイライトである庭園は放生池を中心に東山を借景にした池泉回遊式庭園で、周囲にカエデが植えられています。(永観堂簡単解説下記参照)

【永観堂 歴史・簡単概要】
永観堂(えいかんどう)とは平安時代に歌人・藤原関雄(ふじわらのせきお)の別荘・東山山荘があった場所です。永観堂は平安時代前期の853年(仁寿3年)に真言宗(しんごんしゅう)の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)の高弟で、永観堂開基である河内観心寺(かわちかんしんじ)・真紹僧都(しんじょうそうず)が京都における真言宗密教の実践道場の創建を志し、藤原関雄から寄進された別荘に五智如来(ごちにょらい)を安置したのが起源です。その後863年(貞観5年)に第56代・清和天皇(せいわてんのう)から寺号「禅林寺」を賜わり、定額寺(じょうがくじ)になりました。しかし平安時代後期の承暦年間(1077年~1080年)に永観堂第7世法主・永観律師(ようかんりっし)が浄土念仏(じょうどねんぶつ)道場に改め、阿弥陀如来(あみだにょらい)を本尊にしました。
永観堂歴史(起源・・・)

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【紅葉・解説 永観堂見どころ】★★★修学旅行・観光必見
最大のハイライトは紅葉です。永観堂は古くから「秋はもみじの永観堂」と言われる「もみじの寺」として知られる紅葉の名所です。永観堂山内に約3,000本のモミジ(カエデ)が分布し、急傾斜の岩壁に岩垣もみじ(カエデ科のタカオカエデ)があります。紅葉は例年11月中旬頃から11月下旬頃に見ごろを迎え、紅葉の見ごろにライトアップが行われています。永観堂は最大のハイライトで、インスタ映えします。紅葉は昼間も絶景だが、ライトアップ中は幻想的な光景が見られます。
(紅葉・キーポイント)
●岩垣もみじは藤原関雄の和歌「おく山の 岩がき紅葉 散りぬべし 照る日の光 見る時なくて・古今和歌集(こきんわかしゅう)」に由来しています。岩垣もみじは由緒に注目です。
永観堂紅葉ライトアップ

【阿弥陀堂・解説 永観堂見どころ】★★★修学旅行・観光必見
ハイライトである阿弥陀堂(本堂)は京都府指定文化財です。阿弥陀堂には天井に極彩色で描かれた百花図(ひゃっかず)などがあります。阿弥陀堂は安土桃山時代の1597年(慶長2年)に大坂・四天王寺(してんのうじ)の曼荼羅堂(まんだらどう)として建立され、江戸時代前期の1607年(慶長12年)に関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)の子・豊臣秀頼(とよとみひでより)が移し、その後江戸時代に改修されたとも言われています。弥陀堂は本瓦葺(ほんがわらぶき)の入母屋造(いりもやづくり)です。弥陀堂は向拝(こうはい)三間です。阿弥陀堂はその歴史に注目です。
(阿弥陀堂・キーポイント)
●阿弥陀堂は桁行7間・梁間6間です。
●阿弥陀堂は平安時代後期から鎌倉時代に造仏された永観堂の本尊・阿弥陀如来(あみだにょらい)立像(重要文化財)を安置しています。阿弥陀如来立像は顔を左に曲げた特異な姿で、「みかえり阿弥陀(見返り阿弥陀・顧阿弥陀如来)」と言われています。平安時代後期の1082年(永保2年)に永観堂第7世法主・永観律師が念仏を唱えながら阿弥陀如来の周りを行道(ぎょうどう)していた際、阿弥陀如来が須弥壇(しゅみだん)から下りて一緒に行道を始め、驚いた永観律師が歩みを止めると阿弥陀如来は振り返って、「永観遅し」と言ったと言われ、それ以来阿弥陀如来像の首は元に戻らなくなったそうです。阿弥陀堂はみかえり阿弥陀の由緒にも注目です。

【方丈・解説 永観堂見どころ】★修学旅行・観光必見
方丈(釈迦堂(しゃかどう))は京都府指定文化財です。松の間には松水禽図(まつすいきんず)、仙人(せんにん)の間には高士乗舟図などの襖絵があります。方丈は禅宗寺院の方丈と同形式の六間取りです。方丈は江戸時代前期の1627年(寛永4年)に建立されたとも言われています。また寺伝によると戦国時代(室町時代後期)の永正年間(1504年~1521年)に第104代・後柏原天皇(ごかしわばらてんのう)が建立したとも言われています。方丈は桟瓦葺(さんがわらぶき)の入母屋造です。方丈は襖絵に注目です。
(方丈・キーポイント)
●方丈は桁行約19.3メートル・梁行約14.5メートルです。

