虚空蔵法輪寺五山送り火鑑賞イベント2024年8月16日
虚空蔵法輪寺五山送り火鑑賞イベント
虚空蔵法輪寺五山送り火鑑賞イベント(日程・時間・・・)を紹介しています。五山送り火鑑賞と勤行の夕べでは先ず境内を拝観し、京都の名所や五山送り火の位置関係、そして弘法大師・空海にまつわる話を聞くことができます。夕食後に本堂で「般若心経」を唱え、先祖を供養します。最後に舞台から大文字・鳥居形を眺めることができます。(詳細下記参照)
【虚空蔵法輪寺五山送り火鑑賞イベント2024 日程時間(要確認)】
虚空蔵法輪寺五山送り火鑑賞と勤行の夕べ2024は2024年(令和6年)8月16日(金曜日)17:30~20:30頃に行われます。17:30に虚空蔵法輪寺に集合し、境内案内・特別拝観(収蔵庫・通常非公開)が行われ、18:30から食事・「参詣曼陀羅」特別拝観が行われ、19:30から勤行参列(本堂・通常非公開)が行われ、20:00から送り火鑑賞が行われ、20:30頃に順次解散します。定員上限15名(先着制・最少催行人員10名・8月6日22:59までに10名に満たない場合は中止)(現在確認中・要注意)
*参考・・・五山送り火鑑賞と勤行の夕べホームページ
【五山送り火鑑賞イベント アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68
最寄り駅・バス停・・・阪急嵐山駅前(徒歩約3分)、嵐山(徒歩約5分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から虚空蔵法輪寺は28系統(D3乗り場)阪嵐
*四条河原町からは11系統嵐
*四条烏丸からは11系統嵐
*河原町丸太町からは93系統嵐
路線・時刻表・運賃チェック
*阪急電鉄嵐山線の場合、最寄り駅は嵐山駅(徒歩約5分)
*嵐電(京福電鉄)嵐山線の場合、最寄り駅は嵐山駅(徒歩約10分)
*JR嵯峨野線の場合、最寄り駅は嵯峨嵐山駅(徒歩約15分)
【虚空蔵法輪寺五山送り火鑑賞イベント 歴史・簡単概要】
虚空蔵法輪寺五山送り火鑑賞(ござんのおくりびかんしょう)と勤行の夕べ(かんぎょうのゆうべ)は京都の夏の風物詩である五山送り火が行われる例年8月16日に行われています。
五山送り火鑑賞と勤行の夕べでは先ず虚空蔵法輪寺住職の案内で境内を拝観し、舞台からは京都に点在する名所や五山送り火の位置関係、そして真言宗(しんごんしゅう)の宗祖である弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)にまつわる話を聞くことができます。次に通常非公開で、いずれも重要文化財に指定されている持国天(じこくてん)立像と多聞天(たもんてん)立像を特別拝観できます。特別拝観終了後に幕末の1856年(安政3年)に創業した下鴨茶寮(しもがもさりょう)のお弁当を味わいながら渡月橋(とげつきょう)や「法輪寺参詣曼陀羅(通常非公開・京都府指定歴史資料)」の絵解きなどの話を聞くことができます。夕食後に本堂(通常非公開)で「般若心経(はんにゃしんぎょう)」を唱え、先祖を供養します。本堂では前田利家(まえだとしいえ)が寄進したと言われる本尊御前立ちも拝観できます。最後に舞台から大文字(20:00点火)・鳥居形(20:20点火)を眺めることができます。お酒やお水を入れた杯に大文字を映して飲むと無病息災のご利益があるとという風習を疑似体験することもできます。
五山送り火(大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形)は例年8月16日に行われます。五山送り火ではお盆にあの世から帰ってきたお精霊さんをあの世に送り返す為、大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形の順に点火されます。
●大文字には平安時代初期に真言宗の開祖である弘法大師・空海が始めたという説、室町時代中期に室町幕府8代将軍・足利義政が始めたとする説、江戸時代初期に公家・近衛信尹が始めたという説などがあります。
●鳥居形には平安時代に弘法大師・空海が始めたという説、伏見稲荷大社のお灯明として焚かれたという説、鳥居本が愛宕神社の参道であり、愛宕神社と関係がある説があります。
五山送り火(大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形)
持国天立像・多聞天立像は鎌倉時代(1185年~1333年)に造仏されたと言われています。持国天立像は像高約167センチ・多聞天立像は像高約167.5センチです。
本堂は1884年(明治17年)に再建されました。本堂は平安時代に僧・道昌が造仏したと言われる本尊・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)を安置しています。虚空蔵菩薩は「嵯峨の虚空蔵さん」と親しまれ、奥州会津柳津の円蔵寺、伊勢の朝熊山の金剛證寺とともに「日本三大虚空蔵」と称されています。
渡月橋は承和年間(834年~848年)に僧・道昌が架けたことが起源とされ、角倉了以が現在の場所に架けました。渡月橋の名称は亀山上皇(第90代・亀山天皇)が橋の上空を移動していく月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べたことに由来しています。
下鴨茶寮は1856年(安政3年)に創業し、1959年(昭和34年)5月に株式会社下鴨茶寮になりました。下鴨茶寮は世界遺産である下鴨神社近くの京都市左京区下鴨宮河町にあります。下鴨茶寮では京都だけが持っている独自の文化や美しさを料理やおもてなしの心を通じ、世界中に発信していくことを信条としています。下鴨茶寮では個室やホールで料理を提供するだけでなく、ブライダル、仕出し・出張料理、お茶事・お茶会、お弁当なども行っています。
【虚空蔵法輪寺 歴史・簡単概要】
虚空蔵法輪寺は三光明星尊を祀った葛野井宮があった場所とも言われています。虚空蔵法輪寺は寺伝によると713年(和銅6年)に僧・行基が第43代・元明天皇の勅願によって創建した木上山葛井寺が起源と言われています。木上山葛井寺は国家安穏・万民の繁栄・五穀豊穣・産業の興隆を祈願する勅願所となったとも言われています。829年(天長6年)に真言宗の開祖である弘法大師・空海の高弟・道昌が本尊・虚空蔵菩薩像を安置し、868年(貞観10年)に法輪寺に名称が改められ、天慶年間(938年~947年)に市聖と言われた空也上人が伽藍を修造したと言われています。その後応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))の兵火によって焼失し、1597年(慶長2年)に第107代・後陽成天皇の勅旨と加賀・前田家の帰依によって再建されました。しかし1864年(元治元年)の禁門の変(元治の大火)によって焼失し、1884年(明治17年)に現在の本堂が再建しました。
虚空蔵法輪寺は真言宗五智教団の寺院です。
*参考・・・虚空蔵法輪寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【虚空蔵法輪寺五山送り火鑑賞イベント 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
虚空蔵法輪寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報