下鴨神社の見どころ解説-修学旅行・観光の簡単まとめ

下鴨神社(Shimogamo Shrine)

下鴨神社の国宝・重要文化財などの見どころ解説

下鴨神社の見どころを簡単にまとめて解説します。見どころには祭神を祀る東西本殿(国宝)、奉納行事が行われる舞殿(重要文化財)、高さ約13メートルで、シンボルである楼門(重要文化財)などがあります。また橋殿・叉蔵・糺の森なども見逃せません。

【玉依姫命を祀る東本殿(国宝)の見どころ解説】

★東本殿は境内の奥にあり、祝詞舎(のっとりや)を挟んで、西本殿の反対側に建立されています。ただ普段直接参拝できません。東本殿は祭神・玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀っています。玉依姫命は上賀茂神社(かみがもじんじゃ)の祭神・賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)の母神になります。なお東本殿には金と緑の獅子(しし)と銀と青の狛(こま)が置かれています。
★東本殿の歴史は1863年(文久3年)に式年遷宮(しきねんせんぐう)で建て替えられました。史書「百錬抄(ひゃくれんしょう)・鎌倉時代後期(13世紀末頃)成立」に「鴨社正遷宮也、当社廿年一度・・・定例也」と記され、第68代・後一条天皇の勅により、1036年(長元9年)を第1回とする式年遷宮制が確立しました。
★東本殿の建築様式は三間社(さんけんしゃ)流造(ながれづくり)で、屋根が檜皮葺(ひわだぶき)です。東本殿は母屋が約23平方メートルです。
★東本殿・西本殿では2015年(平成27年)4月に第34回式年遷宮の遷座祭(正遷宮(しょうせんぐう))が行われ、御神体が仮殿から遷されました。天皇の勅使(ちょくし)が御祭文(ごさいもん)を読み、警蹕(けいひつ)・雅楽(ががく)が暗闇に響く中、御神体を御船代(みふなしろ)に載せて遷し、最後に神職らが礼舞を踊りました。

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【賀茂建角身命を祀る西本殿(国宝)の見どころ解説】

★西本殿は祝詞舎を挟んで、東本殿の反対側に建立されています。ただ普段直接参拝できません。西本殿は祭神・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)を祀っています。賀茂建角身命は東本殿に祀られている玉依姫命の父神になります。なお西本殿には金と緑の獅子と銀と青の狛が置かれています。
★西本殿の歴史は1863年(文久3年)に東本殿と同様に式年遷宮で建て替えられました。
★西本殿の建築様式は東本殿と同じ三間社流造で、屋根が檜皮葺です。西本殿は母屋が約23平方メートルです。

【奉納行事が行われる舞殿(重要文化財)の見どころ解説】

★舞殿は修学旅行・観光で見る価値があります。舞殿では奉納行事などが行われます。節分に節分祭の追儀弓神事(ついなゆみしんじ)が行われ、邪気を祓い清めます。葵祭では天皇の勅使(ちょくし)が紅紙(べにがみ)に書かれた御祭文(ごさいもん)を奏上し、雅楽(ががく)の一種である東游(あづまあそび)が奉納されます。また葵祭の前儀・古武道奉納(こぶどうほうのう)では古武道が奉納されます。
★舞殿の歴史は1628年(寛永5年)頃に建立されました。
★舞殿の建築様式は屋根が入母屋造(いりもやづくり)の檜皮葺です。
★舞殿は御所が被災した際に臨時の内侍所(ないしどころ・賢所(かしこどころ))に定められました。

【下鴨神社のシンボルである楼門(重要文化財)の見どころ解説】

★楼門は修学旅行・観光で絶対に見る価値があります。写真映えして人気もあります。楼門は高さ約13メートルで、下鴨神社のシンボルです。楼門は本殿に参拝する際の出入口になっています。左右に廻廊(重要文化財)があり、西廻廊には剣の間が設けられ、天皇の勅使が剱(けん)を解きます。例年5月5日に葵祭の前儀・歩射神事(ぶしゃしんじ)が行われ、屋越式(やごししき)では楼門の屋根を越えるように鏑矢(かぶらや)を放って邪気を祓います。
★楼門の歴史は1628年(寛永5年)頃に建立されました。
★楼門の建築様式は三間一戸(さんげんいっこ)で、屋根が入母屋造の檜皮葺です。

【原生樹林と同じ植生を残す糺の森(史跡)の見どころ解説】

★糺の森は修学旅行・観光で見る価値があります。糺の森は面積約12万平方メートルで、山背(やましろ)原野の原生樹林と同じ植生を残していると言われています。かつて面積が約495万平方メートルもあったそうです。
★糺の森では相生社(あいおいのやしろ)の連理の賢木(れんりのさかき)が枯れるとどこかで2本の木が1本に結ばれると言われ、七不思議に数えられています。また糺の森では切芝・赤椿・紅葉橋も七不思議に数えられています。
★例年8月に納涼古本まつり(のうりょうふるほんまつり)が行われ、古書などが販売されます。また例年6月に蛍火の茶会(ほたるびのちゃかい)も行われ、ホタルが放たれることもあります。

