智積院歴史の簡単マトメ-修学旅行・観光の解説

智積院(Chishaku-in Temple)

智積院歴史の簡単マトメ-年表と重要人物

智積院歴史を簡単にまとめてポイント解説します。智積院は南北朝時代に真憲坊長盛が興教大師・覚鑁が高野山に建立した根来寺の塔頭・学頭寺院を根来山内に建立したのが起源と言われています。なお時代別に年表にまとめ、重要人物も紹介しています。

智積院見どころ

【前史(大伝法院・根来山)】

★根来寺(ねごろじ)は平安時代後期の1132年(長承元年)に真言宗(しんごんしゅう)中興の祖で、新義真言宗(しんぎしんごんしゅう)始祖である興教大師(こうぎょうだいし)・覚鑁(かくばん)が高野山に大伝法院(だいでんぽういん)を建立したのが起源と言われています。興教大師・覚鑁は鳥羽上皇(第74代・鳥羽天皇(とばてんのう))から帰依され、1134年(長承3年)に高野山・金剛峯寺(こんごうぶじ)座主に就任したが、弘法大師・空海の教義を復興しようと努めた覚鑁一門と反対派が対立し、1140年(保延6年)に反対派によって興教大師・覚鑁の住房などが焼き討ちされ、高野山を下りて根来山(ねごろさん)に拠点を移しました。その後1143年(康治2年)12月12日に興教大師・覚鑁が亡くなりました。
★鎌倉時代後期の1288年(正応元年)に大伝法院(根来寺)の学頭・頼瑜(らいゆ)が大伝法院の寺籍を根来山に移しました。なお根来山は学問の面で栄え、最盛時に2,900もの坊舎があり、約6,000人の学僧が学んでいました。

【智積院創建(起源・由来)】

★智積院は南北朝時代に根来寺(大伝法院)の学頭・真憲坊長盛が根来寺の塔頭(たっちゅう)・学頭寺院を根来山内に建立したのが起源と言われています。

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【安土桃山時代(1573年頃~1603年頃)の出来事】

★1585年(天正13年)に根来寺が関白・豊臣秀吉(とよとみひでよし)と対立し、根来攻めによって堂塔のほとんどが焼失しました。根来寺には2,700もの堂舎があったと言われています。なお住職・玄宥僧正(げんゆうそうじょう)は根来攻め前に高野山に逃れていました。

【江戸時代(1603年頃~1868年頃)の出来事】

★智積院は1601年(慶長6年)に玄宥僧正が江戸幕府初代将軍・徳川家康(とくがわいえやす)から豊臣秀吉が豊国大明神として祀られていた豊国神社境内の坊舎・土地を寄進されて京都東山に再興されました。
★1615年(慶長20年)に大坂夏の陣で豊臣家が滅亡すると智積院に隣接し、豊臣秀吉が3歳で亡くなった子・棄丸(すてまる・鶴松)の菩提を弔う為に1591年(天正19年)に創建した祥雲禅寺(しょううんぜんじ)も拝領し、智積院の境内・伽藍が拡充されました。ちなみに国宝に指定されている長谷川等伯(はせがわとうはく)一派が描いた障壁画は祥雲禅寺の客殿に飾られていたものです。なお智積院の正式の名称は五百仏山(いおぶさん)根来寺智積院とされました。
★江戸時代前期に智積院第7世化主(けしゅ)・運敞僧正(うんしょう)が宗学を究め、智山教学を確立しました。
★1682年(天和2年)に祥雲禅寺の客殿が焼失しました。
★1705年(宝永2年)に智積院第10世・専戒僧正が発願し、江戸幕府5代将軍・徳川綱吉(とくがわつなよし)の生母・桂昌院(けいしょういん)から寄進された金千両などを基に金堂が建立されました。

【明治時代以降(1868年頃~)の出来事】

★1869年(明治2年)に土佐藩の陣所になっていた教学研鑚の根本道場・勧学院が焼失しました。
★1882年(明治15年)に金堂が焼失しました。
★1947年(昭和22年)に講堂が火災に見舞われ、国宝に指定されていた宸殿の障壁画の内の16面が焼失しました。★1995年(平成7年)に講堂が再建されました。

【玄宥僧正:智積院開山】

玄宥僧正は1529年(享禄2年)に吹上城主膝付又太郎の子として下野国に生まれました。18歳の頃から根来寺で学び、その後南都(奈良)・園城寺(三井寺)・比叡山(延暦寺)で諸宗を学びました。1577年(天正5年)から根来寺の塔頭・智積院に住し、その後小池坊専誉とともに根来寺の能化職に就きました。1585年(天正13年)に関白・豊臣秀吉による根来攻め(紀州征伐)の際に高野山に逃れ、その後神護寺などを転々としました。1598年(慶長3年)に豊臣秀吉が亡くなり、1601年(慶長6年)に江戸幕府初代将軍・徳川家康から豊臣秀吉が豊国大明神として祀られていた豊国神社境内の坊舎・土地を寄進されされると智積院の再興に着手しました。なお玄宥僧正は1605年(慶長10年)に亡くなりました。

【智積院 備考】
*参考・・・智積院(歴史・見どころ・・・)ホームページ

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