三室戸寺シャクナゲ見ごろ2024(4月下旬~5月中旬頃)
三室戸寺シャクナゲ見ごろ(見頃)
三室戸寺シャクナゲ見ごろ(時期・イベント等)を紹介しています。三室戸寺には北側の山の斜面にあるしゃくなげ園に約1,000株のシャクナゲが植えられ、シャクナゲと高さ約16メートルの三重塔(京都府指定有形文化財)などの光景が美しいと言われています。シャクナゲとツツジを一緒に楽しめる時期もあります。(詳細下記参照)
【三室戸寺シャクナゲ見ごろ(例年時期)】
三室戸寺のシャクナゲ見ごろは例年4月下旬頃から5月中旬頃です。なおシャクナゲの見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
京都シャクナゲ名所・見ごろ
【三室戸寺シャクナゲ見ごろ アクセス・マップ】
場所・・・京都府宇治市菟道滋賀谷21
最寄り駅・バス停・・・京阪三室戸駅(徒歩約15分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*祇園四条駅からは京阪電鉄本線・宇治線
【三室戸寺 シャクナゲ見ごろ2024・見どころ解説】
三室戸寺はシャクナゲの名所です。三室戸寺のシャクナゲ見ごろは例年4月下旬頃から5月中旬頃です。三室戸寺には晩成のシャクナゲも植えられ、5月中旬頃まで楽しむことができます。
三室戸寺には北側の山の斜面にあるしゃくなげ園に約1,000株のシャクナゲが植えられ、シャクナゲと高さ約16メートルの三重塔(京都府指定有形文化財)などの光景が美しいと言われています。ちなみに三室戸寺はツツジ・アジサイの名所とされ、シャクナゲはそれらに比べるとあまり知られていません。ツツジは20,000株も植えられ、シャクナゲとツツジを一緒に楽しめる時期もあります。
三重塔は江戸時代中期の1704年(元禄17年)に兵庫県佐用郡三日月村(現・佐用町)の高蔵寺(こうぞうじ)に建立されました。1910年(明治43年)に三室戸寺が買い取って参道西方の丘上に移設され、その後鐘楼の東隣の現在の場所に移されました。ちなみに高蔵寺は奈良時代前期の725年(神亀2年)に行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が創建したと言われています。
シャクナゲ(石楠花・石南花)はツツジ科シャクナゲ属の常緑低木です。シャクナゲは北半球の亜寒帯から熱帯山地に広い範囲に分布し、特にヒマラヤ周辺に多くの種が分布しています。シャクナゲは原種が19世紀中期にプラントハンターが中国から西欧にもたらし、その花の美しさから世界各地で5千を超す園芸品種が作り出されました。日本にはツクシシャクナゲ・ハクサンシャクナゲ・ホソバシャクナゲ・キバナシャクナゲなどが自生し、ツクシシャクナゲには変種があります。また日本では屋久島原産のヤクシマシャクナゲを使って園芸品種が作り出されています。シャクナゲは樹高約50センチ~約5メートルで、赤・白・黄・ピンクなど変化に富んだ大きく豪華な花を咲かせます。シャクナゲは例年4月下旬頃~5月中旬頃に見ごろを迎えます。
【三室戸寺 歴史・簡単概要】
三室戸寺(みむろとじ)・花の寺は起源が明確ではありません。三室戸寺は寺伝によると奈良時代後期の770年(宝亀元年)に南都(奈良)・大安寺(だいあんじ)の僧・行表(ぎょうひょう)が第49代・光仁天皇(こうにんてんのう)の勅願により、岩淵から出現した千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)を本尊として創建したと言われています。三室戸寺は当初御室戸寺と称したそうです。光仁天皇は毎夜宮中に達する金色の霊光の正体を藤原犬養(右少弁犬養)に探させ、たどり着いた滝壺から流れてきた1枚の蓮弁が一尺二寸の二臂の観音像に変じ、観音像を安置したとも言われています。平安時代中期の寛平年間(889年~898年)に三井寺(みいでら・園城寺(おんじょうじ))の智証大師(ちしょうだいし)・円珍(えんちん)が中興したとも言われたいます。その後度々焼失し、室町時代中期の文明年間(1469年~1487年)に現在の場所に移りました。しかし戦国時代(室町時代後期)の1573年(天正元年)に室町幕府第15代将軍・足利義昭(あしかがよしあき)に加勢したことから織田信長によって焼き討ちされ、1639年(寛永16年)に第107代・後陽成天皇(ごようぜいてんのう)の第11皇子で、聖護院門跡・道晃法親王(どうこうほうしんのう)が再興しました。その後1814年(文化11年)に現在の本堂が再建されました。
三室戸寺は本山修験宗の別格本山です。
*参考・・・三室戸寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【三室戸寺シャクナゲ見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
三室戸寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報