大文字送り火能・蝋燭能2024年8月16日

大文字送り火能・蝋燭能

大文字送り火能・蝋燭能（日程・時間・・・）を紹介しています。大文字送り火能・蝋燭能は五山送り火が行われる例年8月16日に行われています。大文字送り火能・蝋燭能では「葵上」・「鉄輪」・「殺生石　女体」など初めて能を見る方にもわかりやすい人気曲が選曲されています。なお終演約1時間後には京都御苑から五山送り火のひとつである大文字を眺めることができます。（詳細下記参照）

【大文字送り火能・蝋燭能　日程時間（要確認）】
大文字送り火能・蝋燭能2024は2024年（令和6年）8月16日（金曜日）17:00から行われます。（開場16:00・終演予定18:10頃）2024年は能「葵上　無明之祈」（金剛永謹）が演じられます。
*参考・・・金剛流ホームページ

【大文字送り火能・蝋燭能　アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市上京区烏丸通中立売上ル龍前町590
最寄り駅・バス停・・・今出川駅（徒歩約4分）

アクセス路線は次の通りです。（最終更新2014年末・変更の場合あり）
*京都駅から金剛能楽堂は地下鉄烏丸線
地下鉄・アクセスダイヤ

【大文字送り火能・蝋燭能　歴史・簡単概要】
大文字送り火能（だいもんじおくりびのう）・蝋燭能（ろうそくのう）は京都の夏の風物詩である五山送り火が行われる例年8月16日に行われています。ちなみに2024年は第21回になります。大文字送り火能・蝋燭能では能舞台に取り入れた色照明と蝋燭の灯りにより、ひと味違った幽玄の美を楽しむことができます。なお終演約1時間後には京都御苑（蛤御門・清和院御門付近など）から五山送り火のひとつである大文字を眺めることができます。大文字は天候に問題がなければ、20:00に点火され、30分ほど眺めることができます。（大文字の鑑賞は自由です。）
大文字送り火能・蝋燭能では「葵上」・「鉄輪」・「殺生石　女体」など初めて能を見る方にもわかりやすい人気曲が選曲されています。
能は狂言とともに平安時代に起こった猿楽を起源とし、能はストーリー性のある歌舞劇、狂言は猿楽の滑稽な物真似を洗練させた庶民的な喜劇・笑劇です。能は室町時代に室町幕府3代将軍・足利義満の庇護し、観阿弥と世阿弥親子が大成させました。
蝋燭能はロウソクを照明に用いて演じられる能です。夜間に行われる能は室町時代からロウソクの明かりで演じられてきたが、篝火（かがりび）で行われる薪能（たきぎのう）が人気となり、蝋燭能も再評価されるようになったそうです。蝋燭能では電気照明を完全に消してロウソクだけで行われたり、ロウソクと電気照明を併用したりできます。ロウソクの配置や本数などに決まりはなく、舞台上に低く配したり、十数本で行なったりします。
五山送り火（大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形）は例年8月16日に行われます。五山送り火ではお盆にあの世から帰ってきたお精霊さんをあの世に送り返す為、大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形の順に点火されます。大文字には平安時代初期に真言宗の宗祖である弘法大師・空海が始めたという説、室町時代中期に室町幕府8代将軍・足利義政が始めたとする説、江戸時代初期に公家・近衛信尹が始めたという説などがあります。
五山送り火（大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形）
京都御苑は南北約1,300メートル・東西約700メートルです。京都御苑は天正年間に関白・豊臣秀吉が公家を御所周辺に移住させ、江戸時代に200もの宮家・公家の邸宅が立ち並んでいました。しかし明治維新後に首都が東京に移ると荒廃し、1877年（明治10年）に岩倉具視が旧慣保存の為、御所の保存を建議しました。京都府が火災延焼を防ぐ為、御所周辺の空き家を撤去して整備しました。

【金剛能楽堂　歴史・簡単概要】
金剛能楽堂は2003年（平成15年）に京都の中でも特に能楽と関わりの深かった室町幕府の「花の御所」跡近く（京都御所の西向かい）に開館しました。「花の御所（室町第・室町殿）」は1378年（天授4年・永和4年）に室町幕府3代将軍・足利義満が造営しました。足利義満は観阿弥とともに猿楽（能楽）を幽玄な能（夢幻能）に大成させた世阿弥を寵愛・庇護しました。金剛流は奈良・法隆寺に仕えた猿楽座・坂戸座を起源とし、坂戸孫太郎氏勝が流祖です。金剛流6世・善岳正明以後、金剛と称するようになりました。金剛能楽堂は130余年の星霜を経た室町にあった旧金剛能楽堂から先人の思いが詰まった能舞台をそのまま移築しています。金剛能楽堂では21世紀の能楽堂の中に19世紀の舞台が融合し、時空を超えた空間が誕生ています。金剛能楽堂は定席412席（補助席80席）で、イヤホンガイドが行われています。金剛能楽堂は能・狂言の上演以外にも利用することができます。
*参考・・・金剛能楽堂（アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・）

【大文字送り火能・蝋燭能　備考】
*イベントの情報（日程・場所・内容など）は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
金剛能楽堂（アクセス・見どころ・歴史概要・・・）情報