【唐門・解説 永観堂見どころ】
唐門(からもん・勅使門(ちょくしもん))は京都府指定文化財です。唐門は向唐門(むかいからもん)です。唐門は木鼻(きばな)に獏(ばく)の意匠があり、雲龍(うんりゅう)・唐草(からくさ)の彫刻が施されています。唐門は江戸時代後期の1830年(天保元年)に建立されました。唐門は檜皮葺(ひわだぶき)です。
(唐門・キーポイント)
●唐門は現在永観堂住職が亡くなった時だけに使用されているそうです。

【御影堂・解説 永観堂見どころ】★★修学旅行・観光必見
御影堂(祖師堂・大殿)は永観堂の本尊・阿弥陀如来立像を安置している阿弥陀堂よりも大きく、山内最大の建物です。御影堂は「仏説無量寿経(むりょうじゅきょう)」に説かれている阿弥陀四十八本願(しじゅうはちがん)に因んで、48本の丸柱が使われています。御影堂は1912年(大正元年)に建立されました。御影堂は総欅造です。御影堂は建築様式と素材に注目です。
(御影堂・キーポイント)
●御影堂は間口十二間・奥行十二間で、面積約1,432.64平方メートルです。御影堂は大きさに注目です。
●御影堂は内陣の須弥壇に浄土宗の宗祖・法然上人を祀っています。

【瑞紫殿・解説 永観堂見どころ】
瑞紫殿(ずいしでん)はかつて5体の仏像を安置していたが、応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))によって4体の仏像とともに焼失しました。瑞紫殿は1895年(明治28年)に再建されました。瑞紫殿はかつて伝法堂(でんぽうどう)と言われていました。
(瑞紫殿・キーポイント)
●瑞紫殿には本尊・阿弥陀如来坐像を安置しています。阿弥陀如来坐像は応仁の乱で焼失しなかったことから「火除けの阿弥陀」とも言われています。瑞紫殿は「火除けの阿弥陀」の由緒に注目です。

【御廟・解説 永観堂見どころ】
御廟(ごびょう)は京都府指定文化財です。御廟は江戸時代中期の1766年(明和3年)に建立されました。御廟は宝形造(ほうぎょうづくり)の本瓦葺です。御廟は建築様式に注目です。
(御廟・キーポイント)
●御廟は正面一間・背面三間・側面二間です。

【弁天社・解説 永観堂見どころ】★修学旅行・観光必見
弁天社は放生池(ほうじょうち)の弁天島にあります。弁天社は1866年(慶応2年)に江戸時代後期の尼僧で、歌人・大田垣蓮月(おおたがきれんげつ)の寄進によって建立されました。弁天社には大田垣蓮月が書いた額が掛かっています。弁天社は桟瓦葺の一間社流造です。弁天社は額に注目です。

【鐘楼・解説 永観堂見どころ】
鐘楼(しょうろう)は京都府指定文化財です。鐘楼は方一間の吹放ちで、江戸時代中期の1743年(寛保3年)に鋳造された梵鐘を釣っています。鐘楼は江戸時代中期の1707年(宝永4年)に建立されました。鐘楼は本瓦葺の切妻造(きりづまづくり)です。
(鐘楼・キーポイント)
●鐘楼は桁行一間・梁行一間です。

【多宝塔・解説 永観堂見どころ】★修学旅行・観光必見
ハイライトである多宝塔は御影堂近くから続いている140段の石段の上の若王子山に建立されています。多宝塔の上部は円形、下部は方形の二重塔です。多宝塔の屋根には九輪と水煙が付けられています。多宝塔は1928年(昭和3年)に篤志家の寄付によって建立されました。多宝塔は建築様式に注目です。
(多宝塔・キーポイント)
●多宝塔は境内の最も高い位置にある堂塔です。多宝塔はインスタ映えスポットです。多宝塔から境内など美しい絶景を見られます。

【画仙堂・解説 永観堂見どころ】★修学旅行・観光必見
画仙堂(がせんどう)は重層の建物です。画仙堂には日本画家・鈴木松僊(すずきしょうせん)が描いた「天龍図」があります。画仙堂は1914年(大正3年)に鈴木松僊の発願によって建立されました。画仙堂は寄棟造です。画仙堂は「天龍図」に注目です。

