京都の有名梅名所(北野天満宮・梅宮大社・隨心院・城南宮)

城南宮枝垂梅

京都の有名梅名所

京都の有名梅名所を紹介します。京都には国内外の観光客に知られる北野天満宮・梅宮大社・隨心院・城南宮やあまり知られていない二条城・京都御苑・府立植物園・長岡天満宮・青谷梅林・しょうざん庭園などの名所があります。なお北野天満宮・梅宮大社は京都を代表する名所です。

【北野天満宮 梅見ごろ:2月中旬~3月中旬頃】★超有名

●北野天満宮は京都で一番知られている名所です。北野天満宮では梅をこよなく愛した菅原道真を祭神として本殿(国宝)に祀り、本殿前に樹齢約350年で、樹高約5メートル・幹回り約2.7メートルのご神木・紅和魂梅(べにわこんばい・飛梅)が植えられています。また本殿前だけでなく、梅苑などに寒紅梅・雲龍梅・思いのまま・月の桂・黒梅など50種・約1,500本も植えられています。北野天満宮では梅花祭野点大茶湯・梅苑ライトアップを行っています。(要確認)梅花祭野点大茶湯では花街・上七軒の舞妓・芸妓が奉仕することから京都だけでなく、国内外の観光客が多く訪れます。なお北野天満宮では収穫した梅の実が例年12月に大福梅(おおふくうめ)として授与されています。大福梅は元旦に祝膳の初茶として飲むと邪気を祓い、無病息災のご利益があると言われています。
北野天満宮見ごろ

【梅宮大社 梅見ごろ:2月中旬~3月中旬頃】★超有名

●梅宮大社は京都市内で北野天満宮に次ぐ名所として知られています。梅宮大社では祭神・木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)が無戸室の燃えさかる中で彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)を安産し、「産め」が梅に通じるとされ、古くから梅が植えられていたと言われています。梅宮大社では神苑や境内に呉服枝垂・白牡丹・盤上の梅・想いのまま・金枝梅・冬至梅・寒紅梅・大盃・道しるべ・玉牡丹・春日野・加賀白梅・香篆・緑がく・楊貴妃・藤牡丹しだれ・見驚など約35種・約550本が植えられています。梅宮大社では梅産祭(うめうめまつり)を行っています。(要確認)
梅宮大社見ごろ

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【隨心院 梅見ごろ:3月中旬~下旬頃】★有名

●隨心院はねずの梅とも言われる八重紅梅の名所として知られています。隨心院では小野梅園などに約200本の薄紅色のはねずの梅・紅梅・白梅などが植えられています。能の間には襖絵「極彩色梅色小町絵図」も飾られています。ねずの梅は遅咲きの八重紅梅で、白みをおびた薄い紅色の花を咲かせます。隨心院でははねず踊りを行っています。(要確認)はねず踊りは小野小町の恋物語を題材とし、優雅な踊りが披露され、観光客が多く訪れます。
隨心院見ごろ

【城南宮 梅見ごろ:2月下旬~3月下旬頃】★有名

●城南宮はしだれ梅の名所として知られています。城南宮では神苑(らくすいえん)などに約150本の紅白のしだれ梅が植えられています。また初嵐・曙などの約300本の椿も植えられ、城南宮では枝垂梅と椿まつりを行っています。(要確認)流れ落ちる滝のような枝垂梅が美しく、椿と一緒に楽しめる時期もあることから多くの観光客が訪れます。茶席・楽水軒で菓子・抹茶を楽しめる場合があります。
城南宮見ごろ

【二条城 梅見ごろ:2月中旬~3月中旬頃】★世界遺産

●二条城では城内南西部にある梅林や城内に枝垂梅・白梅・紅梅(紅千鳥・紅雀)・桃色梅・源平咲き分け梅など約130本が植えられています。源平咲き分け梅は紅梅に白い花が咲くことで、紅白の花を咲き分けます。二条城には桜とともに梅の標準木も植えられています。美しい城内を散策しながらお花見を楽しめ、多くの観光客が訪れます。
二条城見ごろ

