禅定寺(拝観料・見どころ・アクセス・歴史概要・・・)
禅定寺
禅定寺(アクセス・見どころ・歴史概要・料金・・・)情報を紹介しています。禅定寺の背後の山はコナラ・アラカシなどの常緑樹や落葉広葉樹が分布し、京都南部の自然景観がよく保存されていることから京都府歴史的自然環境保全地域に指定されています。また禅定寺の常緑・落葉広葉樹混交林として、京都の自然200選にも選ばれています。
【禅定寺 アクセス・マップ】
場所・・・京都府綴喜郡宇治田原町大字禅定寺小字庄地100
最寄り駅・バス停・・・維中前(徒歩約30分)
アクセス路線は次の通りです。(最終更新2014年末・変更の場合あり)
*JR宇治駅・京阪宇治駅・近鉄新田辺駅から京阪宇治バス
【禅定寺 拝観時間・時間(要確認)】
9:00~16:00
【禅定寺 拝観料金・料金(要確認)】
500円
【禅定寺 歴史・簡単概要】
禅定寺(ぜんじょうじ)は「禅定寺造営年次目録」によると平安時代中期の991年(正暦2年)に東大寺(とうだいじ)第53代別当・平崇上人(へいそしょうにん)が私領の山野を卜定(ぼくじょう)し、堂を建立して十一面観音像を安置し、天台宗の寺院として創建したとも言われています。平崇上人は987年(永延元年)から太政大臣・藤原兼家(ふじわらのかねいえ)の帰依を受けて造営を開始し、990年(正暦元年)に藤原兼家が没したが、991年(正暦2年)に本堂の建立を開始し、995年(長徳元年)に完成したと言われています。また平崇上人は1001年(長保3年)に杣山一千町を含む田畠をに施入(せにゅう)しました。1071年(延久元年)に寺領が太政大臣・藤原頼通(ふじわらのよりみち)が創建した平等院(びょうどういん)に寄進され、平崇上人が創建した東大寺の正法院から平等院の末寺になったと言われています。禅定寺は平安時代に藤原頼通やその父で、太政大臣・藤原道長(ふじわらのみちなが)などの藤原氏や貴族の帰依を受け、広大な寺領を有していたそうです。その後戦国時代に衰微し、江戸時代中期の1680年(延宝8年)に加賀・大乗寺(だいじょうじ)を中興した曹洞宗の僧・月舟宗胡(げっしゅうそうこ)が入寺し、加賀藩家老・本多政長(ほんだまさなが)の援助で再興し、天台宗から曹洞宗に改めました。また江戸時代中期に第112代・霊元天皇が行幸し、勅額を賜りました。なお禅定寺は福井・永平寺(えいへいじ)と神奈川・總持寺(そうじじ)を大本山としています。
禅定寺は曹洞宗の寺院です。
*参考・・・禅定寺(アクセス・マップ・歴史・見どころ・・・)ホームページ
【禅定寺 見どころ・文化財(非公開の場合あり)】
禅定寺の見どころはいずれも京都府指定有形文化財である萱葺きの本堂・観音堂・仁王門です。本堂は江戸時代に建立され、2006年(平成18年)9月に修復されました。
重要文化財・・・木造十一面観音立像、木造日光・月光菩薩立像、木造四天王立像、木造文殊菩薩騎獅像、木造地蔵菩薩半跏像、禅定寺田畠注文(1巻)・流記帳追記(1巻)、禅定寺文書(140通)10巻7冊
【禅定寺 花暦(梅・桜・紅葉・・・)】
●紅葉見ごろは例年11月中旬頃です。境内にモミジ・イチョウなどが植えられ、紅葉と茅葺屋根の本堂・観音堂・池などの光景が美しいと言われています。
禅定寺紅葉見ごろ
*京都には多くの紅葉名所があり、その紅葉見ごろを下記リンクから確認できます。
京都紅葉見ごろ2024(清水寺・東福寺・永観堂・・・)
【禅定寺 連絡先(現在確認中)】*電話は控えて下さい。迷惑になります。
電話番号・・・0774-88-4450
【禅定寺 備考(アクセス・御朱印・駐車場・・・)】
【禅定寺 おすすめ散策ルート】
禅定寺からのおすすめ散策ルートは東側にある猿丸神社に向かうルートです。15分ほど散策すれば、猿丸神社に行くことができます。なお禅定寺は市街地から少し離れ、周辺には観光スポットがあまり多くない為、次の観光スポットに向かい、その周辺を散策した方がいいかもしれません。