東福寺七不思議・見どころ(猫入り涅槃図・・・)

東福寺

東福寺七不思議

東福寺七不思議(塔頭含む)には次のようなものがあります。なお東福寺は平安時代に公卿・藤原忠平が創建した藤原氏の氏寺・法性寺があった場所です。東福寺は1236年(嘉禎2年)に摂政・九条道家が高さ5丈(約15メートル)の釈迦像を安置する寺院を創建することを発願し、仏殿を建立したのが起源です。

【東福寺七不思議 基本情報】
東福寺(とうふくじ)は平安時代に公卿・藤原忠平(ふじわらのただひら)が創建した藤原氏の氏寺・法性寺(ほっしょうじ)があった場所です。その後1236年(嘉禎2年)に摂政・九条道家(くじょうみちいえ)が高さ5丈(約15メートル)の釈迦像を安置する寺院を創建することを発願し、仏殿を建立したのが起源です。ただ1319年(元応元年)釈迦像は火災で焼失し、14世紀半ばに再興されたが、1881年(明治14年)の火災で再び焼失しました。なお東福寺の名称は華厳宗の大本山・奈良東大寺と法相宗の大本山・奈良興福寺(こうふくじ)から1字ずつ取り、「東福寺」となりました。

【東福寺七不思議 猫入り涅槃図】
猫入り涅槃図(ねはんず)は臨済宗の画僧・吉山明兆(きつさんみんちょう)が通常魔物とされて描かれない猫を描いた涅槃図のことを言います。涅槃図はお釈迦様が娑羅双樹の下で横たわり、弟子などが嘆き悲しむ様子を描いたものです。涅槃図はお釈迦様の遺徳追慕と報恩の為に行われる涅槃会(ねはんえ)で掲げられます。なお東福寺では毎年3月14日から16日まで涅槃会を行われています。
(東福寺七不思議 猫入り涅槃図ポイント)
●涅槃図は縦12メートル・横6メートルで、京都三大涅槃図のひとつに数えられています。

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【東福寺七不思議 東司】
東司(とうす)はトイレです。東司は一度に100人の修行僧が使うことができ、百雪隠(ひゃくせっちん)・百人便所とも言われました。東司は私語を謹む三黙堂のひとつで、禅宗では用を足すのも行とされ、手順も事細かく定められていたそうです。東司は室町時代前期に建立され、日本最古の東司と言われています。
(東福寺七不思議 東司ポイント)
●東司は桁行7間・梁間4間で、長さ約35メートル・幅約14メートルです。

【東福寺七不思議 魔王石】
魔王石(まおうせき)は東福寺の鎮守社である五社成就宮(五社明神社)の境内に造営されている小祠に祀られています。魔王石には仏像が浮き彫りされているとも言われています。また魔王石には鞍馬山の魔王が降臨したとも言われています。
(東福寺七不思議 魔王石ポイント)
●五社成就宮は石清水八幡宮・賀茂社・稲荷社・春日社・日吉社の五社を祀り、家内安全・無病息災・商売繁盛などのご利益があると言われています。

【東福寺七不思議 日蓮柱】
日蓮柱(にちれんばしら)は本堂(仏殿兼法堂)の南東(巽)にある柱のことを言います。日蓮宗の宗祖・日蓮聖人が迫害を受けた際、聖一国師(しょういちこくし)・円爾(えんに)が庇護し、そのお礼として法堂の柱を寄進しました。ただ法堂は1881年(明治14年)に焼失し、1934年(昭和9年)の本堂再建時に日蓮宗の信者が柱を寄進しました。
(東福寺七不思議 日蓮柱ポイント)
●本堂の前には石碑・日蓮柱之碑が建立されています。

【東福寺七不思議 竜頭のない鐘】
竜頭(りゅうず)のない鐘はかつて殿鐘楼に釣られていた梵鐘です。竜頭のない鐘は現在収蔵庫に保管されているそうです。竜頭のない鐘には東福寺の隣に摩訶阿弥陀仏が創建した天竜寺があり、摩訶阿弥陀仏が鐘を無断で持ち帰ろうとした際、東福寺の韋駄天尊が駆け付けて引っ張り合いになり、鐘は摩訶阿弥陀仏の竜頭と韋駄天尊の鐘身とに分かれたという伝承が残されています。
(東福寺七不思議 竜頭のない鐘ポイント)
●鐘楼(重要文化財)に釣られている梵鐘は奈良時代に鋳造され、重要文化財になっています。

【東福寺七不思議 伝衣塚】
伝衣塚(でんころもづか)は愛染堂近くに建立された無銘の五輪石塔です。伝衣塚は聖一国師(しょういちこくし)・円爾(えんに)の先師で、南宋時代の臨済僧・無準師範禅師(ぶじゅんしはんぜんじ)の衣を埋めたとも言われています。なお東福寺では毎年4月18日に仏鑑禅師とも言われる無準師範禅師の毎歳忌・仏鑑忌を行っています。
(東福寺七不思議 伝衣塚ポイント)
●伝衣塚は高さ約2メートルです。

【東福寺七不思議 十万不動尊】
十万不動尊(じゅうまんふどうそん)は東福寺の塔頭・同聚院(どうじゅいん)に安置されている本尊・不動明王坐像(重要文化財)のことです。十万不動尊は火災除けなど除災のご利益があるとされ、災除けの像とも言われています。なお毎年2月2日の御符授与では屋守護(やさご)の符が配布されます。
(東福寺七不思議 十万不動尊ポイント)
●同聚院は関白・藤原忠平が建立した法性寺・五大堂があった場所です。同聚院は1444年(文安元年)に文渓元作(ぶんけいげんさく)が師である東福寺第129世・琴江令薫(きんこうれいこん)の菩提を弔う為に創建しました。
同聚院・東福寺七不思議

【東福寺七不思議 細川遺愛石】
細川遺愛石(ほそかわいあいせき)は東福寺の塔頭・霊雲院の庭園・九山八海(くせんはっかい)の庭に置かれています。細川遺愛石は肥後熊本藩初代藩主・細川忠利(ほそかわただとし)が第7世住持・湘雪(しょうせつ)に須弥台・石船とともに寄進しました。
(東福寺七不思議 細川遺愛石ポイント)
●九山八海の庭は江戸時代中期に作庭されたが、その後荒廃し、1970年(昭和45年)に造園家・重森三玲(しげもりみれい)が復元しました。
霊雲院・東福寺七不思議

【東福寺七不思議 備考】
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