地主神社見どころのマトメ-修学旅行・観光の解説

地主神社(Jishu Shrine)

地主神社見どころのマトメ・解説

地主神社見どころを簡単にまとめてポイント解説します。地主神社は世界遺産に登録され、見どころには恋愛成就のご利益がある恋占いの石・本殿(重文)・拝殿(重文)と雲龍図(丸竜)・総門(重文)があります。また修学旅行生や観光客に人気がある御車返しの桜・栗光稲荷社・祓戸社・撫で大国さん・幸福祈願所などの見どころもあります。なお国宝・重要文化財・名勝・史跡などの文化財を中心に解説しています。

【注目の本殿(重要文化財)・大国主命の解説】

★概要:本殿は主祭神を祀り、縁むすびなどのご利益があると言われています。本殿は修学旅行や国内外の観光客が絶対に見る価値があるスポットです。本殿は正殿に大国主命(おおくにぬしのみこと)、その父母神である素戔嗚命(すさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)、奇稲田姫命の父母神である足摩乳命(あしなずちのみこと)と手摩乳命(てなずちのみこと)を祀り、縁むすび・子授け・安産のご利益があると言われています。また相殿に芸能と長寿の神さまである大田大神(おおたのおおかみ)、旅行安全・交通安全の神さまである乙羽竜神(おとはりゅうじん)、知恵と学問、そして受験の神さまである思兼大神(おもいかねのおおかみ)も祀っています。
★歴史:本殿は1633年(寛永10年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光(とくがわいえみつ)が再建しました。徳川家光は清水寺でも伽藍を再建しています。
★様式:本殿は屋根が入母屋造(いりもやづくり)の檜皮葺(ひわだぶき)です。入母屋造に権現造(ごんげんづくり)を兼ね合わせています。本殿は桁行(けたゆき)五間・梁間(はりま)三間です。
★構造:本殿は内陣・外陣に分かれています。内陣・外陣はともに山形天井(てんじょう)で、装飾金具に金箔(きんぱく)や極彩色、円柱に金襴巻文様(きんらんまきもんよう)が施され、桃山文化の影響を受けていると言われています。円柱におめでたい熨斗(のし)模様や宝づくしの模様の図柄が使われています。

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【貴重な拝殿(重要文化財)・圧巻の雲龍図の解説】

★概要:拝殿には鏡天井に雲龍図「八方にらみの竜」が描かれ、清水寺の七不思議に数えられています。拝殿は修学旅行や観光で見る価値があるスポットです。拝殿では恋愛・結婚・勉強・試験・家族・健康・金運・厄よけ・旅行安全などのご利益がある数十種ものお守りやよく当たると評判の恋占いおみくじなどが授与されています。ただ御朱印は授与していません。(要確認)なお拝殿は祈願殿(きがんでん)と言われています。
★歴史:拝殿は1633年(寛永10年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光が再建しました。
★様式:拝殿は南側が崖になっていることから清水寺の清水の舞台(本堂)と同じ懸造(かけづくり)・舞台造(ぶたいづくり)です。拝殿は屋根が入母屋造の檜皮葺です。拝殿は桁行三間・梁間三間です。
★雲龍図:拝殿には鏡天井(かがみてんじょう)に絵師・狩野永徳(かのうえいとく)の次男・狩野元信(かのうもとのぶ)が描いた雲龍図(うんりゅうず)・丸竜があります。丸竜はどの方角から見ても自分を睨んでいるように見えるところから「八方にらみの竜(はっぽうにらみのりゅう)」と言われています。
★七不思議:丸竜は夜ごと抜け出し、音羽の滝(おとわのたき)の水を飲むことから目に釘を打たれたとも言われ、七不思議に数えられています。