【臥龍廊・解説 永観堂見どころ】★修学旅行・観光必見
臥龍廊(がりゅうろう)は御影堂・阿弥陀堂・開山堂を繋いでいる湾曲し、急勾配の階段状の廊下です。臥龍廊は龍が体をうねらせているように見えることから名付けられました。臥龍廊は戦国時代(室町時代後期)の永正年間(1504年~1521年)に造られ、昭和に改修されました。臥龍廊は永観堂七不思議に数えられています。臥龍廊は構造に注目です。

【中門・南門・解説 永観堂見どころ】
中門は京都府指定文化財です。中門は薬医門(やくいもん)、南門(遊心門)は高麗門(こうらいもん)です。南門は鹿ケ谷通(ししがたにどおり)に面しています。中門は江戸時代中期の1713年(正徳3年)、南門は江戸時代後期の1840年(天保11年)に建立されました。中門は本瓦葺の切妻造です。

【庭園・解説 永観堂見どころ】★★修学旅行・観光必見
ハイライトである庭園は放生池(ほうじょうち)を中心に東山を借景にした池泉回遊式庭園です。放生池は捕らえた魚などを殺さずに放す放生会(ほうじょうえ)を行う為の池です。庭園の放生池には弁天島があり、周囲にカエデが植えられています。放生池はインスタ映えスポットです。紅葉シーズンは絶景に変わります。

【悲田梅・解説 永観堂見どころ】
悲田梅(ひでんばい)は方丈前の庭園に植えられています。悲田梅は永観律師が境内に薬王寺(悲田院)という施療院(せりょういん)を置き、梅を育てて梅の実を病人や貧しい者に分け与えたことに由来しています。悲田梅は永観堂七不思議に数えられています。

【三鈷の松・解説 永観堂見どころ】
三鈷の松(さんこのまつ)は御影堂の横に植えられています。三鈷の松は松葉が三本あり、先が三つ叉になった法具の一種である三鈷杵(さんこしょ)に例えられています。三鈷の松は真心・智慧・慈悲の3つの福を授かるとも、財布に入れておくとお金が貯まるとも言われています。三鈷の松は永観堂七不思議に数えられています。

【与謝野晶子の歌碑・解説 永観堂見どころ】★修学旅行・観光必見
与謝野晶子の歌碑「秋を三人 椎の実なげし 鯉やいづこ 池の朝かぜ 手と手つめたき」が建てられています。与謝野晶子は1900年(明治33年)11月5日に師である与謝野鉄幹・山川登美子とともに訪れ、翌1901年(明治34年)の春にも晶子・鉄幹が訪れたそうです。与謝野晶子・山川登美子はともに与謝野鉄幹を慕っていたそうです。永観堂は文人墨客に愛されました。
(与謝野晶子の歌碑・キーポイント)
●1901年(明治34年)に与謝野晶子と鉄幹が結婚し、山川登美子も別の男性と結婚しました。

【秋の寺宝展・解説 永観堂見どころ】
例年紅葉ライトアップに合わせて秋の寺宝展が行われます。秋の寺宝展では所蔵する寺宝が一般公開されます。ちなみに国宝には絹本着色山越阿弥陀図・金銅蓮華文磬があり、重要文化財にはみかえり阿弥陀と言われる木造阿弥陀如来立像・来迎阿弥陀如来像などがあります。
永観堂秋の寺宝展

【六阿弥陀めぐり・解説 永観堂見どころ】
六阿弥陀めぐりでは月ごとに違う功徳日に真如堂(1番)・永観堂(2番)・清水寺阿弥陀堂(3番)・安祥院(4番)・安養寺(5番)・誓願寺(6番)を参り、3年3月(合計39回)続けると無病息災・家運隆盛・祈願成就のご利益があるとも言われています。
(六阿弥陀めぐり・キーポイント)
●六阿弥陀めぐりは江戸時代中期の1717年(享保2年)に安祥院(あんしょういん)を再興した真言宗の僧・木食正禅養阿上人(もくじきしょうぜんようあしょうにん)の発願によって始まったと言われています。

【若王子神社・解説 永観堂見どころ】
若王子神社(にゃくおうじじんじゃ)はかつて永観堂の守護神だった言われています。若王子神社は社伝によると平安時代後期の1160年(永暦元年)に後白河上皇(第77代・後白河天皇)が紀州・熊野三所権現を勧請し、守護神として創建したのが起源とも言われています。
(若王子神社・キーポイント)
●若王子神社の名称は祭神・天照大神(あまてらすおおみかみ)の別称・若一王子(にゃくいちおうじ)に由来しています。
守護神・若王子神社(アクセス・・・)

【永観堂見どころ解説以外の情報】
永観堂基本情報
永観堂七不思議(見どころ)

【永観堂見どころ 備考(参考リンク)】
*参考・・・京都・永観堂(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ

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