【伏見稲荷大社歴史・見どころ】簡単まとめ

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社見どころ

伏見稲荷大社見どころ・簡単まとめ情報です。千本鳥居は長さ約70メートルあり、左右に鳥居が分かれています。千本鳥居は鳥居の数が千本よりも少ない、約900基弱(約860基)とも言われています。ちなみに伏見稲荷大社には千本鳥居を含め、境内に約1万基の鳥居があるとも言われています。

【伏見稲荷大社見どころ 基礎知識】
伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は社伝によると711年(和銅4年)に伊侶巨秦公(いろこのはたのきみ)が勅命を受け、伊奈利山(稲荷山)の三つの峯の平らな場所に稲荷大神(宇迦之御魂大神・大宮能売大神・佐田彦大神・田中大神・四大神)を祀ったことが起源と言われています。その後827年(天長4年)に弘法大師・空海が第52代・嵯峨天皇から東寺(教王護国寺)を賜った際に東寺の鎮守社になりました。1072年(延久4年)に第71代・後三条天皇が初めて行幸し、鎌倉時代には鎌倉幕府初代将軍・源頼朝が武運を祈念しました。
伏見稲荷大社歴史

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【本殿・見どころ 伏見稲荷大社】★★★修学旅行
本殿は重要文化財です。本殿は屋根に千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)がなく、神仏習合期の影響とも言われています。本殿は内陣・外陣に分かれ、内陣が格天井(ごうてんじょう)、外陣が小組格天井です。本殿は応仁の乱(1467年(応仁元年)~1477年(文明9年))の兵火によって焼失したが、1494年(明応3年)に再建されました。なお本殿は檜皮葺の五間社流造です。
(本殿・ポイント)
●本殿は主祭神である宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ・下社)、配神として大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ・上社)・佐田彦大神(さたひこのおおかみ・中社)・田中大神(たなかのおおかみ・下社摂社)・四大神(しのおおかみ・中社摂社)を祀っています。祭神は総称して稲荷大神(いなりおおかみ)と言われています。
●本殿は軒下に安土桃山時代の豪華な彫刻があります。
●本殿前の内拝殿は1961年(昭和36年)に建立されました。

【千本鳥居・見どころ 伏見稲荷大社】★★★修学旅行
千本鳥居は奥宮に向かう参道にあります。千本鳥居の鳥居の数は千本よりも少ない、約900基弱(約860基)とも言われています。千本鳥居は現世から神の坐す幽界への関門として建てられたとも言われています。鳥居の奉納は江戸時代末期に始まり、近代以降に盛んになったそうです。
(千本鳥居・ポイント)
●千本鳥居は長さ約70メートルあり、左右に鳥居が分かれています。
●鳥居の朱塗りは稲荷塗り(稲荷朱)と言われ、稲荷大神が楓を好んだことに由来するとも、破邪の呪力を示すものとも言われています。また赤土の持つ生命力を表しているとも言われています。
●境内には千本鳥居を含め、約1万基の鳥居があると言われています。
千本鳥居・伏見稲荷大社見どころ

【狛狐・見どころ 伏見稲荷大社】★★★修学旅行
狛狐(こまぎつね)が狛犬の代わりに置かれています。きつねは稲荷大神のお使い(眷族・けんぞく)とされています。ただきつねといっても野山に生息するきつねではなく、目に見えない透明の白狐(びゃっこ)です。
(狛狐・ポイント)
●狛狐は稲穂・巻物・玉(宝珠)・鍵を咥えています。稲穂は稲荷大神が農業の神であることに由来します。巻物は知恵を象徴しています。玉と鍵は玉が稲荷大神の霊徳、鍵がその霊徳を身に付ける願望を象徴しています。
狛狐・伏見稲荷大社見どころ

【権殿・見どころ 伏見稲荷大社】★修学旅行
権殿(ごんでん)は重要文化財です。権殿は本殿よりも一回り小さい仮殿です。権殿は1635年(寛永12年)に建立されました。なお権殿は檜皮葺の五間社流造です。
(権殿・ポイント)
●権殿は若宮とも言われています。