【見逃せない総門(重要文化財)・菊の文様の解説】

★概要:総門は柱を正面から見ると鳥居形(とりいがた)になっています。総門は瓦が菊の文様で、天皇との関わりが深かったことが伺えます。地主神社では811年(弘仁2年)に第52代・嵯峨天皇(さがてんのう)、970年(天禄元年)に第64代・円融天皇(えんゆうてんのう)、1082年(永保2年)に第72代・白河天皇(しらかわてんのう)が行幸しました。
★歴史:総門は1633年(寛永10年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光が再建しました。
★様式:総門は棟門(むねもん)で、屋根が桟瓦葺(さんがわらぶき)です。

【美しい桜・「御車返しの桜」の解説】

★概要:「御車返しの桜(みくるまがえしのさくら)」には逸話が残されています。地主神社は桜の名所で、境内に地主桜などが植えられています。桜は例年4月上旬頃に見ごろを迎えます。4月第2日曜日にはえんむすび祈願さくら祭りが行われています。
★歴史:現在の地主桜は1962年(昭和37年)に植藤(うえとう)当主・佐野藤右衛門(さのとうえもん)から献木されました。ちなみに地主桜は811年(弘仁2年)に第52代・嵯峨天皇が行幸した際、地主桜の美しさに3度車を返したことから「御車返しの桜」と言われました。
地主神社桜見ごろ

【人気の恋占いの石・ご利益の解説】

★概要:恋占いの石には恋愛成就のご利益があると言われています。恋占いの石は修学旅行や観光で見る価値があるスポットです。恋占いの石はアメリカの原子物理学者・ボースト博士が縄文時代(前1万4千年~前4世紀)の遺物であることを確認しました。★恋愛成就:2つの恋占いの石は10メートルほど離れており、目を瞑って恋占いの石の間を歩き、石から石に辿り着くと恋が叶って恋愛成就すると言われています。1度で成功すると早く成就し、助けを借りて辿り着くと恋愛成就にも助けが必要になると言われています。

【栗光稲荷社などの摂末社等の解説】

★概要:境内には栗光稲荷社(くりみついなりしゃ)・祓戸社(はらえどしゃ)・水かけ地蔵・良縁大国(りょうえんだいこく)などがあります。
★栗光稲荷社:栗光稲荷社には商売繁盛のご利益があると言われています。
★祓戸社:祓戸社には心についた不浄を祓い清めるご利益があると言われています。
★撫で大国さん:撫で大国さんは撫でると願い事が成就すると言われています。良縁・商売繁盛・長寿・受験合格などにご利益があると言われています。撫で大国さんは撫でた場所で、ご利益が変わります。
★幸福祈願所:幸福祈願所はドラを三度叩いて、縁結び・幸福を祈願します。清らかな音色が願いを神様に届けるそうです。ドラは音の余韻が長いほど願い事が叶いやすいと言われています。
★おかげ明神:おかげ明神は女性の守り神とされ、どんな願い事もひとつだけ成就すると言われています。おかげ明神の後ろのご神木の杉は「いのり杉」とも、「のろい杉」とも言われ、かつては丑の刻参り(うしのこくまいり)に使われ、五寸釘の跡が残っていると言われています。
★契り糸:紅色の契り糸は女性、白色の契り糸に男性が名前を書き、両方を合せて大国様に結びつけると縁結びの祈願になると言われています。契り糸は良縁を望む女性の場合、紅色の契り糸に名前、白色の契り糸に願い事を書くと良縁に恵まれるとも言われています。

【清水寺(世界遺産)の解説】

★概要:地主神社は清水寺の鎮守社でした。明治維新後の神仏分離令(しんぶつぶんりれい)により、清水寺から独立しました。ただ清水寺とともに世界遺産に登録されています。
★歴史:清水寺は778年(宝亀9年)に延鎮上人(えんちんしょうにん)が「南の地を去れ」という霊夢により、音羽山に庵を結んだのが起源です。
清水寺(アクセス・・・)

【地主神社 備考(参考リンク・・・)】
*参考・・・地主神社(見どころ・アクセス・・・)ホームページ

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