等持院アセビ見ごろ2025(3月中旬~下旬頃)
等持院アセビ見ごろ(時期・アクセス・概要)
等持院アセビ見ごろ(時期・イベント等)を紹介しています。等持院では西庭の中心である芙蓉池周辺にアセビが植えられ、アセビと芙蓉池・庭園などの光景が美しいと言われています。ツバキ・ウラクツバキ・トサミズキ・モクレン・サクラ・ミツバツツジ・ハナカイドウなども植えられ、アセビと一緒に楽しめる場合もあります。(詳細下記参照)
【等持院アセビ見ごろ(例年時期)】
等持院のアセビ見ごろは例年3月中旬頃から3月下旬頃です。なおアセビの見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
【等持院アセビ見ごろ アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市北区等持院北町63
最寄り駅・バス停・・・等持院南町(徒歩約7分)、等持院道(徒歩約7分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅から等持院は26系統(D3乗り場)南
*四条烏丸からは26系統南
*四条河原町からは10系統南
*河原町丸太町からは10系統南
路線・時刻表・運賃チェック
*嵐電(京福電鉄)北野線の場合、最寄り駅は等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅(徒歩約7分)
【等持院アセビ見ごろ(例年時期)・見どころ 簡単概要】
等持院はアセビ(馬酔木)の名所です。等持院のアセビで見ごろは例年3月中旬頃から3月下旬頃です。
等持院では池泉回遊式庭園である西庭の中心である芙蓉池(ふよういけ)周辺にアセビが植えられ、アセビと芙蓉池・庭園などの光景が美しいと言われています。等持院では室町幕府初代将軍・足利尊氏(あしかがたかうじ)の墓を境に芙蓉池を中心とした西庭と心字池を中心とした東庭(池泉回遊式庭園)に分かれています。等持院にはツバキ(椿)・ウラクツバキ(有楽椿・ワビスケ(侘助))・トサミズキ(土佐水木)・モクレン(木蓮)・サクラ(桜)・ミツバツツジ(三葉躑躅)・ハナカイドウ(花海棠)なども植えられ、アセビと一緒に楽しめる場合もあります。
アセビ(馬酔木)はツツジ科アセビ属の常緑低木です。アセビは山形県以西の本州・四国・九州の山地で乾燥した場所に自生しています。馬酔木の名称は馬が葉を食べると脚が痺れて酔うようにふらつくことに由来しています。ちなみにアセビは有毒植物で、葉の煎汁(せんじゅう)は駆虫剤に利用されています。アセビは樹高2~4メートルで、葉が枝先に集って互生し、倒披針形で細かい鋸歯があります。アセビは春に細長い総状花序が垂れ、多数の白色の花を咲かせます。花冠はつぼ形で、その中に10本の雄しべがあります。アセビは古くから親しまれ、奈良時代末期頃までに庭園に観賞用として植栽され、日本最古の和歌集「万葉集」に「磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど 見すべき君が ありといはなくに(大伯皇女)」と詠まれています。アセビにはピンクの花を咲かせるアケボノアセビ(ベニバナアセビ)などの園芸品種もあります。
西庭は衣笠山を借景に芙蓉池を中心とした池泉回遊式庭園です。西庭では中島に橋が架けられ、北側に室町幕府8代将軍・足利義政好みの茶室・清漣亭(せいれんてい)が建てられています。なお西庭は東庭とともにいずれも世界遺産である天龍寺・苔寺の庭園を作庭した天龍寺開山である夢窓国師・夢窓疎石が作庭し、その後修復・改修されたとも言われています。
【等持院 歴史・簡単概要】
等持院(とうじいん)は南北朝時代の1341年(暦応4年・興国2年)に室町幕府初代将軍・足利尊氏(あしかがたかうじ)が中京区柳馬場御池付近に創建した等持寺(とうじじ)の別院として、夢窓国師(むそうこくし)・夢窓疎石(むそうそせき)を開山に北区等持院北町に北等持寺として創建されたのが起源とも言われています。1358年(延文3年)に足利尊氏が亡くなると別院・北等持寺が足利尊氏の墓所になり、足利尊氏の法名「等持院殿仁山妙義大居士長寿寺殿」から等持院に寺号が改められました。室町時代中期の応仁の乱(おうにんのらん)の兵火で本坊・等持寺が焼失し、別院・等持院が本坊・等持寺を合寺しました。その後江戸時代初期に豊臣秀頼(とよとみひでより)が父で、関白・豊臣秀吉の遺命によって再建したが、その後度々焼失し、江戸時代後期の1818年(文政元年)に福島正則(ふくしままさのり)が1616年(元和2年)に建立した妙心寺(みょうしんじ)の塔頭・海福院(かいふくいん)の建物が移されて方丈となりました。なお等持院は本尊・釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)を安置しています。また第5代将軍・第14代将軍を除き、初代将軍・足利尊氏から第15代将軍・足利義昭(あしかがよしあき)までの歴代室町幕府の将軍木像を霊光殿に安置しています。
等持院は臨済宗天龍寺派の寺院です。
*参考・・・等持院(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【等持院アセビ見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
等持院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報