愛宕念仏寺天狗の宴2024年11月10日(日程時間・・・)
愛宕念仏寺天狗の宴
愛宕念仏寺息災護摩供(日程・時間・・・)を紹介しています。天狗の宴は例年11月の第2日曜日に行われています。天狗の宴では天狗(天狗姿の山伏の行者)から厄払いのお加持を受けられたり、千観厄除札が授与されたりします。(要確認)なお天狗の宴は秋の紅葉祭りです。愛宕念仏寺では例年11月中旬頃~下旬頃に紅葉の見ごろを迎えます。(詳細下記参照)
【愛宕念仏寺天狗の宴2024 日程時間(要確認)】
愛宕念仏寺天狗の宴2024は2024年(令和6年)11月10日(日曜日)13:30から行われます。(現在確認中・要注意)
*参考・・・愛宕念仏寺ホームページ
【愛宕念仏寺天狗の宴 アクセス・マップ】
場所・・・京都府京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
最寄り駅・バス停・・・愛宕寺前(徒歩すぐ)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*京都駅からは72系統(C6乗り場)
京都バス・アクセスダイヤ
【愛宕念仏寺天狗の宴 歴史・簡単概要】
愛宕念仏寺天狗の宴(てんぐのさかもり)は例年11月の第2日曜日に行われています。ちなみに天狗の宴はかつて正月の2日に行われていたそうです。愛宕念仏寺はかつて八坂神社(祇園社)に奉仕した犬神人(いぬじにん)が多く住む東山松原通の地にあり、住職も犬神人から選ばれ、正月の2日には犬神人が夜通し酒盛や読経を行ったり、太鼓・法螺貝を鳴らし、牛王杖(ごおうづえ)で建物を叩きながら悪疫退散を祈願する牛王札(牛王宝印(ごおうほういん))を貼っていたそうです。なお天狗の宴は秋の紅葉祭りです。愛宕念仏寺には山内にカエデ・モミジなどが分布し、例年11月中旬頃~下旬頃に紅葉の見ごろを迎えます。紅葉と苔むした羅漢のコントラストが美しいと言われています。
天狗の宴では天狗(天狗姿の山伏の行者)から厄払いのお加持を受けられたり、千観厄除札(せんかんやくよけふだ)が授与されたりします。天狗は地蔵堂から「南無千観(なむせんかん)・・・」と唱えながら本堂の回廊に上がり、四方(東西南北)と鬼門に矢を射て魔を祓い、杓(しゃく)を打ち鳴らし、「南無千観・・・」と唱えながら回廊を回って本堂に入ります。住職が千手観音の真言「オン バサラ ダルマ キリ ソワカ」を唱えられると天狗にお加持のヒノキの枝が渡されます。
天狗は深山に生息し、妖怪とも、神ともされる想像上の生き物です。天狗は山伏姿で、赤ら顔で鼻が高く、翼で天空を飛ぶとされています。天狗は人を魔道に導いたり、仏法の妨げたりするとされています。
加持は本来仏様や菩薩(ぼさつ)が大悲・不可思議な力により、人々を守る鎮加護持(ちんかごじ)・神変加持(じんべんかじ)をいうそうです。
犬神人は中世から近世に掛けて大社(大きな神社)に奉仕した下級の神職です。犬神人は大社近くに住み、境内などの死穢(しえ)の清掃などを行いました。死穢は死の穢れ(けがれ)で、死は伝染すると信じられていたそうです。
牛玉宝印は寺院・神社から発行する牛頭天王(ごずてんのう)の護符(ごふ)です。牛玉宝印は初春に行われる修正会(しゆしようえ)・修二会(しゆにえ)などで配布されます。牛玉宝印には降魔・除災の守りなどにご利益があるとも言われています。
【愛宕念仏寺 歴史・簡単概要】
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)・千二百羅漢の寺は奈良時代後期の766年(天平神護2年)に第45代・聖武天皇の娘である第48代・称徳天皇(第46代・孝謙天皇)が東山松原通の地に創建したのが起源とも言われています。この地は山城国(やましろのくに)愛宕郡(おたぎごうり)と言われ、寺も愛宕の地に最初に建立さたことから愛宕寺(おたぎでら)と名付けられました。平安時代初期に真言宗(しんごんしゅう)東寺(とうじ)派の末寺になったとも言われるが、第60代・醍醐天皇の時代(897年(寛平9年)~930年(延長8年))頃に鴨川の洪水で流出して廃寺になり、その後天台宗の僧である伝燈大法師(でんとうだいほうし)・千観内供(せんかんないぐ)が第60代・醍醐天皇の命によって再興し、真言宗から天台宗に改め、山号も愛宕念仏寺に改められました。千観内供は一刀三十三礼をして自ら本尊を刻んだとも言われ、厄除千手観音(やくよけせんじゅかんのん)として篤く信仰されました。大正時代に区画整理によって現在の場所に移り、戦時中に無住寺になったり、1950年(昭和25年)の台風によって被災したりして一時廃寺になったが、1955年(昭和30年)に仏師で、僧の西村公朝(にしむらこうちょう)が再興しました。
愛宕念仏寺は天台宗の寺院です。
*参考・・・愛宕念仏寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【愛宕念仏寺天狗の宴 備考】
*イベントの情報(日程・場所・内容など)は必ず主催者に確認して下さい。当サイトの情報はあくまで参考情報です。イベントの内容などが変更になっている場合もあります。
愛宕念仏寺(アクセス・見どころ・歴史概要・・・)情報