法観寺・八坂の塔見どころの簡単まとめ-五重塔(重文)・太子堂

八坂の塔見どころ

法観寺・八坂の塔見どころの簡単まとめ

法観寺・八坂の塔見どころを簡単にまとめてポイント解説します。見どころには室町幕府6代将軍・足利義教が再建した最大のハイライトである五重塔(重文)・太子堂・薬師堂・木曽義仲の首塚などがあります。なお法観寺では文化財(国宝・重要文化財・名勝・史跡)を中心に解説しています。(個別解説下記参照)

【五重塔(重要文化財)・大日如来】★修学旅行・観光

五重塔は絶対見る価値がある最大のハイライトです。五重塔は日本国内で3番目に高く、シンボル・ランドマークになっています。五重塔はインスタ映えします。

  • 見どころポイント:五重塔は高さ約49メートルです。五重塔は京都・東寺(とうじ)の五重塔、奈良・興福寺(こうふくじ)の五重塔に次ぐ、日本国内で3番目に高い五重塔です。五重塔には初層に本尊・大日如来(だいにちにょらい)を中心とした五智如来(ごちにょらい)像を安置しています。
  • 歴史ポイント:五重塔は1440年(永享12年)に室町幕府第6代将軍・足利義教(あしかがよしのり)が再建しました。五重塔は過去3度焼失し、現在は4代目です。なお発掘調査により、中心の礎石は創建当初のものをそのまま使用していることが分かりました。礎石の溝には開基・聖徳太子が夢告により、仏舎利三粒を納めたとも言われ、日本の舎利信仰の原点と言われています。
  • 様式ポイント:五重塔は純和様建築です。五重塔は三間五重塔婆(さんげんごじゅうとうば)で、屋根が本瓦葺(ほんがわらぶき)です。
  • 豆知識:五重塔は一般人が二層目まで登ることができる日本唯一重要文化財に指定されている五重塔と言われています。(要確認)
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【太子堂(京都市指定有形文化財)・聖徳太子】

太子堂は五重塔に次いで、見る価値があるハイライトです。

  • 見どころポイント:太子堂は開基・聖徳太子の3歳・16歳の像を安置しています。太子堂は源頼朝・北条貞時(ほうじょうさだとき)・足利尊氏(あしかがたかうじ)・足利義政なども祀っています。
  • 歴史ポイント:太子堂は江戸時代に門前の住人が再建したとも言われています。

【薬師堂(京都市指定有形文化財)・薬師如来】

薬師堂は見逃せない存在です。夢見地蔵菩薩は洛陽四十八願所地蔵巡りの札所でした。

  • 見どころポイント:薬師堂は本尊・薬師如来(やくしにょらい)や日光菩薩(にっこうぼさつ)・月光菩薩(がっこうぼさつ)・夢見地蔵菩薩(じぞうぼさつ)・十二神将(じゅうにしんしょう)を安置しています。
  • 歴史ポイント:薬師堂は江戸時代に建立されました。
  • 札所:夢見地蔵菩薩は寛文年間(1661年~1673年)に第112代・霊元天皇(れいげんてんのう)の命により、僧・宝山が洛外・六地蔵(伏見六地蔵・鳥羽地蔵・桂地蔵・常盤地蔵・鞍馬口地蔵・山科地蔵)以外の48寺の地蔵尊を選んだ洛陽四十八願所地蔵巡り(京都48願寺)の第39番札所です。

【茶室・聴鐸庵】

  • 見どころポイント:茶室・聴鐸庵(ちょうたくあん)は五重塔の風鐸(ふうたん)の音を聞くことができることから名付けられました。風鐸は寺院の四方の軒先に吊され、風に吹かれると音がし、風鈴の由来になったとも言われています。
  • 豆知識:聴鐸庵は突上窓(つきあげまど)から五重塔の九輪を見ることができることから仰輪所と言われています。

【木曽義仲の首塚】

  • 見どころポイント:木曽義仲(きそよしなか・源義仲(みなもとのよしなか))の首塚はかつて八坂の塔近くの料理屋の玄関にあったが、その後移されました。木曽義仲は後白河法皇(第77代・後白河天皇(ごしらかわてんのう))と対立し、後白河法皇を幽閉して征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)になり、朝日将軍(あさひしょうぐん)と言われました。しかし木曽義仲は源義経(みなもとのよしつね)らに敗れて近江粟津(大津市)で戦死し、家臣によって八坂の塔がある八坂郷に葬られたとも言われています。
  • 豆知識:木曽義仲の首塚以外に木曽義仲の墓は義仲寺(大津市)にあります。

【法観寺・八坂の塔見どころの簡単まとめ 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・法観寺・八坂の塔(見どころ・アクセス・・・)

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