東寺七不思議

東寺

東寺七不思議には次のようなものがあります。なお東寺は796年(延暦15年)に第50代・桓武天皇の発願により、西寺(右大寺)とともに国家鎮護の官寺として、都の入口である羅城門の東に創建されました。その後823年(弘仁14年)空海が嵯峨天皇から賜りました。

【東寺七不思議以外の情報】
東寺七不思議以外の基本情報
東寺見どころ(見所)詳細

【東寺 歴史・簡単概要】
東寺(とうじ)・教王護国寺(きょうおうごこくじ)は796年(延暦15年)に第50代・桓武天皇の発願により、西寺(右大寺)とともに国家鎮護の官寺として、都の入口である羅城門の東に創建されました。796年(延暦15年)には金堂が建立されたと言われています。その後823年(弘仁14年)弘法大師・空海が第52代・嵯峨天皇から賜り、真言密教の根本道場になりました。825年(天長2年)に講堂の建立が許され、826年(天長3年)に五重塔(塔婆)の造営を勧請し、828年(天長5年)には日本最初の私立学校・綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)が創立しました。

【東寺七不思議 猫の曲がり】
猫の曲がりは築地の東南隅のことです。東南隅にはかつて四神のひとつである白虎像が置かれていたが、白虎像は虎ではなく、猫に見えたことから「猫の曲がり」と言われるようになったそうです。
(東寺七不思議 猫の曲がり豆知識)
●猫の曲がりの由来となった白虎像は明治時代に取り払われました。

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【東寺七不思議 不開門】
不開門(あけずのもん)は大宮通に面した瓦葺の八脚門である東大門のことです。東大門は1336年(建武3年)新田義貞が東寺にあった足利尊氏の陣を決死の覚悟で攻めたが、尊氏は門を閉めて危うく難を逃れることができたことから不開門と言われるようになりました。
(東寺七不思議 不開門豆知識)
●不開門は重要文化財で、鏃痕が今も残っていることから「矢の根門」とも言われています。

【東寺七不思議 宝蔵】
宝蔵は慶賀門を入った左手に堀を巡らせた場所にあります。石川五右衛門が盗みに入ろうとしても入ることが出来なかったとも言われています。また宝蔵は文覚上人が修理したことから「文覚の校倉」とも言われています。
(東寺七不思議 宝蔵豆知識)
●宝蔵を修理した文覚上人はかつて北面の武士・遠藤盛遠(えんどうもりとお)だったが、渡辺左衛門尉源渡の妻・袈裟御前に横恋慕し、夫の身代わりになった袈裟御前を誤って殺してしまいました。その後自らの罪を悔いて出家し、「荒法師」とも言われました。
●宝蔵は重要文化財で、東寺内の最古の建築物と言われています。宝蔵は当初南北に2棟あり、宝物を収蔵していました。

【東寺七不思議 瓢箪池】
瓢箪池は五重塔の北にある池で、蓮の名所です。瓢箪池は安政年間の大地震により、五重塔が傾いた際には掘って五重塔を安定させたも言われています。
(東寺七不思議 瓢箪池豆知識)
●瓢箪池に関係する五重塔は国宝で、1644年(寛永21年)江戸幕府3代将軍・徳川家光の寄進によって再建されました。五重塔は高さは約55メートルで、日本国内の塔の中で最も高いと言われています。

【東寺七不思議 北面大師】
北面大師は大師堂(御影堂・不動堂)に北向きに安置されている弘法大師・空海の座像です。座像は1233年(天福元年)仏師・康勝が斎戒沐浴して、一刀三礼ごとに「南無大師遍照金剛」と唱えなが彫ったと言われています。
(東寺七不思議 北面大師豆知識)
●北面大師を安置する大師堂は国宝で、後堂は1380年(天授6年)に再建され、前堂は1390年(元中7年)に増築されました。

【東寺七不思議 天降石】
天降石(てんこうせき)は大師堂の南庭にある約80センチ四方の石です。天降石は天から降ってきた石とも、撫石とも言われています。
(東寺七不思議 天降石豆知識)
●天降石に銭・白米を供え、撫でては自己の患部をさする人もいるそうです。

【東寺七不思議 閼伽井】
閼伽井(あかい)は灌頂院(かんじょういん)の北西にある屋形を設えた井戸です。閼伽井は正月(1月8日~14日)の御修法や4月21日の正御影供(しょうみえいく)に使われています。なお灌頂院は重要文化財で、1634年(寛永11年)徳川家光が1585年(天正13年)の伏見大地震によって損壊したのを改築しました。
(東寺七不思議 閼伽井豆知識)
●閼伽井は二条城の南にある神泉苑(しんせんえん)に通じているとも、善女龍王を祀っていることから雨乞いに効験があるとも言われています。
東寺七不思議・神泉苑
●閼伽井の屋形には正御影供の際、今年・昨年・一昨年を表す3枚の絵馬が掲げられ、馬の体躯によって経済の成長や農作物の豊凶を占います。
東寺七不思議・正御影供

【東寺七不思議 大仏殿写しの金堂】
大仏殿写しの金堂は関白・豊臣秀吉は建立した方広寺・大仏殿を写して再建したことから大仏殿と同じく、正面の屋根が切れています。金堂は国宝で、1603年(慶長8年)関白・豊臣秀吉の子・豊臣秀頼の寄進によって再建されました。
(東寺七不思議 大仏殿写しの金堂豆知識)
●大仏殿写しの金堂の由来となった方広寺・大仏殿は1586年(天正14年)豊臣秀吉が松永久秀の焼き討ちによって焼損した東大寺大仏に代わる大仏の造立を発願したの起源です。その後大仏殿は1595年(文禄4年)に完成したが、翌年1596年(文禄5年)の慶長伏見地震によって大仏は倒壊しました。

【東寺七不思議 蓮花門】
蓮花門(蓮華門)は壬生通に面した八脚門です。蓮花門は不開門(あかずのもん)とも、不祥事を起こした僧を追放したとも言われています。また弘法大師・空海が高野山に向かう際、蓮花門で大師堂の不動明王が見送ったという伝承も残っています。
(東寺七不思議 蓮花門豆知識)
●蓮花門は国宝で、1191年(建久2年)文覚上人が再建しました。蓮花門は東寺内の最古の門で、宝蔵に次いで古いと言われています。

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