時代祭の時代行列進発・例年10月22日(翌日順延あり)

時代祭(Jidai Matsuri Festival)

時代祭

時代祭を紹介しています。時代祭の時代行列は神幸列にお供する祭列とされています。時代祭はいずれも平安神宮の祭神である第50代・桓武天皇と第121代・孝明天皇のご神霊に京都市街地を巡行していただき、京都市民の暮らしぶりを親しくご覧いただき、京都市民が平安を祈る祭礼とされています。

【時代祭2025 日程時間(要確認)】

時代祭2025・時代行列進発は2025年(令和7年)10月22日(水曜日)12:00から京都御所・建礼門前を出発します。ただ悪天候の場合には翌23日に順延されます。
時代行列は明治維新時代(維新勤王隊列など)・江戸時代(徳川城使洛列など)・安土桃山時代(織田公上洛列など)・室町時代(室町幕府執政列など)・吉野時代(楠公上洛列など)・鎌倉時代(城南流鏑馬列)・藤原時代(藤原公卿参朝列など)・延暦時代(延暦武官行進列など)・神幸列(神饌講社列など)の順に巡行します。
時代祭2025日程(時代行列・神幸祭・行在所祭・・・)

【時代祭 ルート・コース】


●時代行列のタイムテーブル
京都御所・建礼門前出発(12:00)→堺町御門(12:15頃)→烏丸丸太町(12:30頃)→烏丸御池(12:50頃)→河原町御池(13:20頃)→河原町三条(13:30頃)→三条大橋(13:40頃)→三条神宮道(14:10頃)→平安神宮(14:30頃)

【時代祭 歴史・簡単概要】
時代祭は1895年(明治28年)平安神宮の創建と平安遷都1,100年祭を盛大に奉祝する行事が起源です。ちなみに時代祭の時代行列が行われる10月22日は794年(延暦13年)10月22日(新暦の11月22日)に第50代・桓武天皇が長岡京から平安京に遷都したと言われ、10月22日は京都の誕生日とされています。時代行列は東京遷都以前の京都の歴史と文化を一目で理解できるようにと提案されたのが始まりです。その時代行列は広く市民によって組織された「平安講社(全10社)」によって運営され、当初は6列、約500名規模だったが、その後1921年(大正10年)に8行列、更に1932年(昭和7年)に10行列になり、現在は8つの時代を20列、約2,000名規模になっています。
時代祭の時代行列は神幸列(神饌講社列・前列・神行列・白川女献花列・弓箭組列)にお供する祭列とされています。時代祭はいずれも平安神宮の祭神である第50代・桓武天皇(かんむてんのう)と第121代・孝明天皇(こうめいてんのう)のご神霊に京都市街地を巡行していただき、京都市民の暮らしぶりを親しくご覧いただき、京都市民が平安を祈る祭礼とされています。

●第50代・桓武天皇は737年(天平9年)に第49代・光仁天皇(白壁王)と高野新笠の第1皇子として生まれました。母・高野新笠が百済系渡来人氏族・和氏の出身であったことから官僚として大学頭・侍従に任じられ、770年(宝亀元年)に父が光仁天皇に即位すると親王宣下とともに四品が授けられました。772年(宝亀3年)に光仁天皇の皇后・井上内親王が天皇を呪詛したとして皇后を廃され、異母弟である皇太子・他戸親王も皇太子を廃されると翌773年(宝亀4年)に皇太子になりました。781年(天応元年)に父から譲位され、45歳で第50代・桓武天皇に即位しました。奈良時代の仏教政治の弊害を除く為に僧侶の不法を取り締まり、784年(延暦3年)に長岡京の遷都、794年(延暦13年)に平安京の遷都を行って律令国家としての強化・拡大を図りました。伝教大師・最澄や弘法大師・空海を重用して平安仏教の確立にも尽力し、坂上田村麻呂を蝦夷平定の為に将軍として遠征させ、地方行政の整備なども行いました。なお第50代・桓武天皇は806年(延暦25年)に崩御しました。
●第121代・孝明天皇は1831年(天保2年)に第120代・仁孝天皇と正親町雅子の第4皇子として生まれました。1835年(天保6年)に親王宣下を受け、1840年4(天保11年)に皇太子になりました。1846年(弘化3年)に父が崩御すると孝明天皇に即位しました。1854年(嘉永7年)の日米和親条約(神奈川条約)は許可したが、1858年(安政5年)の日米修好通商条約は拒否しました。攘夷鎖国を望み、江戸幕府が独断で日米修好通商条約を調印した際には一時譲位を表明しました。しかし過激な討幕運動に反対して公武合体策を執り、1860年(万延元)に皇妹・和宮を江戸幕府14代将軍・徳川家茂に嫁がせました。尊攘過激派の堂上独占に批判的で、三条実美らの七卿が都落ちになり、孝明天皇の崩御後に尊攘派の公家が復活しました。第121代・孝明天皇は1867年(慶応2年)に天然痘で崩御しました。

【平安神宮 歴史・簡単概要】
平安神宮(へいあんじんぐう)は1895年(明治28年)3月15日に平安京遷都1,100年を記念して行われた内国勧業博覧会の目玉として、平安京遷都当時の宮城である大内裏(だいだいり)の一部を復元し、第50代・桓武天皇を祀る神社として創建されました。平安神宮は当初かつての平安京大内裏があった千本丸太町に計画されたが、用地買収に失敗し、現在の場所である岡崎に実物の8分の5の規模で復元されました。ちなみに1893年(明治26年)に地鎮祭が行われ、1894年(明治28年)に本殿・大極殿・応天門・蒼龍楼・白虎楼などが完成し、1895年(明治27年)には地鎮式が行われました。その後1895年(明治28年)10月に平安神宮の創建と平安遷都1,100年祭を盛大に奉祝する為に時代祭(じだいまつり)が始まり、1940年(昭和15年)には第121代・孝明天皇が祭神に加えられました。なお平安神宮は東本殿に平安京遷都を行った桓武天皇(737年~806年)、西本殿に平安京有終の天皇である孝明天皇(1831年~1867年)を祀っています。
*参考・・・平安神宮(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ

【時代祭 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
時代祭2025日程(時代行列・神幸祭・行在所祭・・・)

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