【歌会・茶会などが行われた細殿(重要文化財)の見どころ解説】

★細殿では天皇が行幸(ぎょうこう)した際に歌会・茶会などが行われました。歌会などの記録が「神殿記」に残されています。また第112代・霊元天皇(れいげんてんのう)が行幸した際に内侍所(ないしどころ)の奉安所(たいあんしょ)になり、第121代・孝明天皇(こうめいてんのう)が行幸した際に江戸幕府14代将軍・徳川家茂(とくがわいえもち)の侍所(さむらいどころ)になりました。
★細殿の歴史は1628年(寛永5年)頃に建て替えられました。
★細殿の建築様式は屋根が入母屋造の檜皮葺です。向拝(こうはい)は一間で、二重格天井(にじゅうごうてんじょう)になっています。細殿では縁板(えんいた)を受ける縁葛(えんかずら)が屋根を支える母屋桁(もやげた)に転用されていました。

【御手洗川を跨ぐ橋殿(重要文化財)の見どころ解説】

★橋殿は見逃せません。橋殿は境内を流れている御手洗川(みたらしがわ)を跨ぐように建立されています。橋殿では例年お正月に神事が行われています。古くから御戸代会(みとしろえ)などの神事や倭舞(やまとまい)などの芸能なども行われました。
★橋殿の歴史は1628年(寛永5年)頃に建て替えられました。橋殿では1936年(昭和11年)の修理の際、屋根裏から定規・原寸型板(げんすんかたいた)が発見されました。
★橋殿の建築様式は屋根が入母屋造の檜皮葺です。
★例年中秋に名月管絃祭(めいげつかんげんさい)が行われ、伝統芸能が奉納されます。また例年5月15日に葵祭の前儀・御蔭祭(みかげまつり)が行われ、御神宝(ごしんぽう)が泰安されます。

【神服を奉製した神服殿(重要文化財)の見どころ解説】

★神服殿は神事に着る神服の奉製をしていました。神服殿はかつて天皇が行幸した際に一室が玉座(ぎょくざ)になりました。1854年(嘉永6年)の大火の際に第121代・孝明天皇が移りました。
★神服殿の歴史は1628年(寛永5年)に建立されました。
★神服殿の建築様式は屋根が入母屋造の檜皮葺です。

【幣帛を奉った幣殿(重要文化財)の見どころ解説】

★幣殿は拝殿も兼ねています。幣殿は宮中からの供物(くもつ)である幣帛(へいはく)を奉っていました。
★幣殿の歴史は1628年(寛永5年)頃に建立されました。
★幣殿の建築様式は屋根が入母屋造の檜皮葺です。幣殿には正面中央軒に軒唐破風(のきからはふ)があります。

【神饌を調理した大炊殿(重要文化財)の見どころ解説】

★大炊殿ではご飯・お餅などの神饌(しんせん)を調理しました。土間の竈(かまど)で煮炊き、中の間の台所で食材を洗い、奥の間で盛り付けを行いました。調理の為の井戸・御井(みい)もあります。
★大炊殿の歴史は応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))で焼失し、1628年(寛永5年)頃に再建されました。
★大炊殿の建築様式は屋根が切妻造(きりづまづくり)の本瓦葺(ほんがわらぶき)です。
★下鴨神社には大炊殿以外にも魚貝類・鳥類を調理する贄殿(にえどの)や酒殿(さかどの)もありました。

【神饌を調理した供御所(重要文化財)の見どころ解説】

★供御所には東の間・中の間・西の間があります。東の間は神饌を調理し、中の間は魚介類を調理し、西の間は神職が勧盃(けんぱい)の儀などを行いました。中の間は贄殿(にえどの)、西の間は侍所(さむらいどころ)とも言われました。
★供御所の歴史は1628年(寛永5年)頃に建立されました。
★供御所の建築様式は屋根が入母屋造の檜皮葺です。

【神職の控室に使われた預屋(重要文化財)の見どころ解説】

★預屋は神事の際に神職の控室として使われました。現在は儀式殿として使われています。
★預屋の歴史は1628年(寛永5年)頃に建立されました。
★預屋の建築様式は屋根が入母屋造の檜皮葺です。

【御神宝を保管した叉蔵(重要文化財)の見どころ解説】

★叉蔵は御神宝を保管しています。1991年(平成3年)1月に次回の式年遷宮(1994年(平成6年))の為の修理中に叉蔵の桔木(はねぎ)の墨書(ぼくしょ)が発見されました。桔木の墨書には「五年四月二十八日 神与兵衛」と記されていました。
★叉蔵の歴史は1628年(寛永5年)頃に建立されました。
★叉蔵の建築様式は校倉造(あぜくらづくり)で、屋根が入母屋造の本瓦葺です。

●上記以外は下記リンクから確認することができます。
下鴨神社見どころ(御手洗社(井上社)と御手洗池など)

【下鴨神社の見どころ 備考(参考リンク・・・)】
下鴨神社は1994年(平成6年)にユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」に登録されました。
*参考・・・下鴨神社(見どころ・アクセス・・・)ホームページ

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