【外拝殿・見どころ 伏見稲荷大社】★修学旅行
外拝殿(舞殿)は重要文化財です。外拝殿は軒下に星座・黄道十二宮を表す絵柄の鉄灯篭が釣られています。外拝殿は1589年(天正17年)に建立され、1840年(天保11年)に改築されました。なお外拝殿は檜皮葺の入母屋造です。
(外拝殿・ポイント)
●外拝殿は桁行五間・梁間三間です。
●外拝殿には稲荷祭の時に5基の神輿(田中社・上社・下社・中社・四之大神)が並べられます。

【楼門・見どころ 伏見稲荷大社】★★修学旅行
楼門は重要文化財です。楼門は一番鳥居をくぐった先にあります。楼門は三間一戸の楼門です。楼門は1589年(天正17年)に関白・豊臣秀吉が母の病気回復を祈願して再建しました。なお楼門は檜皮葺の入母屋造です。
(楼門・ポイント)
●楼門には両側に随神(かんながら)が置かれ、稲荷大神を守っています。
●楼門には「病悩平癒祈願が成就すれば一万石奉加する」と秀吉が記した「命乞いの願文」が伝えられています。
●楼門は1973年(昭和48年)に解体修理され、願文と同じ「天正17年」の墨書が発見されました。

【北廻廊・南廻廊・見どころ 伏見稲荷大社】
北廻廊・南廻廊は重要文化財です。北廻廊・南廻廊は楼門の左右のあり、ほぼ同じ大きさです。北廻廊・南廻廊は1694年(元禄7年)に建立されました。なお北廻廊・南廻廊は檜皮葺の切妻造です。
(北廻廊・南廻廊・ポイント)
●北廻廊・南廻廊は桁行五間・梁間一間です。

【奥宮・見どころ 伏見稲荷大社】
奥宮(おくみや)は重要文化財です。奥宮は1499年(明応8年)に建立されました。なお奥宮は檜皮葺の三間社流造です。
(奥宮・ポイント)
●奥宮は下社・中社・上社からなる三社別殿だった頃の上社、または上社に関係する建物と言われています。

【白狐社・見どころ 伏見稲荷大社】★修学旅行
白狐社(びゃっこしゃ)は重要文化財です。白狐社は三社別殿だった下社の末社・阿古町(あこまち)が起源とされ、白狐霊を祀る唯一の社殿と言われています。なお白狐社は檜皮葺の一間社春日造です。
(白狐社・ポイント)
●白狐社は命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)を祀っています。
●白狐社には伝承が残されています。船岡山に狐の老夫婦と五匹の子狐が棲んでいました。狐一家は稲荷山に参詣し、使者になることを祈念しました。願いは叶って、オスは上社に仕えて小薄(をすすき)と称し、メスは下社に仕えて阿古町(あこまち)と称しました。
白狐社・伏見稲荷大社見どころ

【御茶屋・見どころ 伏見稲荷大社】★修学旅行
御茶屋は重要文化財です。御茶屋には一の間・次の間があります。一の間は七畳で、付書院・違棚があり、次の間には縁座敷があります。御茶屋は1641年(寛永18年)に祠官(しかん)・羽倉延次(はくらのぶつぐ)が後水尾上皇から仙洞御所にあった御茶屋を賜って移しました。なお御茶屋は檜皮葺の入母屋造です。
(御茶屋・ポイント)
●御茶屋は桁行約7.6メートル・梁間約7.9メートルです。
●御茶屋は書院造から数寄屋造に移る様式を見ることができます。

【神楽殿・見どころ 伏見稲荷大社】
神楽殿(かぐらでん)は本殿に向かって右側に建立されています。神楽殿は正面鏡板に松の絵が描かれています。神楽殿では神楽が奏されています。神楽殿は1882年(明治15年)に能のシテ方の流派・金剛流(こんごうりゅう)宗家によって寄進されました。
(神楽殿・ポイント)
●金剛流は法隆寺に仕えた猿楽座・坂戸座を源流とし、室町時代初期の坂戸孫太郎氏勝(さかとまごたろううじかつ)を流祖としています。

