円覚上人(えんがくしょうにん)と壬生寺節分会

円覚上人と壬生寺節分会

壬生寺中興の祖・円覚上人は1300年(正安2年)に大念仏会(大念佛会)を行った際、身振り手振りで仏の教えを広める持斎融通念仏を考えつき、壬生狂言(壬生大念佛狂言)の起源になりました。壬生狂言は例年節分・春・秋に上演されています。

【壬生寺節分会 日程時間(要確認)】
壬生寺節分会は例年節分(立春の前日)とその前日・後日の3日間に行われています。なお節分の日程は2月3日になることが多いが、変動する場合があります。(節分は毎年同じ日ではありません。)
壬生寺節分会

【壬生寺節分会 歴史・簡単概要】
壬生寺節分会は平安時代(794年~1185年)後期に第72代・白河天皇の発願によって始められ、900年以上の歴史があります。節分会では本尊・延命地蔵菩薩像(重要文化財)に除災・招福を祈願し、身代り守・起上がりダルマ守などが授与されます。節分会では厄除け祈祷会などが行われ、壬生狂言の演目「節分」が演じられます。なお壬生寺は吉田神社・北野天満宮・伏見稲荷大社(八坂神社)とともに節分に行う四方参りに数えられています。

【円覚上人(えんがくしょうにん)】
壬生寺中興の祖・円覚上人(圓覚上人)は鎌倉時代(1185年~1333年)後期の1300年(正安2年)に大念仏会(だいねんぶつえ・大念佛会)を行った際、身振り手振りで仏の教えを広める持斎融通念仏(じさいゆうづうねんぶつ)を考えつき、壬生狂言(みぶきょうげん・壬生大念佛狂言(みぶだいねんぶつきょうげん))の起源になりました。ちなみに壬生寺は延命地蔵菩薩(えんめいじぞうぼさつ)を本尊として祀り、古くから大衆に地蔵菩薩が信仰されていたことから初期には地蔵菩薩のご利益を説く猿(さる)・桶取(おけとり)・賽の河原(さいのかわら)が中心に演じられていたそうです。壬生狂言は例年2月の節分・春のゴールデンウィーク・秋の10月に上演され、節分では節分とその前日の午後から演目「節分」が繰り返し演じられます。(要確認)

●円覚上人(圓覚上人)は鎌倉時代(1185年~1333年)前期の1223年(貞応2年)に大和国(奈良県)の大鳥広元の子・導御(どうご)として生まれたとも言われています。3歳の時に父親・大鳥広元が亡くなり、再婚した母親が養育することができずに華厳宗(けごんしゅう)の大本山である奈良・東大寺(とうだいじ)の門前に捨てられたと言われています。東大寺の僧侶に拾われて養育され、その後出家・得度(とくど)したと言われています。1240年(延応2年)、18歳の時に律宗(りしゅう)の総本山である奈良・唐招提寺(とうしょうだいじ)中興の祖・覚盛(かくじょう)の弟子で、中興2世長老・証玄(しょうげん)の弟子になりました。その後聖徳宗の総本山である奈良・法隆寺(ほうりゅうじ)で学び、法隆寺・法起寺(ほうきじ)の勧進・修造に尽力したと言われています。また第31代・用明天皇(ようめいてんのう)の皇子・聖徳太子(しょうとくたいし)一族の住居であった斑鳩宮(いかるがのみや)の旧地に建立され、聖徳太子の等身像と言われる救世観音(ぐぜかんのん)像(国宝)を祀る夢殿(国宝)に参詣した際、聖徳太子から融通念仏(ゆうずうねんぶつ)を修して大衆を勧化(かんか)せよというお告げ(託宣(せんたく))を受けたと言われています。1258年(正嘉25年)頃に京都に上洛し、1259年(正元元年)に平宗平(たいらのむねひら)の子・平政平(たいらのまさひら)とともに壬生寺を再興し、律宗の寺院に改め、寺名も宝幢三昧寺(ほうどうさんまいじ)に改めました。この頃に壬生寺で初めて融通念仏を行ったとも言われています。その後法金剛院(ほうこんごういん)・清凉寺(せいりょうじ・嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)などの勧進・再興などを行い、1279年(弘安2年)に融通念仏を清凉寺に伝えたと言われています。1300年(正安2年)に大念仏会を行った際、身振り手振りで、仏の教えを広める持斎融通念仏を考えついて、壬生狂言の起源になりました。円覚上人は壬生寺や法金剛院・清凉寺など48か所に道場を開いて融通念仏を広め、大衆が数十万人にも及んだことから「十万上人(じゅうまんしょうにん)」とも言われました。第90代・亀山天皇(かめやまてんのう)から号「円覚十万上人」を賜ったと言われています。円覚上人には大念仏会を行った際に母と再会した伝承が残され、清凉寺には「あみだ 母みた 母みた」と彫られた石碑が建立されています。また嵯峨大念仏会を舞台とする謡曲「百万」の題材ともなりました。なお円覚上人は1311年(延慶4年)に亡くなったと言われています。

【円覚上人と壬生寺節分会 備考】
京都節分・豆まき2026

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