【京都御苑 梅見ごろ:2月中旬~3月中旬頃】★無料

●京都御苑は黒木の梅が植えられている名所として知られています。京都御苑では西側にある蛤御門(はまぐりごもん)近くの梅林や苑内に五摂家に数えられた九条家ゆかりの黒木の梅や白梅・紅梅・思いのままなど20種・約250本が植えられています。黒木の梅は濃厚な紅色で、大輪の八重の花を咲かせます。黒木の梅の名称は表面が黒っぽいことに由来すると言われています。京都御苑は普段から京都市民の憩いの場で、無料であることから梅シーズンに多くの観光客が訪れます。
京都御苑見ごろ

【府立植物園 梅見ごろ:2月中旬~3月下旬頃】★多品種

●府立植物園では2か所の梅林に楊貴妃・玉垣枝垂・玉牡丹・白加賀など60種・約150本が植えられています。楊貴妃は花びらが薄紅色で、八重咲きです。府立植物園には冬に花を咲かせる植物は多くないが、約12,000種・約12万本の植物が植えられ、回遊式観覧温室もあることから梅と一緒に楽しめる植物もあります。
府立植物園見ごろ

【しょうざん庭園 梅見ごろ:3月上旬~中旬頃】

●しょうざん庭園では北庭園など約3万5,000坪の広大な敷地に白梅・紅梅など約100本が植えられています。しょうざん庭園では梅見の宴を行っています。(要確認)お茶席では舞妓による優雅なお手前が披露されます。
しょうざん庭園見ごろ

【梅小路公園 梅見ごろ:2月上旬~4月上旬頃】★多品種

●梅小路公園では梅林などに八重寒紅・大盃・白加賀・冬至梅・紅千鳥・新平家・寒紅梅・鹿児島紅・月影・淋子梅など約14種・約140本が植えられています。観賞用に交じって、果樹用の梅が植えられています。梅小路公園では梅まつりを行っています。(要確認)梅小路公園一帯には京都水族館・京都鉄道博物館などもあり、多くの観光客が訪れます。その年の気候により、梅と桜を一緒に楽しめる場合もあります。
梅小路公園見ごろ

【大覚寺 梅見ごろ:3月上旬~中旬頃】

●大覚寺では嵯峨の梅林に白梅など約170本が植えられています。また宸殿(しんでん)前に左近の梅も植えられています。左近の梅は御所・紫宸殿(ししんでん)の前庭に右近の橘とともに植えらていたことに由来しています。大沢池周辺を散策しながらお花見を楽しめます。
大覚寺見ごろ

【長岡天満宮 梅見ごろ:3月中旬~下旬頃】

●長岡天満宮では祭神・菅原道真が梅をこよなく愛したことから本殿・八条が池(八条ケ池)周辺や隣接する長岡公園梅林などに約200本が植えられています。長岡天満宮では梅花祭を行っています。(要確認)八条が池周辺を散策しながらお花見を楽しめ、地元民などが訪れます。
長岡天満宮見ごろ

【青谷梅林 梅見ごろ:2月下旬~3月下旬頃】

●青谷梅林は京都一の梅の生産地(名所)として知られています。青谷梅林では面積約20ヘクタールの丘陵地に城州白・枝垂梅など約1万本が植えられています。梅は果樹用で、樹高が低く、飾らない素朴な情景が魅力と言われています。堂山見晴台からは梅林、そして木津川から京田辺方面などを眺めることができます。青谷梅林では梅まつりを行っています。(要確認)梅まつりでは梅製品や城陽銘菓などの特産品が販売され、うどんなどの軽食を食べることができ、地元民などが訪れます。
青谷梅林見ごろ

【京都の有名梅名所 備考】
梅は白梅を標準木として、気象庁が開花予測を行っています。梅は標準木に5~6輪の花が咲くと開花になります。梅の花芽(蕾)は前年の夏場に形成されるが、その後すぐに生長せずに生長を止める休眠物質・休眠ホルモンが作られて休眠状態になり、秋から冬に気温が低下すると休眠打破され、梅の花芽は気温の上昇によって生長を再開して開花し、梅の見ごろを迎えます。気温が高くなるほど生長の度合いも大きくなります。ちなみに梅は沖縄や四国などでは1月頃から開花します。なお梅も桜もバラ科サクラ属の落葉高木だが、梅の方が作られる休眠物質が少なくて早く開花し、また開花から散るまでの見ごろの期間が長くなっています。梅は例年1月~3月頃に約1センチ~3センチほどの5弁花を葉に先立って咲かせます。花の色には紅色・淡紅色・白色などがあります。
京都梅見ごろ2025(北野天満宮・梅宮大社・・・)

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