隨心院ツツジ見ごろ2025(5月上旬頃)
隨心院ツツジ見ごろ(見頃)
隨心院ツツジ見ごろ(時期・イベント等)を紹介しています。隨心院には参道・小野梅園周辺、そして伽藍や伽藍を結ぶ回廊の間にある大小の坪庭に霧島ツツジ・平戸ツツジが植えられ、ツツジと参道・伽藍・坪庭などの光景が美しいと言われています。能の間からは額縁に見立てて霧島ツツジを眺めることもできます。(詳細下記参照)
【隨心院ツツジ見ごろ(例年時期)】
隨心院のツツジ見ごろは例年5月上旬頃です。なおツツジの見ごろはその年の気候などによって多少前後することがあります。
京都ツツジ・サツキ名所・見ごろ
【隨心院ツツジ見ごろ アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市山科区小野御霊町35
最寄り駅・バス停・・・小野駅(徒歩約5分)
京阪バスのアクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*四条大宮・四条烏丸・四条河原町・三条京阪からは83系統、83A系統、84系統、86系統、86B系統、87A系統、87B系統、88B
路線・時刻表・運賃チェック
*地下鉄東西線の場合、最寄り駅は小野駅(徒歩約5分)
【隨心院ツツジ見ごろ(例年時期)・見どころ 簡単概要】
隨心院はツツジ(躑躅)の名所です。隨心院のツツジ見ごろは霧島ツツジ・平戸ツツジともに例年5月上旬頃です。
隨心院には参道・小野梅園周辺、そして伽藍や伽藍を結ぶ回廊の間にある大小の坪庭に霧島ツツジ・平戸ツツジが植えられ、ツツジと参道・伽藍・坪庭などの光景が美しいと言われています。特に坪庭に植えられている真っ赤で山のような霧島ツツジが美しいと言われています。能の間からは額縁に見立てて霧島ツツジを眺めることもできます。なおシャクナゲ(石楠花)・アヤメ(菖蒲)・ハナショウブ(花菖蒲)・サツキ(皐月)・ベニバナマンサクなども植えられ、霧島ツツジ・平戸ツツジと一緒に楽しめる時期もあります。
能の間は江戸時代中期の宝暦年間(1753年~1764年)に九条家の寄進によって建立され、1991年(平成3年)に改修されました。
小野梅園には約200本の薄紅色のはねずの梅(八重紅梅)・紅梅・白梅などが植えられています。小野梅園では例年2月末頃から咲き始め、3月中旬頃に見ごろを迎えます。
霧島ツツジ(霧島躑躅)はツツジ科ツツジ属の常緑低木です。霧島ツツジは鹿児島に野生するサタツツジ(佐田躑躅)とヤマツツジ(山躑躅)を主とし、ミヤマキリシマ(深山霧島)が加わった交配種とも言われています。江戸時代前期に薩摩(鹿児島)から大坂、そして京都・江戸(東京)に広まり、江戸時代末期から欧米に輸出されました。霧島ツツジは樹高が60センチ~90センチで、葉は広い楕円形です。霧島ツツジは春に小枝の先に紅色の漏斗状の花を数個つけます。
平戸ツツジ(平戸躑躅)はツツジ科の常緑低木です。平戸(長崎県北部)は古くから遣隋使・遣唐使などの寄港地として利用され、交通・交易の中心地であったことからケラマツツジ(沖縄諸島原産)を主な親とし、キシツツジ(西部日本原産)・リュウキュウツツジ(沖縄諸島原産)・モチツツジ(中部日本原産)・タイワンヤマツツジ(台湾原産)などと自然交雑し、大輪の平戸ツツジが生まれたと言われています。平戸ツツジは樹高1~2メートルで、花冠が大きく、白・桃・紅・赤・朱・紫色など多彩な花を咲かせます。
【隨心院 歴史・簡単概要】
隨心院(ずいしんいん)・随心院は楊貴妃(ようきひ)・クレオパトラ7世とともに世界三大美人に数えられ、絶世の美女と謳われた女流歌人・小野小町(おののこまち)邸があった場所とも言われています。また隨心院は平安時代中期の991年(正暦2年)に雨僧正(あめのそうじょう)とも言われる真言宗小野流の開祖・仁海僧正(にんがいそうじょう)が第66代・一条天皇(いちじょうてんのう)から土地を賜って創建した牛皮山曼荼羅寺(ぎゅうひさんまんだらじ)があった場所とも言われています。隨心院は鎌倉時代に曼荼羅寺第5世住持・増俊(ぞうしゅん)が曼荼羅寺の塔頭(たっちゅう)として創建したのが起源と言われています。その後第84代・順徳天皇(じゅんとくてんのう)、第86代・後堀河天皇(ごほりかわてんのう)、第87代・四条天皇(しじょうてんのう)の祈願所になり、鎌倉時代前期の1229年(寛喜元年)に後堀河天皇の宣旨(せんじ)によって門跡寺院になり、一条家・二条家・九条家などから入寺したと言われています。しかし室町時代中期の応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))の兵火で伽藍の多くを焼失し、その後九条唐橋などに度々移り、安土桃山時代の1599年(慶長4年)に曼陀羅寺の故地に本堂が再建されました。
隨心院は真言宗善通寺派の大本山です。
*参考・・・隨心院(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)
【隨心院ツツジ見ごろ 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
隨心院(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報