【奥社奉拝所・見どころ 伏見稲荷大社】★修学旅行
奥社奉拝所(奥の院)は千本鳥居を通り抜けた先にあります。奥社奉拝所は稲荷大神が鎮座したと言われる稲荷山を遥拝する場所で、社殿の背後に稲荷山があります。奥社奉拝所は1749年(寛延2年)に再建され、1975年(昭和50年)には現在の場所に移されました。
(奥社奉拝所・ポイント)
●奥社奉拝所は江戸時代には封戸所・供物所とも言われていました。

【御膳谷奉拝所・見どころ 伏見稲荷大社】
御膳谷奉拝所は稲荷山三ヶ峰(三ノ峰・二ノ峰・一ノ峰)の北背後にあります。御膳谷遙拝所にはかつて神饗殿(みあえどの)・御竈殿(みかまどの)があり、三ヶ峰に神供を行っていたと言われています。
(御膳谷奉拝所・ポイント)
●御膳谷奉拝所では毎年1月5日に大山祭・山上の儀が行われています。
大山祭・伏見稲荷大社見どころ

【御幸奉拝所・見どころ 伏見稲荷大社】
御幸奉拝所は四ツ辻の北側にあります。御幸奉拝所は1963年(昭和38年)に開かれました。御幸奉拝所がある尾根は平安時代頃から御幸辺(みゆきべ)とも言われ、稲荷山三ヶ峰への重要な経路でした。
(御幸奉拝所・ポイント)
●御幸奉拝所近くには横山大観(よこやまたいかん)の筆塚があり、周囲に黒竹が植えられています。

【おもかる石・見どころ 伏見稲荷大社】★修学旅行
おもかる石(石灯籠の空輪)は千本鳥居を通り抜け、奥社奉拝所(奥の院)の右奥にあります。おもかる石を持ち上げ、予想よりも軽く感じると願いが叶い、重く感じると願いが叶わないと言われています。
(おもかる石・ポイント)
●おもかる石(石灯籠)は左右に一対あり、どちらを持ち上げてもかまいません。

【二匹の狐・見どころ 伏見稲荷大社】
二匹の狐は千本鳥居近くにあります。二匹の狐は左右対称で、顔の近くに丸い輪(宝珠の輪)があります。丸い輪にお賽銭を投げ入れることができると願いが叶うとも言われているそうです。

【稲荷山・見どころ 伏見稲荷大社】★修学旅行
稲荷山は東山三十六峰の最南端に位置する標高約233メートルの霊峰です。稲荷山は古くから三ケ峰とも言われ、三つの峰が西から東に徐々に高くなっています。ちなみに本殿(本社)に近い峰から三ノ峰・二ノ峰・一ノ峰と称し、三ノ峰と二ノ峰の中程に間の峰があります。
(稲荷山・ポイント)
●一ノ峰(上之社神蹟)は末広大神、二ノ峰(中之社神蹟)は青木大神、三ノ峰(下之社神蹟)は白菊大神、間ノ峰(荷田社神蹟)は伊勢大神と崇められています。
●稲荷山に分布する杉はご神木とされています。

【お山めぐり・見どころ 伏見稲荷大社】
境内は約27万坪あります。稲荷山の一ノ峰から三ノ峰を回る「お山めぐり」が有名です。お山には鳥居だけでなく、1万近くの「お塚」や末社・剣石・小さな祠(ほこら)などもあります。
(お山めぐり・ポイント)
●お山めぐりは総延長約4キロで、1時間から2時間掛かります。(個人差あり)
お山めぐり・伏見稲荷大社見どころ

【末社・見どころ 伏見稲荷大社】★修学旅行
伏見稲荷大社には白狐社以外にも長者社(ちょうじゃしゃ)・眼力社(がんりきしゃ)・熊鷹社(くまたかしゃ)・薬力社(やくりきしゃ)・田中社・大杉社・奥村社・傘杉社・玉姫社などの末社があります。

