不動堂・金閣寺

金閣寺不動堂

不動堂は金閣寺の見どころで、詳しく紹介します。なお金閣寺は西園寺公経が山荘を造営し、氏寺・西園寺を創建した場所です。1397年(応永4年)室町幕府3代将軍・足利義満が山荘を譲り受けて改築・新築し、北山第(北山殿)と名付け、1420年(応永27年)に禅寺に改められました。

【金閣寺見どころ・不動堂以外の情報】
不動堂以外の情報(金閣寺概略)
不動堂以外の情報(金閣寺歴史)
不動堂以外の情報(金閣寺見どころ)

【金閣寺見どころ・不動堂 概略】
不動堂(ふどうどう)は金閣寺山内の最古の建物とも言われています。不動堂は茶室・夕佳亭(せっかてい)の東南にあります。不動堂は本瓦葺の入母屋造です。なお不動堂には弘法大師・空海が造ったとも言われている本尊・石不動明王を安置しています。また鎌倉時代に造られた不動明王立像(重要文化財)も安置しています。

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【金閣寺見どころ・不動堂 歴史】
不動堂は金閣寺創建以前の1225年(嘉禄元年)公卿・西園寺公経(さいおんじきんつね)が山荘・北山殿(きたやまてい)を造営し、その後創建した浄土宗の氏寺・西園寺に建立されていたとも言われています。また不動堂は1458年(長禄2年)頃に建立されたとも言われています。ただ応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))の兵火によって焼失し、天正年間(1573年~1592年)に豊臣政権の五大老の一人だった宇喜多秀家(うきたひでいえ)が再建しました。不動堂は金閣寺山内の最古の建物とも言われています。1962年(昭和37)には解体・修理が行われました。なお不動堂は不動明王を安置する石室礼堂として建立されたとも言われています。
(金閣寺見どころ・不動堂 歴史豆知識)
宇喜多秀は1572年(元亀3年)に備前岡山城主・宇喜多直家の次男として生まれ、父・直家の死後の1582年(天正10年)に織田信長の計らいで家督を継ぎました。本能寺の変後は関白・豊臣秀吉の寵愛を受け、「秀」の字を与えられて猶子になり、1586年(天正14年)に秀吉の養女(前田利家の娘)・豪姫を正室にしました。また1587年(天正15年)に本姓「豊臣」と名字「羽柴」を与えられ、1598年(慶長3年)には五大老の一人になりました。ただ関ヶ原の戦い後には八丈島に配流されました。

【金閣寺見どころ・不動堂 石不動明王】
石不動明王は不動堂の本尊として安置されています。石不動明王は真言宗の開祖である弘法大師・空海が造ったとも言われています。石不動明王は1年に2回、節分の日と五山送り火が行われる日(8月16日)だけにしか開扉されない秘仏とされています。石不動明王は首から上の病気、特に眼の病気にご利益があると言われています。なお石不動明王は西園寺公経が創建した氏寺・西園寺の遺仏とも言われています。
(金閣寺見どころ・不動堂 石不動明王豆知識)
不動明王は密教の根本尊である大日如来の化身とされ、五大明王の中心となる明王です。不動明王はヒンドゥー教の最高神・シヴァ神が起源とされ、804年(延暦23年)に遣唐使として唐に渡った空海が806年(大同元年)に密教とともに唐から不動明王の図像を持ち帰ったと言われています。

【金閣寺見どころ・不動堂 不動明王立像】
木造不動明王立像(重要文化財)は石不動明王とともに不動堂に安置されています。木造不動明王立像は西園寺公経が創建した氏寺・西園寺の護摩堂に安置されていた遺仏とも言われています。

【金閣寺見どころ・不動堂 不動堂開扉法要】
金閣寺不動堂開扉法要(かいひほうよう)は年に2回、節分の日と五山送り火の日に行われます。開扉法要では不動堂の本尊で、秘仏とされる石不動明王が開扉されて公開されます。なお開扉法要では大般若経の祈祷が行われます。
節分は元は季節の節目で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を差していたが、江戸時代以降は立春の前日だけを指すことが多くなりました。なお季節の節目には邪気が生じるとされています。
(金閣寺見どころ・不動堂 不動堂開扉法要豆知識)
五山送り火は毎年お盆の翌日である8月16日に行われます。五山送り火はお精霊さん(死者の霊)をあの世(冥府)へ送り届ける仏教的行事です。

【金閣寺見どころ・不動堂 不動堂大護摩供奉修】
金閣寺不動堂大護摩供奉修(おおごまくぼうしゅう)は11月28日に行われます。大護摩供奉修では先ず不動堂の前で般若心経を唱え、不動堂前に設けられた斎場で、山伏が東西南北などに矢を放つ法弓の儀(ほうきゅうのぎ)・剣を素早く振る法剣の儀(ほうけんのぎ)などを行って、邪気が入らないようにしたり、邪気を祓ったりします。その後に護摩壇に点火し、信者などの願いが込められた護摩木を焚き上げて、祈願成就を願います。
(金閣寺見どころ・不動堂 不動堂大護摩供奉修豆知識)
大護摩供奉修は一般的に火焚祭(ひたきさい)・お火焚きとも言われ、寺院でけでなく、神社でも行われています。火焚祭は宮中で古くから行われている新嘗祭(にいなめさい)が起源とも言われています。新嘗祭では天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に供え、自らも食して収穫に感謝しました。

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