石庭・龍安寺見どころ(トリック・枯山水・・)

石庭

石庭

石庭(龍安寺見どころ)を詳しく紹介します。石庭は白砂を敷き、箒で掃いた帚目(ほうきめ)を付け、15個の石が一見無造作(アットランダム)に配置されているように見えます。ただ15個の石はどこから眺めても必ず1個の石が他の石に隠れるように意図的に配置され、「不完全さ」を表しているとも言われています。

【石庭 基礎情報】
龍安寺(りょうあんじ)・竜安寺は984年(永観元年)に創建され、四円寺(円教寺・円乗寺・円宗寺)に数えられた円融天皇の御願寺・円融寺があった場所です。その後左大臣・藤原実能(ふじわらのさねよし)が山荘を営み、徳大寺を建立しました。龍安寺は1450年(宝徳2年)に室町幕府管領・細川勝元(ほそかわかつもと)が権大納言・徳大寺公有(とくだいじきんあり)から山荘を譲り受け、妙心寺5世・義天玄詔(ぎてんげんしょう)を開山、玄詔の師である妙心寺4世・日峰宗舜(にっぽうそうしゅん)を勧請開山として創建しました。
龍安寺歴史年表
*参考・・・龍安寺(アクセス・歴史・見どころ・・・)ホームページ龍安寺(アクセス・歴史・見どころ・・・)wikipedia

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【石庭 概要】
石庭は特別名勝・史跡です。石庭は縦約10メートル・横約25メートルの油土塀(あぶらどべい)に囲まれた枯山水式庭園です。石庭は白砂を敷いて帚目を付け、15個の石を一見無造作に配置しています。
(石庭 概要・ポイント)
●石庭は方丈(重要文化財)に面した方丈庭園です。方丈は1797年(寛政9年)に焼失し、寛永年間に1606年(慶長11年)に建立された西源院(せいげんいん)の方丈を移して再建されました。
●枯山水式庭園は池や流れる遣水(やりみずな)などの水を用いず、石や砂、そして地形などで山水の風景を表現します。枯山水は仮山水(かさんすい)・故山水(ふるさんすい)・乾泉水(あらせんすい)・涸山水(かれさんすい)などとも言われています。なお枯山水式庭園は室町時代に禅宗寺院でよく用いられました。

【石庭 歴史】
石庭はいつ作庭されたかは明確ではありません。石庭は龍安寺の寺伝では室町時代末期(1500年頃)に禅僧によって作庭されたとも言われています。
(石庭 歴史・ポイント)
●石庭は龍安寺が中興された応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))後に作庭されたとも言われています。

【石庭 作庭者】
石庭の作庭者も石庭の作庭時期と同じように明確ではありません。その為作庭者には諸説があります。絵師の相阿弥(そうあみ)・龍安寺の開山である義天玄詔・龍安寺を創建した細川勝元・勝元の子である政元(まさもと)・茶人である金森宗和(かなもりそうわ)などが作庭したとも言われています。
(石庭 作庭者・ポイント)
●石庭の石の中で、油土塀近くにある石には「小太郎・■二郎」と刻まれた石があり、作庭に関係した人物とも言われています。

【石庭 石の配置】
石庭は白砂を敷き、箒で掃いた帚目(ほうきめ)を付け、15個の石が一見無造作(アットランダム)に配置されているように見えます。ただ15個の石はどこから眺めても必ず1個の石が他の石に隠れるように意図的に配置され、「不完全さ」を表しているとも言われています。また石庭の石は大海や雲海に浮かぶ島々や高峰、そして中国三大宗教のひとつ道教(どうきょう)の聖地である中国の五岳(北岳恒山・東岳泰山・西岳華山・南岳衡山・中岳嵩山)などを表現しているとも言われています。更に「心」という漢字を表現しているとも言われているそうです。
(石庭 石の配置・ポイント)
●石庭の石には龍安寺裏山に多い堆積岩(たいせきがん)の一種であるチャート石・京都丹波(たんば)周辺の山石・日本最大の広域変成帯である三波川変成帯(さんばがわへんせいたい)の緑色片岩(りょくしょくへんがん)が使われています。

【石庭 油土塀】
石庭は縦約10メートル・横約25メートルの油土塀(あぶらどべい)に囲まれているが、油土塀の高さ1.8メートルは一定ではありません。油土塀は手前から奥に向かって低くなるように造られ、最大高さ50センチの高低差があます。その為約75坪の石庭は目の錯覚(遠近法)により、実際よりも広く見えるようになっています。なお石庭は油土塀の高さだけでなく、水平にも工夫が施されています。なお石庭は東南の隅が低くすることにより、雨水などを排水しやすくしています。
(石庭 油土塀・ポイント)
●油土塀は土に菜種油を混ぜて造られ、長い風雪に耐えられるように造られているそうです。

【石庭 名称】
石庭の名称は石が七石(五石と二石)・五石(三石と二石)・三石の3群に分けられることから「七五三の庭」とも言われます。また中国の説話「癸辛雑識」の中の「虎の子渡し」から「虎の子渡しの庭」とも言われています。なお「虎の子渡し」は虎が三匹の子を産むと必ず一匹の豹の子が混じり、豹の子が他の虎の子を食う。その為母虎は虎の子を守る為に都合7回川を渡らなければならない。最初に母虎は豹の子を対岸に渡し、母虎だけが戻ります。次に一匹の虎の子を対岸に渡し、豹の子を背負って引き返す。次に豹の子を残して一匹の虎の子を対岸に渡し、母虎だけが戻ります。最後に豹の子を再び対岸に渡し、母虎は結局7回川を渡らなければならない。
(石庭 名称・ポイント)
●「虎の子渡し」では豹の子はどう猛な虎の子とする場合もあります。

【石庭 備考】
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