【節分祭・見どころ 伏見稲荷大社】
毎年節分(立春の前日)に節分祭(せつぶんさい)が行われます。節分祭では冬と春との季節の分かれ目に除疫・招福を祈願します。節分祭では外拝殿で神職・福男・福女・福娘などが豆まきを撒きます。福娘には華道・池坊京都支部の女性が参加しているそうです。
節分祭・伏見稲荷大社見どころ

【初午大祭・見どころ 伏見稲荷大社】
毎年2月の最初の午の日に初午大祭(はつうまたいさい)が行われます。初午大祭は稲荷大神が最初に稲荷山に鎮座した2月初午の日に由来しています。なお授与される「しるしの杉」には商売繁盛・家内安全のご利益があると言われています。
(初午大祭・ポイント)
●初午大祭では御神木・杉の小枝を挿し、幸福を祈ったことから「福参り」・「初午詣」とも言われました。
●初午大祭は古来から京洛初春第一の祭事と言われていたそうです。
初午大祭・伏見稲荷大社見どころ

【稲荷祭・見どころ 伏見稲荷大社】
毎年4月から5月に稲荷祭が行われます。4月20日の最寄の日曜日に神幸祭、5月3日に還幸祭が行われます。稲荷祭は平安時代に起源を持つ祭りです。稲荷祭では神幸祭から還幸祭までの期間、氏子地域の伏見稲荷大社の御旅所(おたびしょ)に5基の神輿が置かれます。
(伏見稲荷大社 稲荷祭・ポイント)
●5基の神輿は現在トラックを使って御旅所に移されます。
稲荷祭・伏見稲荷大社見どころ

【本宮祭・見どころ 伏見稲荷大社】
毎年土用入りした後の最初の日曜日、または祝日に本宮祭(もとみやさい)が行われます。本宮祭は稲荷大神の分霊を祀る信者が参拝し、神恩に感謝するものです。前日の宵宮祭(よいみやさい)では石灯篭や提灯に灯を点す万灯神事(まんとうしんじ)が行われます。
(本宮祭・ポイント)
●本宮祭(宵宮祭)では参集殿前の広場で本宮踊りも奉納されます。
本宮祭(宵宮祭)・伏見稲荷大社見どころ

【初詣・見どころ 伏見稲荷大社】
毎年1月1日0:00から初詣が始まります。6:00からは歳旦祭(さいたんさい)が行われ、国家安泰と一年の無事平穏を祈願します。なお初詣には例年200万人以上が訪れると言われています。
(初詣・ポイント)
●1月4日に初詣の賽銭(さいせん)を数える賽銭開きが行われています。
初詣・伏見稲荷大社見どころ

【御旅所・見どころ 伏見稲荷大社】
御旅所(おたびしょ)は京都市南区西九条池ノ内町98にあります。御旅所には稲荷祭の神幸祭から還幸祭までの期間、田中社・上の社(一の峰)・下の社(三の峰)・中の社(二の峰)・四之大神の5基の神輿が奉安されます。
(御旅所・ポイント)
●御旅所はかつて七条油小路と八条坊門猪熊にあったが、天正年間(1573年~1592年)に関白・豊臣秀吉の命により、現在の場所に移されてひとつになったと言われています。
御旅所・伏見稲荷大社見どころ

【にしむら亭・見どころ 伏見稲荷大社】番外編
にしむら亭(仁志むら亭)は四ッ辻(標高約165メートル)にある飲食店です。にしむら亭では麺類・丼類・いなりずし・わらびもち・ひやしあめなどを販売しています。なおにしむら亭は幕末(江戸時代後期)の1864年(元治元年)に創業しました。
(伏見稲荷大社 にしむら亭・ポイント)
●にしむら亭は俳優・西村和彦(にしむらかずひこ)さんの実家として広く知られています。

【伏見稲荷大社見どころ 備考】
伏見稲荷大社基本情報伏見稲荷大社七不思議伏見稲荷大社行事

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